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職場の人間関係に恵まれて良かったこと

こんにちは。私は今年から小学校の教師をしています。
社会人1年目でもある私にとって恵まれたなと思うことは「職場の人間関係が良いこと」です。

初めて職員室に入ったときの第一印象は「忙しいそうだけど、笑いがどこかで起きていて明るい雰囲気の職場だな」でした。

直感の第一印象でしたが、ばっちり的中していました。

この記事では職場の人間関係が良好で良かったな、と思ったことをお伝えしていきます!

職場の人間関係について悩んでいる方に向けて何か参考になれば嬉しいです。


職場の人間関係に恵まれて良かったこと

①些細なことも相談できる

「わからないことは何でも聞いてね」とよく言われました。しかし、新学期が始まったばかりの職員室はとにかく忙しそうでした。

新社会人あるあるだと思うのですが、「忙しそうなのに聞いたら迷惑かな…。」と考えることもありました。

そんな私の気持ちを察してなのか、同じ学年の先生から「忙しそうだから聞くのは迷惑かな?なんて思わなくていいからね。何か作業をしていても本当に遠慮なしに声かけてね」

という言葉をかけていただきました。この言葉を聞いて私はとてもいい職場だな、と感じました。その先生は若い方だけれども他の先生からも保護者からも信頼の厚い先生で、笑顔が素敵な先生です。

私は教師の本分である授業づくりのことや宿題のこと、タブレットの使い方や教室整備、学校行事のことなど、すべてがわからないことだらけでした。
もちろん、授業の作り方やねらい、書類仕事など、自分で考えてもわからないことはいろいろな先生に質問をしました。

しかし、意外にも細かなことでもわからないことは発生します。
コピー機の使い方や勤怠管理について、ホッチキスやハサミはどこで借りたら良いのか、この書類はパソコンのどこのフォルダーに入っているのか、などなど。

些細なことだけど聞かないとわからないこと、というのがこんなにもたくさんあって、1つ聞いたらまたすぐ些細なことを聞く…の繰り返しでした。

ここまでいろいろ聞くとさすがに申し訳ない気持ちも湧きましたが、ここはグッとこらえて根気よく聞いていきました。

それができたのも、「わからないことを気軽に聞ける雰囲気」があったからだと思います。
些細なことを聞いて、「そんなことくらいわかるでしょ」みたいな反応をされると、もう質問をすることが怖くなってしまいます。

「新しく来た先生たちをみんなで支えて育てていこう」という雰囲気を感じる職場で、本当に居心地がよかったです。


②雑談が多く、自然と笑顔になっている

どんなに仕事がしんどくても、学校の中で「私っていつも笑ってるよな」と思っていました。

出勤したら元気な挨拶で溢れています。そこで些細な雑談が生まれて、職員室のどこかで笑い声が聞こえてきます。
もちろん朝の時間は保護者からの欠席連絡や授業の準備や打ち合わせなど、バタバタした雰囲気です。そんな雰囲気の中でも笑い声が毎日聞こえてくるこの職場は素敵なところだな、と感じています。

朝教室に入れば、子どもたちの元気な様子に自分も元気が出てきます。
「先生聞いて!昨日こんなことがあってさ…」みたいなお話もとても楽しいです。

授業中でも、私は特別支援学級の少人数の担任もあってか、子どもたちとの距離も近く、授業の本筋から外れない程度に子どもたちとの会話も楽しんでいます。本当にかわいい子たちで、休み時間も一緒に笑いあってることが多かったです。

子どもたちが帰った後も、職員室で「お疲れさまでした」と声を掛け合いながら、今日あった子どもたちのエピソードで盛り上がる日もあります。雑談を含めたコミュニケーションを取っているからこそ、困った出来事や慎重に対応しなければならない出来事についても真剣に相談することもできます。



③困った時は助け合いという雰囲気

誰か他の先生がお休みしたときは、フリーの先生や教務の先生など、手の空いている先生が代わりに授業に入っています。

当然といえば当然なのですが、ここで私が感嘆するのは「どうしてあの先生休むの?困るからやめてよね」という雰囲気ではなく、「あの先生が今日お休みだから、みんなで協力して今日を乗り切ろう」という考えで動いていることです。

私自身も体調を崩してしまい、満足に出勤することがままならない時期もありました。そのときも「学校のことは心配しなくていいから、今はとにかく休んでね。むしろ休むことがあなたにとっての大事な仕事だよ」
と管理職の先生から声をかけてもらい続けました。

私は安心して自宅で休むことができたし、「私が休んでしまっても代わりがいる」と思えたことが何よりの安心材料になりました。

しかし、現実はこう上手くいくことも滅多にないのではないのでしょうか。
少なくとも人手不足の職場ではこのような対応はできないと感じました。

人手がいるだけで職場の雰囲気や余裕が全然違うのだと改めて実感しました。



仕事において人間関係は大きな要素

仕事の退職理由に「人間関係」を訴えるネット記事が溢れかえっています。職場のストレスの主な原因も「人間関係」と答える人は多いように感じます。

どれだけ好きな仕事でも良好な人間関係が築けなかったら、とても辛い職場になってしまいます。

しかし、良好な人間関係にもデメリットがあると思っています。それは「プライベートとの区別が曖昧になる」です。

私は仕事とプライベートはしっかりと区別したいタイプです。職場の人とどれだけ仲が良くても、休日に一緒にお出かけするのは疲れてしまいます。

しかし、これは人にもよるので、一概にデメリットとも言えないと思います。


人間関係を良好にするためには

では、なぜ私の職場は人間関係が良好なのか、考えてみました。
一番の要因は「相手を否定しない、相手を尊重する」姿勢があることです。

笑顔で相手と接する、内容に応じた伝え方をする、同じチームとして協力し合う姿勢でいる、など、人として相手が嫌な気持ちにならないような関係づくりを1人1人が心構えているか、が重要なポイントのような気がします。

人に悪意を持ったり、陰口を言ったり、「相手を否定する」ことは人間関係にヒビを入れることに直結します。

教師はこういった「礼儀を持って人と接する大切さ」を子どもたちに伝える役目も持っています。このような人として大切なことは、言葉として伝えるだけではなく、教師自身が体現してみせることが教育者として求められることだとも思っています。

しかし、教師でなくとも、社会で働く人たちすべてに同じことが言えると思います。

相手を否定せず、尊重する姿勢を持つためには、自分自身に余裕をもち、自己肯定感を備えていることが重要だと感じます。

相手を大切にするためには、まず自分自身を大切にすることが重要です。私もそのような大人を目指して頑張っていきたいな、と思いました。

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