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【大企業の評価制度】2023年から大きく変更

大企業に高卒で勤めているすずきです。

年功序列、終身雇用の波にギリギリうまく乗っかれています。
37歳まで昇進・昇格は取りこぼさずに会社員生活が送れています。

ぼくの会社員のスタンスとしては…

  • 同じ拘束時間なら時給は高く

  • 会社員の責任なんてたかが知れてる

  • できれば楽しく

  • スキルを磨ける仕事をしたい

いろいろ考えてはいますが、意識してるのはこれくらい。
ぱっと思いついただけですが…。

今は…楽しくもない、スキルも付かない、給料だけはいい状態…。
部署異動できるようにがんばっています。

製造業の大企業で起きていること

ぼくの勤務先は一部上場の自動車関連企業です。
超大企業、超製造業です。

日本が得意としてきた製造ラインを徹底的に効率化して、バンバン物を作って売りまくるスタイル。

右肩上がりの成長でしたが、自動車産業の雲行きのあやしさから今後は戦略変更が必至です。

その中でも、個人的には足をひっぱていると感じる労務費(人事制度)。

「年功序列」
「終身雇用」

日本がグローバルでは遅れをとっている原因だと思います。

この制度だと、突き抜けて優秀な人は会社に留まらないし、入社もしない。
どんなにポンコツでも会社に居座って給料がある程度は上がっていきます。

仕事がバカみたいに溢れていた時は、ポンコツだろうとなんだろうと働く場所がありました。

今は自動化が進み、思考停止で動くだけの人材は不要、思考して働ける人材だけが必要なのです。

それなのに、大企業というだけでわりと給料が高いので、
ある程度の昇給をすると楽なポジションで停滞するひとが増えているのが実態。

会社側の気持ち

  • 従業員に考えて働いてほしい
    →この層には給料アップはあり

  • 手足を動かすだけならロボットでいい
    →できるならクビにしたい、せめて減給

年功序列、終身雇用が足枷になって大胆に給料に差をつけられない
それを可能にする評価制度になっていない。

そのために、
『よっしゃ!評価制度を大きく変えたるで!』
これが今年からになります。

(ほとんどの高卒)社員側の気持ち

  • できるだけ楽したい

  • 夜勤、残業すれば年収700〜800万でうまうまー

  • 出世しても大変なだけ

  • 中途半端に出世すると夜勤、残業がなくなる

責任と収入のバランスを考えると、管理職の一歩手前で出世を止めるのが最適解になっています。

最近の流行りでは、管理職になって等級(基本給のベース)だけ上げて、うつ病の診断書を気軽に提出する動きです。
(休業1ヶ月→管理職をやめる→一般作業者に戻るというムーブ)
こうすることで、減給できない人事制度のおかげで、管理職並のベースアップをした状態で一般作業者として夜勤・残業をこなせます。
調子がいいと年収1,000万円いきますからね…。

ぼくの感覚は少し違いますよ。
大企業の高卒管理職の責任なんてたかがしれているので、いけるとこまで出世する予定です。

新しく運用がはじまる制度はどうなるかな

大きく変わったのは、ボーナスの査定額の幅が過去より広がりました。
数値ではわかりませんでしたが、図解のグラフでは2倍以上あるんじゃないかな。

成果を出せたひと:成果配分が今までの2倍
成果を出さぬひと:成果配分が今までの半分

上記で仮定して皮算用。

昨年のぼくの冬ボーナスが1回で100万くらい。
成果配分が66%でした。

クビにしたいくらいのポンコツはMAX33万の減額。
成果をめっちゃだしたらMAX33万の増額。

夏冬の2回で考えると、年収で132万円の差が最大で発生するかも…!

うーん、もっと差をつけてもいいかな。
ぼくと同じ等級でマジで働いてないヤツけっこういるから。

まあ、ここまでは人事制度をかえるだけなので簡単。

これの評価制度がむずかしいですよね。
公表された文面には、
「各部署に今まで以上の裁量をあたえ、頑張った人が報われるようにしている」と。

これ、めっちゃ危険だとぼくは思っています。
今年の結果次第ですが、上司のあたまが悪いとゴマスリ合戦が勃発します。

今までの昇格者を見ていても、仕事ができるかどうかよりも、上司に気にいられるように頑張るかどうかが最重要でした。

ゴマスリに拍車がかからないことを祈っておきます。

いまの評価制度では、上司が相対評価で判断しています。
せめて勤怠記録、成果への寄与度、など数値化できる指標がすこしでもあるといいのに。

ということで、今年のボーナスはいろんな楽しみができました。

仲間内で楽しんで、結果をまた報告できればと思います。





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