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知らないモノに遭遇したとき、ヒトは二つの選択肢をとる。

わたしたちは知らないモノゴトを嫌う。厳密にいえば【恐怖】にちかい。たとえば人類が【ネコ】を見れば無害とわかるが、それが【ナゾの生物X】であれば警戒するし、怖いとおもう。
しかし、話はこれに留まらない。まったく逆の結果を生む場合がある。

たとえば【脳】だ。現代科学でも、脳はまだまだ未知数。【ナゾの臓器X】なのだ。──しかし脳は【神聖なモノ】として扱われる。『脳や精神、心は「神聖不可侵」で、「聖域」である』と、我々はそう思っている。
ナゼこのように、両極端な事態を生むのだろう?

遠けりゃ嫌悪、近けりゃ崇拝

要は「無関係で、よくわかんないモノ」を嫌うのだ。「なんかよく知らねーけど、怪しい」と思えるのはそれが【どうでもいい】からだ。
「よくわかんないけど、近くにあるモノ」を、ヒトは神聖視する傾向にある。「なんか、オレらは脳で物事を考えてるらしい。スゴイ」といった感じ。【八百万の神】もそうだ。山とか海とか、トイレとか。「あらゆる所にカミサマがいる」と考える。ソレらは常に身近で、ヒトと自然は【共存せざるをえない】。だから、崇め奉るのだ。

──忘れてはいけない。とはいえ、「カミサマってちょっとコワイ」のだ。つまり【知らないモノって、基本怖い】上で、【でも共存しなきゃいけない】から、《神様ってことにする》のだ。

世界は【嫌い──怖い──崇拝】のグラデーションで出来ている。ニンゲンの浅ましさが見え隠れするが、あなたが《よく知らないモノ》に直面したとき、見方が変わったなら嬉しい。ヾ(๑╹◡╹)ノ"

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