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2024.3.8 「蕎麦のイベント」の方向性を共有したい。

3月8日(金)
今月1日から女子蕎麦が始まりました。
イベントについては、開催中の今でしか感じられないこともあります。
なので今日は、イベントに対する私の想いを、あらためて言葉にしておきたいと思います。

で、今日話すことは、ほとんどが今までに何度も話したことです。
なので、頭の整理をするつもりで聞いてください。


まずは・・・なぜイベントをやるのか?

そばの世界はあくまでも「日常」が主役だと思っています。
ただ、「日常」ばかりが続くと活力がなくなってしまいます。なので、「非日常」というドーピング剤を使って活力を維持したい。それがイベントをやる意味だと考えています。

これは「ハレ」と「ケ」の世界観と同じで、『「ハレ」は「ケ」のため』というのが大原則です。イベントのような「ハレ」は、「ケ」つまり日常のためにやっているということです。
なので蕎麦イベントは、そば店の日常である「通常営業への動線」がないと意味がないと考えます。


そこで・・・注意事項は?

一番注意すべきは「手段の目的化」です。
どういうことかと言うと、イベントはあくまでも「手段」で「目的」ではありません。
「目的」は何かというと、女子蕎麦では、日常のお蕎麦屋さんに女性がいっぱい来てくれることであり、新しい蕎麦の意味を作っていくことです。
もちろんイベント期間中は、その間頑張ってイベント自体を盛り上げる必要はあります。でも全体が見えなくなり「このイベントさえ流行ればいい」という思いにならないよう注意しなければなりません。
あくまでも「ハレはケのため」です。

私が、1日だけの集合イベントを好まないのは、通常営業への動線を作りにくいからです。
なので、女子蕎麦は各お店が主役になるように作っているつもりですし、試食会を蕎麦屋さんでやっているのもそのためです。


では・・・今後やりたいイベントは?

今一番やりたいイベントは、「蕎麦文化を絶やさないためのイベント」であり、「日常や本質にスポットを当てたイベント」です。
つまり直球ど真ん中です。
ただ、イベントは性質上「変化球」です。
なので、具体的な理想のイベントをまだ考えついていません。


ぜひ、「日常につなげる」という想いを汲み取ってもらって、楽しみながら今後のイベントを考えて欲しいと思います。


それでは本日もよろしくお願いいたします。


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