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「みんな」という子供はいない〜個別化、デジタル化が教育を救う

こんばんは!

「みんなちがってみんないい」寺子屋ひまわりのnoteをご覧いただきありがとうございます。

みんなが自分の好きなことをする。

そのときの空気感は、一度味わったら忘れられないくらい、温かいものです。

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さて、学校の教室で、よく使われる言葉、No. 1。

それはたぶん「みんな」でしょう(笑)

「みんな!よくきいて」

「みんな、わかったか!」

みたいな感じで、今日も先生の「みんな!」が響きます。


ところが、これを聞いた生徒さん、一体どう思うでしょう?

(みんな?まさか、俺のことじゃないよな)

(私のことじゃないよね?」

と、お互いの顔を見合わせる。

こういう光景、よく見かけました、教員時代。

他でもない僕自身、「みんな」を連発していたのですから(汗)


そう、「みんな」と言っても誰の心にも届かないんですね。

理由はカンタン。「みんな」という子はいないから

奇跡的に、ひとクラスに1人ぐらいに当てはまるかもしれませんが、ほとんど子には当てはまらない。

「帯に短し襷(たすき)に長し」になってしまうのです。


この「みんな」という言葉は、効率よく、授業を進めるためのキーワードでもあります。

「ホントはひとりひとり違うんだけど・・・〇〇さん、△△くんなどとやってたら、日が暮れちゃうよな。だからしょうがない、"みんな"で行こう」

こういう効率化が「みんな」なんです。


人間の脳は、直近の利益を優先して働きます。

ひとりひとりの名前で呼ぶのは、長期的に見ると大きな成果が上がりますが、目の前が忙しいと、後回しになるのです。


「そんなのめんどくさい。早く家に帰りたいし」になるんですね。


でも、今の教員の仕事を見ると、これは仕方のないこと。

何しろ、ひとりの先生が40人を担任するのです(僕は最大、56人を担任したことがありました 汗)

先生だって、早く帰りたい。だから「みんな」でいいや!


「だったら、教育の仕組み自体を変えればいいんじゃない?生徒一人一人をよく見られるように」

ごもっとも!

・・・ただし、戦後76年続いた、いや、明治時代から続いている今の教育システムを一朝一夕に変えるのは、至難の技。

学級(小学校)の人数が35人まで引き下げられるとか、改善の動きもありますが、ゆっくりゆっくりです。


そこで、学校以外の機関でそれをやって、

「やっぱりそれがいいんだ!」

と認識してもらおう!

と私たちは立ち上がりました(カッコイイ〜!笑)

「ひまわり音楽教室」 「寺子屋ひまわり」です。

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一人の先生が多くの子供を見るから「みんな」になってしまう。

だったら・・・

多くの先生で一人の子供を見ればいいんだ!

という「逆転の発想」から生まれました。

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通常のピアノレッスンでも、一人の生徒さんが複数の先生につく、という試みを始めています。


ただしこれは、リアル(対面)では不可能。

オンラインのチカラをフル活用して、初めて成り立つものです。


私たちのミッションは、教育の「個別化」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」を推進していくこと。

難しいことではありますが、十分可能!!

と確信しています(^^)


オンライン音楽教室を運営する会社を経営しています。他に、ピアノの先生の学校学長、作曲家・ピアニスト、オーケストラ指揮者。最近、スポーツジムにハマってます!http://himawari.ishikawa.jp