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義兄を何て呼べばいいのか分からない時は

あ「皆さん、お疲れ様です。お悩み回収系ラジオ︎相談は回る、パーソナリティの綾部(あべ)です」

レ「お疲れ様です。秋山(レン)です」

あ「この番組では、回収してきた様々なお悩みについて2人で解決策を考えていきます」

レ「現在進行形の悩みから解決済みの悩みまでなんでも回収しますので、何かありましたら是非お寄せください」

あ「では、今週読んだ本の紹介からさせていただきます。感想らしい感想がない作品の紹介で申し訳ないですが…このモヤモヤした気持ちを聞いてほしい!」

レ「どうぞ、思いの丈をぶちまけてくださいまし」

あ「ありがとう。こちらです。黄島点心の『くままごと』」

あ「これも眼科に置いてあった漫画なんだけど…いやぁ、なんかショックだった」

レ「ショック?」

あ「ギャク漫画…だと思うんだけど、理解できないというか、受け入れられないというか…」

レ「どんな話なの?」

あ「それを説明するのも難しくて…。まず、お母さん熊が子どもたちに一万年間冬眠させようとするんだけど…」

レ「一万年…?」

あ「子どもたちはそんなに寝てられないって好き放題やってて、お母さんがいちいち捕まえて寝かせようとしてる間に雪崩が起きて、みんなで逃げることになる」

レ「う、うん…」

あ「で、子どもたちに「もし冬眠してたから逃げられなかったよ」って言われて、お母さんが「お前たちの言う通りだった…」って言い返せなくなって…」

レ「…うん」

あ「でも、結局全員凍死したの」

レ「えっ!?何があったの!?」

あ「何もない。次の場面で突然全員凍死した。で、次の話。朝、お母さん熊が子どもたちを叩き起こすんだけど子どもたちはアホみたいな抵抗をして、それでも無理やり学校に送り出すんだけど…」

レ「…うん」

あ「送り出した子どもたちの行列が、すぐ目の前の木をぐるっと回ってこっちに戻ってくるの」

レ「う、うん…?」

あ「で、お母さんは「いってらっしゃーい」って言った瞬間に先生に変装して待ち構えてて、「皆さんおはよう〜」って。そこが学校っていう」

レ「え、今出て行った家が学校なの?」

あ「そう。しかもお母さんが先生だってことは子どもたちにバレてないらしい」

レ「…なんで」

あ「いや、ほんとに、何で!って話なんだよ」

レ「だって、今出て行った場所に戻ってきてるんでしょ?お母さんはうまく変装したとしても、家は…?」

あ「そこを突っ込むと話が進まないからとりあえず聞いて。でね、ある日その学校に人間の催眠術師が来て子どもたちに催眠術をかけるの。そしたらポンコツだった子どもたちが突然狂ったように勉強しだして心を無くしていって、お母さん…いや、先生が、こんなふうになるなら勉強なんかできなくていいって嘆くんだけど…」

レ「……」

あ「結局全員東大に合格して東大に行くことになったの。で、お母さんは子どもたちを見送るんだけど、また子どもたちは目の前の木をぐるっと回って戻ってきて、東大もここなの」

レ「……」

あ「レンちゃん、聞いてる!?」

レ「聞いてる聞いてる!ごめん、理解が追いつかなくて…何て言えばいいか分からなかった」

あ「私も最初から理解できてないし分からないんだよ。頭を掻きむしりたくなってるんだよ」

レ「よく読んだね」

あ「最初は分からなくても話が進めば繋がってきて分かるようになる話ってあるでしょ?そういうものなのかと」

レ「最終的には分かったの…?」

あ「いや。読んだのはここまで。もう頭がおかしくなりそうでやめた。でも、その時は目が不調だったからそのせいで読み違えてる可能性はあるということは一応言っておきます」

レ「どう読み間違えたらそんな話に…?」

あ「体調が良くない時に見る夢ってそんな感じじゃない?あぁ、でも話したらスッキリした」

レ「それは良かった。…じゃあ、スッキリしたところでお悩みにいきましょうか。もう3分の2が過ぎました」

あ「うわ、ほんとだ!タイマー忘れてた!すみません、お悩みを読みます!」

【お悩み】姉が結婚して義兄ができましたが、なんて呼んだらいいのか分かりません。姉と両親は下の名前で◯◯くんと呼んでいますが、私にとっては年上の人ですし、親しいわけでもないので下の名前で呼ぶのも馴れ馴れしいような気がして、だからと言って苗字で呼ぶのは距離を取ってるように思われそうだし、どうしたらいいでしょうか?

あ「下の名前にさん付けでいいんじゃない?別に馴れ馴れしくはないよね?」

レ「うん。私も◯◯さんって呼ぶと思う」

あ「他に呼び方ある?義兄をお兄さんって呼ぶのはサザエさんのとこくらいしか聞いたことない」

レ「私の友達…あ、ノエルちゃんなんだけど、ノエルちゃんはお姉さんの旦那さんを兄様って呼んでたよ」

あ「へぇ〜!でもノエルちゃんなら違和感ないな」

レ「年がだいぶ上だし、ノエルちゃんがまだ小さかった頃に結婚してるしね」

あ「そういえば、ノエルちゃんのお姉さんってレンちゃんの先生だったね」

レ「ちなみにお姉さんとお兄さんのことは、姉上、兄上って呼んでた」

あ「いいな〜!私も姉上って呼ばれてみたい」

レ「その義理のお兄さんもそう思ったらしくて、でも兄上はいるから別の呼び方でってことで兄様になったらしい」

あ「私も年の離れた弟か妹がいる人と結婚して、姉上とか姉君なんて呼ばれたい。…そういえば、レンちゃんは弟になんて呼ばれるの?」

レ「姉ちゃんだね」

あ「姉ちゃんか…それもいい。兄弟がいないと呼ぶことも呼ばれることもないから、そういうの憧れるんだよね。あ、お姉さんかお兄さんがいる人と結婚して私が姉上兄上って呼ぶのもいいな。呼ばせてくれればだけど」

レ「なんて呼べばいいか本人に聞いてみたほうがいいかもね。もしかしたら呼んでほしい呼び方があるかも」

あ「そうだね。それをきっかけに仲良くなれるかもしれないし…あ、もう終わりの時間!?すみません、本の話に時間を使いすぎてしまいました。えーっと、義理のお兄さんの呼び方については、本人に聞いてみてください。それではまた来週ー!」

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