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健康情報は石ころみたいなもの

もはや、Z世代の人たちは健康情報を探すという行為自体しない気がしているジェネレーションXど真ん中の私です。
我が家の三姉妹がZとα(Z世代に続く世代ですね)なのですが、今のところ健康とはどういうことなのかを真剣に考える素振りは極希薄です。
というかね、7歳、11歳、13歳なんだから当たり前なんです。
彼女たち周辺に漂っている世界観、これは当然私には異世界感が強く、特に健康という概念において私たちの感覚が混ざり合って調和していくというのはとても難しいのではないかとすら思うようになりました。

しかし、健康というかこの私たちを動かしているボディの健全さは生きていく上で無視はできません。
40歳を過ぎて年齢を重ねていく人にしかわからないこの現実の重み。
そう、ボディは当然劣化していくのです。
取り替えっこはできませんから、誕生の瞬間から人生を共にしていくこのボディを大切に扱っていくというのはそれこそ「生きていく」ということに直結しますよね。

では健康を維持するために必要なことってなんだと考えますか?
よく言われるのは「食べるもので人はつくられている」ですね。
この言葉も多角度から検証しないと危険です。
食べるものが何で育っているか。
食べるものを作っている人は誰か。
作っている人の心の状態はどうか。
一緒に食べる人は誰か。
食べるときによく噛んでいるか。
食べる時間はどうか。

あとは運動や環境、家庭の影響も少なくないですね。
と考えていくと、体を健康に保つということは暮らしの充実があってこそではないかと思えてきます。
いやいや、暮らしの充実ってなんなんや?
今このもつれから抜けられない状況にいます。

気になる健康情報を調べて自分なりに実践しながらアウトプットしてきた私のブログが、今ではググってもほぼ全く検索結果に出てこない瀕死レベルとなっています。
健康情報は権威系のサイトしか上がらなくなりましたね。
そこでSNSを見てみましょう。
GoogleもAppleもMicrosoftも関与していない、と思われるリアルユーザーの声が多く拡散されているので知りたいことがピンポイントで届く感覚があります。
さらに自分もアカウントを持っていれば情報発信者に直接質問できるのでスピード感もありますね。
ただ、その情報が真に正しいのか否かは全くの不明となります。
もちろん、検索エンジンにかけて得た情報もそうです。
その情報が正しいのか否かは全くの不明。
正しいのか否か。

私たちは健康な状態のままに好きなことをしたり働いたりしたいはずです。
不健康になりたい人なんていないですよね?
でもね、暮らしの充実ってものをちょっと想像してみてください。
そこが欠けていたらもしかしたら不健康になりたいわっていう思考も生まれてしまうと思いませんか?
そこでですよ、暮らしの充実の大切さを声高に唱え出すというビジネスがはびこってくる訳です。
風の時代、とか言ったりして。

Zとαに言ってみたらいんですよ。風の時代だからどうのこうのって。
響く確率低そうですよね。
これが響くのってYとかXなんですよ、多分。
真面目だし頑張ってきた人たちだから、風の時代的思想が優しく包んでくれる気がするのかな。
石ころという原石を磨いてキラキラ輝く宝石になるために、石ころみたいな情報を必死にやり取りするわけです。
(だんだん口が悪くなってきましたね)

もう石ころなんですよ。
石ころで何が悪いのでしょう。
石ころには石ころなりの、生きる素晴らしさや生きる意味があるんです。
権威系がまとめる健康情報がサファイヤで石ころが放つ健康情報が石ころ、だとしてもどっちが正解でどっちが不正解か、私たちにわかるのでしょうか?
情報を探す、得る、放つってとてつもなく難しい作業のように思えてきました。

ひるがえって暮らしを充実させるって難しい作業なのか。
これに苦痛を強いられる人もいるとは思いますが、ではどこに健康を見出すのでしょうか。
健康を手放すという選択もあるということか。
健康を無視してでもやりたいことがある、それでそっちに全振りしている人もいるかもしれない。
そっか、そうだよな、あの人もちょっとそういうところがあったのかもなぁ(独り言)
いや、これこそが健康というものについての落とし穴かもしれない。

健康を無視して。
このときの健康は何を指すのか。
食べ物のこと?
運動のこと?
ストレスのこと?
健康ってなんだ?

健康がなんなのかちょっとわからなくなってきたジェネレーションXの私ですが、一つの確信が芽生えた気がします。
それは、私が整える暮らしの充実そのものが三姉妹(と旦那)にとっての暮らしの充実になる、だとしたら石ころでもなんでも今持てているものをころころと転がして今を生きて暮らしを紡いでいくんだということ。

石ころ人生ばんざい。




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