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仕事にあれこれ求めすぎていないか?【適応障害の初任教師】

この記事を開いて下さったあなたは仕事をされていますか?
もしくは学生さんでこれから仕事をするよって方ですか?

ちなみに私は現在仕事をしておりません。
適応障害という心の病気を患い、休職中です。そして2か月もすれば退職し、しばらくは次の職に就く予定もありません。

新卒で小学校の教員として勤務をし、1年で退職をすると決め、今はただ自由なひとときを過ごしています。

まさに人生の夏休み中ですね。笑

突然ですが、仕事って何のためにするものなんでしょうか。

いやあ、本当にわからないものです。いろいろな答えがあって、正解や間違いがありませんから。

私は今とにかく時間だけはある状況です。
「仕事もせずにのんびりできるなんて羨ましいなあ」
という声も聞こえてきそうですが、決してそんなことはありません。

時間がある、つまり暇を持て余している。
そう、「仕事についてあれこれ考えすぎてしまう」んですよね。

私は小学校の先生になった。でもできなかった。できなかったのは魔が差したように人生のタイミングが合わなかったから。
私の弱点だけをついてハンマーでボコボコにされた気分。
もちろん、私の強みも何もまったく活かす余地もなかった。
そりゃあ、心も風邪ひいちゃいます。

とにかく学校の先生が私に向いていないことはわかった。

ここでたっぷりある時間の中で考えた、「こんなことは嫌だ!」「こうだと嬉しい!」という仕事に求める条件を挙げてみるね。

人と関わることは好きだけれど、常に関わり続けることを義務付けられるのは嫌だ。
せめて一対一とか少人数のかかわりなら私の強みが活かせそう。(カウンセラー業とかどう?スクールカウンセラーもいいのでは?)
立ち仕事は体力が持たないので辛い。デスクワーク中心だとありがたい。
常に「チーム」で動く組織体制が窮屈。何かしたい!と思っても、そこに無限の人との関わりが生じてくるのがしんどすぎる。
というか、1人でパソコンをカタカタできる仕事がしたい。
でも事務員のような単純ルーティーン作業は飽き性なので向いてなさそう。自分はロボットか何かか?と自我を失いそうになる。
何か「創り出す」というビジョンを持った職場がいいな。
でも給料はそこそこあって、残業もなしがいい。
ワークライフバランス大切。
まあでも教員ほどの給料はなくてもいいや。
平日に休暇を取りたい。なぜなら朝の夕方の通勤ラッシュがこの世で一番嫌いだから。
それなら休日に働きたいくらい。そうすればラッシュは避けられる。
そもそも、出勤のない仕事ならラッシュは避けられそうだ。
大好きなコメダでパソコンカタカタして仕事するとかめちゃ憧れる。
もっと言えば「ワーケーション」もいつかできたらな。
旅先で仕事とかしてみたい!
んーそれとも出社前提ならフレックス制のようにラッシュを避ける余地があるなら通勤もありかも。
そうだ、在宅でできる仕事がしたい。

・・・。

「そんな仕事あるか!!!」


怒涛のツッコミがどこからか聞こえてきます。
ですよね。すみません。わがままが過ぎました。

圧倒的に仕事に「求めすぎ」です。

まあでも半分近くは「ラッシュの中出勤したくない」でしたけど…。
どれだけ人混みや渋滞が嫌なのさ。笑
都会には絶対住めません。

その分現職の仕事はラッシュを完全に避けられていたので、本当に快適で幸せすぎました。
本当、嬉しすぎて歓喜の涙が止まらなかったです。
なにせ北海道の田舎町の学校。
まず渋滞という概念が存在しない。(田舎最高大好き!!!)
しかも家から学校まで車で5分。

最高か!?

ただ実際はそれでも仕事で潰れてしまっているので、1つの条件がクリアされていても、他がボロボロではまったく意味がないことがわかりました。


少し話題を変えますね。
今日、私は天気のいい気持ちよい青空を見ながらコーヒー片手に読書をしていました。
ハ・ワン著『あやうく一生懸命生きるところだった』を読んでいる中、今の私の「仕事求めすぎ問題」を解決するような言葉と出会えました。

「本当にやりたい仕事」とは「恋愛」に似ているということだ。
「今から真の愛を探すぞ」と探しに出ても真の愛は見つからないように、本当にやりたい仕事も探して見つかるものではない。

やりたい仕事は「探す」のではなく「訪れる」もの

強烈にやりたい仕事はないけど、やりたくない仕事はあるタイプだ。
だから、こう考えた。
まったく合わないものじゃない限り、自分ができる仕事ならなんでもやってみようと。

…おお!なるほど!
私は肩身を下ろしてもっと柔軟にならなければならなかったみたい。

そうか。
あれもこれも!じゃなくて「これだけはムリ!」を避けさえすればいいんだ。

そうだよな。人生なんて思い通りに進むわけないもんね。
トライ&エラーを繰り返して、仕事から「これがあなたの天職ですよ」と訪れてもらえばいい。

そう思うと気持ちが少し楽になった。

では、私の「これだけはムリ!」は一体何なのか。

・人との関わりが「メイン業務」になってしまう仕事
・その中でも「組織が絶対」で動く風土があること
・通勤ラッシュに埋もれること

この3つさえ避けられればOKということか!
すごく腑に落ちました。

この3つを挙げるにも「小学校の先生」という仕事に就いたからこそわかったことでした。
これは本当に大収穫ものです。
いろいろ悩んだ末に就いた仕事ではあったけれど、こうして少しずつ仕事との付き合い方が学べている環境に感謝したいくらいです。

やっぱり人生に「正解」も「不正解」もないんだなあと思った今日この頃でした。

こういう気づきが得られるからこそ読書はやっぱり最高だね。
学びは最高!
勉強するってとても楽しいことなんだよ!
学校教育の中でたくさんの先生方が子どもたちに伝えてくれたら嬉しいな。
(これはちょっとした独り言。)


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