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なぜスマホを見てしまう?「スマホ断ち」でメンタルが良くなった!【適応障害の初任教師】

はじめに


スマホって使えば使うほど頭がぼーっとしたり、気持ちが下がったり、時間無駄にした感覚で罪悪感でいっぱいになったり、しませんか?

「わかる!」という方、私と同じですね。

スマホってついダラダラ見ちゃうんですよね。特に仕事終わりの夜に疲れすぎてスマホをいじることしかできなくなっちゃったり。。

私は今年の春に大学を卒業して、小学校の先生として働いています。
しかし、その2か月後に「適応障害」と診断されて、1か月半ほど病気休暇でお休みしていました。

その後復職したのですが、11月に入ってから再び仕事に行けなくなってしまい、また2か月ほどの長期のお休みをもらう予定です。

ずっと家で休んでいると、やることが尽きたり暇になったりする日もあるんですよね。

そう、永遠に「スマホ」見ちゃうんです。
そして「ああ、しまった…」と後悔します。

でも、今日私は「スマホ断ち」に成功して、すごく気分がいいです!

明日も明後日もスマホと上手に付き合っていけたら、メンタルにもすごく良さそうだな、と嬉しい気持ちでいっぱいです。

スマホが欠かせないこの世界で上手にスマホと付き合っていく方法をお伝えします。

メンタル疾患である方もそうでない方も、気軽に読んでいってくださいね。


なぜスマホを見続けてしまうのか?

これには明確な答えがあるんです。
アンデシュ・ハンセンさんの書かれた『スマホ脳』という本に答えがありました。

それは、スマホを見ると脳の報酬系からドーパミンが出て「もっと見たい」という欲求を出し続けてしまうから。

これだけではまだピンとこないので、もう少し付け加えますね。

ドーパミンとは、本書で「実際に行動に移すための原動力となる物質」と説明しています。

実は、人間の脳は狩猟をして生きていた時代からまったく変わっていないらしいです。
しかし、この10年で時代は人類が経験したことのない変化を遂げました。

そう、「スマホ」の誕生です。

スマホによって生活は一変とし、コミュニケーションの仕方さえも変えてしまったとても大きな変化でした。

けれど、私たちの脳は「狩猟時代」のままです。
狩猟時代で一番大切だったのは、「食べ物をゲットして、ライオンなどの猛獣から逃げ、生き延びること。」

・猛獣に殺されないために、常に新しい情報がほしい。
・あそこに木の実がなっている「かもしれない」。わからないけど、行動しなくちゃ餓死してしまう。

このときに「えいや!行動しなさい!」と命令していたのが、この「ドーパミン」という脳内物質だったわけです。

これをスマホに置き換えてみましょう。

・SNSから大量の情報が。常に新しい情報がほしい。
・メールの着信が入った。大事「かもしれない」からちょっとだけ見てみよう。

こんな感じです。だからスマホが気になってつい見てしまうんですね。なんとなくお分かりいただけましたか?

私たちはスマホによって「脳をハッキング」され、スマホの「もっともっと」の欲求にどんどん引きずり込まれているのです。

スマホを開発したトップのIT企業の社員が「ああ、なんて恐ろしいものを作ってしまったんだろう」と嘆いているエピソードもあります。
あのスティーブ・ジョブズも我が子にiPadを触らせなかったみたいです。

もはや、自分の意志だけでスマホ断ちしようというのは無理な話なのです。
スマホを触らない「仕組み」を作っていくしかないです。
(ここは『「スマホ断ち」を成功させるには?』の目次で詳しくお話しますね。)

スマホがメンタルに悪い理由

こう見るとスマホって本当に厄介者ですね。うまく使いこなせたら便利なんですけどね…。

さらに、この本に「スマホのせいで心の病が増えている」とも書いてありました。

スマホやパソコンを使う時間が長いほど気分が落ち込んだり、「幸せではない」と答える若者が増えていたりするそうです。

その特徴として、

・社交生活代わりにSNSを使う。(見るだけのユーザー)
・他者との比較がやめられなくなり落ち込む。
・睡眠時間が減る。
・他者との交流が減り、孤独になる。

スマホがメンタル疾患の引き金になるかもしれないし、メンタル疾患だからこそスマホを見てしまうかもしれない、と本書に書かれています。
まるで「卵が先かニワトリが先か」ですね。

他者と比較をして「自分なんて…」と落ち込む、時間を浪費した罪悪感、スマホのブルーライトで寝つきが悪くなる、といったことがメンタルへの悪影響があるそうです。

私にもすごく心当たりがあって、大学生のときインスタに友達の楽しそうや様子がアップされていると、自分と比較して落ち込むことがありました。
だから思い切ってインスタのアカウントを削除しました。

「それで嫌われたり何だあいつって思われたらどうしよう」と心配でしたが、実際何ともなかったし、普段通り友達と仲良く過ごしていました。

これくらいのことで縁が切れる友達はそれまでの関係なのです。

一番大事なのは自分のメンタルの安定とリアルのつながりです。


「スマホ断ち」を成功させるには?

さて、一番肝心なのがここです。
どうしたらスマホ断ちできるのか、という具体的なアクションを10個紹介しますね。

①メールやアプリ、SNSの通知はオフにする。

②スマホに頼らなくていい機能をなるべく使わない(腕時計、目覚し時計を買うなど)

③寝る前一時間前からスマホは触らないようにする。
→画面からのブルーライトで目が覚めてしまうから。

④アプリタイマー機能でアプリを使える時間を制限する。
→例えば「YouTubeを2時間まで」に設定すると、YouTubeを2時間使ったら強制的にアプリが開けなくなるようになります。

⑤SNSは目的を持って使う。
→調べ物として検索する、チャットをするためなど。アプリタイマー機能と併用がオススメ。

⑥SNSは毎回ログアウトする。
→ログインパスワードを毎回入れるのが面倒になるので、もういいや…と見なくなります。
便利すぎるスマホをあえて不便にする作戦です。

⑦スマホを常に側に置いておかない。
→例えば勉強するときはスマホを別の部屋に置いておく、など。

⑧リアルで会う友達との時間を持つ。
→リアルで深くつながっていれば、SNSが無くてもずっと仲良くできる友達です。

⑨スキマ時間に本を読む。
→私は電車に乗るときは本を読むことが多いです。

⑩趣味に没頭する時間を大切にする。
→スマホ以外の楽しみを持って充実させる!


これが私が思うスマホ断ちをするためのアクションです。
自分の意思だけで触らないようにするだけではなく、触らなくするための「仕組み」を作ってしまうことが確実な方法です。

私はスマホと上手く付き合うことで、「今」に集中することができるようになりました。


スマホを見ながら、ということがなくなるだけで目の前にある小さな幸せを見逃さずに過ごすことができます。

☆「今」を充実させることが幸せへの第一歩だとこの記事にまとめました☆

また、スマホ断ちを含めた「時間術」を学ぶにはこの本がおすすめです。
時間を有効に使いたい方は必読です。
先ほどの10個のアクションもこの本から参考にしました。


みなさんがスマホと上手く付き合うことができますように。
私も継続していきます!
ここまで読んでくださってありがとうございました。

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