見出し画像

【再考】「日本の教育を変える」と言い張って留学を始めた地方大学生が、改めて掲げる留学での2つの達成目標


いよいよフィリピンでの3ヶ月間の留学が終わろうとしている今、改めて自分自身が留学に飛び出し、目標としてあげていた大きな二つの達成目標について、今回は再確認しながら書いていきたいと思います。

※因みに、次の留学先は自身初のアフリカ・タンザニアです。滞在期間は3ヶ月を予定しています。

はじめに

「日本の教育を変えるために留学します!」

これはトビタテ!留学JAPANの個人面接審査の際に、面接官の前で最後に言い放った言葉です。(本当によく言ったものです…笑)

今回は改めて留学通しての自身の目標について、この当時よりはようやく具体的になったので、言語化してみたいと思います。

それでも、文系留学に多いことではありますが、その達成目標は決して数値などの目に見えるものとはなっていないです。しかし、それでもこれらを得ることが、その後の教育に対するアプローチを大きく広げるものだと信じています。

教育を変えられるために掲げる二つの達成目標

その二つは以下の通りである。

1)教育者を目指す学生の”ロールモデル”になること
2)日本の学びを変えるための“モデルプラン”を提示すること

1)教育者を目指す学生の”ロールモデル”になること

教員養成系の教育学部の多くの学生にとって、「海外留学」という4文字はかけ離れた、目にも留めない“動画サイトの広告記事”のようなものである。それは多くの学生が海外で学ぶという選択肢について、大きく二つのパターンに分けられると想像される。

①知らない…海外留学というものに対するイメージが狭く、固定的

②選ばない…海外で学ぶこと<<<国内(大学)で学ぶこと

簡潔に書くとこんなところが学生の持つマインドとしてあると思われる。(別の記事でこの実態についても今度詳しく書くきます。)

しかし、自分はそんな海外留学に学びの価値があると思い、自身の留学を教育留学と売り込み、トビタテの4期生として採用していただけたことで、今こうして海外からこの文章を書けている。

教育者を目指す学生こそ多様な経験をするべきである。→海外で学ぶことは有意義な学びの選択肢の一つである。

これは、私が留学以前から持っていた持論であるとともに、多くの教育者を目指す日本の学生に今一番伝えたい思いである。

だが今の自分は、この思いを伝えられる説得力のある根拠や裏打ちされた理論を持ち合わせてはいない。

だから、自分がこの思いを伝えられるようになるために、とにかくまずは自分の教育留学を全力でトライして、その海外での経験から得た自分なりの海外で学ぶ価値を見つけ出す。そして留学での経験則から、教育者を目指す学生の学びの”ロールモデル”になろうと思っている。

帰国後に多くの人(特に学生)を巻き込んでいけるよう、まずは”自分”という一つのモデル作りをしていきたい。

※またこの教育者を目指す学生に向けた「教育留学」という学びのスタイルを発信していくため、同時進行で少しずつプロジェクトを始動させている。


2)日本の学びを変えるための”モデルプラン”を提示すること

日本の教育(学び)を変えるために、間違いなく必要となるのがこれまでの学びに代わるべきその新たな学びの”モデルプラン”を提示することであると思っている。

その際に、自分が公教育としての「学校」という学びの場に着目している。そのため、留学でもその国の学校現場に活動の場を置いている。

その自分なりの大まかなロジックとしては以下のようなものである。

その国における社会と教育それぞれの性質(歴史的、文化的背景etc)→両者の相関関係(もちろん他にも要因はあるが)から「学校」が存在する。

周知の通り、例えばどれだけ教育先進地域とされる北欧の教育メソットが優れているからといって、それをそっくりそのまま日本の教育現場に持ってくることは困難なことである。(もちろんアレンジしていくことで良い部分を取り入れていくことは有効であり、可能なことである。)

なぜなら、そもそも教育において両者の国の性質(ex.制度的側面、文化的側面)は異なるものであり、また同じく社会における営みもそれぞれで異なるものである。

だからこそ、自身があくまでも海外の教育現場から学び得らえることは、抽象的ではあるが、留学を通してそれぞれの国が持つ性質の異なる教育と社会の上に成り立つ「学校」というものがどのように存在しているのかではないかと思っている。

自分はその学びが、これからの日本における教育と社会の上に成り立つ「新たな学校(新たな学びの場)」の”モデルプラン”を模索するためのヒントになると信じている。


現時点ではまだまだ模索中ではあるが、日本でも現在多様な学びの機会の障壁となっている”教育格差”に対して、その克服のための新たな学びの機会を、今は「キャリア教育」「ICT教育」に着目して考えている。

最後に

今の自分は以上の二つの”モデル”をこの留学期間で創り上げ、帰国後の学生生活、それより先のキャリアを通して、その”モデル”を発信・実現させていきます。

それは確かに一人ではできるものではないだろう。でも、この活動の中で出会った多くの同志を巻き込むことで、教育という大きなものだって変えていけると思っています。

「学生時代に多様な学びを経験し、志を同じにした同世代の教育者の卵たちが、みんなで空(社会)に向かって飛び出していけば、必ず近い将来日本の教育をより良いものに変えていける。」

だから今は、とにかく海外で多くを経験して、自分磨きと”モデル”獲得に全力を注いでいきます。

あと、このような場で自分の経験や考えを発信していくこと日々コツコツと。

Stay hungry, stay foolish -Steve Jobs


◎長文読んでいただきありがとうございます。


#教育 #学校 #留学 #トビタテ #大学生