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慶應義塾(SFC)の「すずかんゼミ」ってどんな場所?withコロナ下での新しい授業の形への挑戦【VUCAを生き抜く】

こんにちは!季節の変わり目ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
慶應義塾大学SFC鈴木寛研究会(通称 SFCすずかんゼミ)の広報部です!

2020年は予期せぬ事態により、生活・学び・働き方など多くのあり方が激動した1年でした。SFCすずかんゼミも、春学期はは完全なるオンライン授業でした。そこで、オンライン(zoomやdiscordを利用した授業)とオフライン(対面授業)のそれぞれの良さを再確認しました!

この秋学期は、十分な対策の元で人数を限定して実際に集まるオフライン授業と、オンライン授業を混ぜ合わせた「ハイブリット授業」に取り組んでいきます!

今回は、秋学期の初回ということで現ゼミ長の田島颯さんへのインタビューです。「すずかんゼミとは!?」そして、今学期の挑戦について語ってもらいました!

📢 お知らせ 📢
今回から、新しいチャレンジとして「instagram Live」をはじめました。
そこでの内容を、このnoteでまとめています。
15分で聴けちゃうコンテンツになっているので、どんな人が喋ってるのか気になったらチェックしてみてください!
📷 instagram

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話し手🗣 慶應義塾大学 田島颯 (2020春,秋学期ゼミ長,ゼミ7期目,上記画像)  
聞き手👂  慶應義塾大学 石井 彩和子 (広報部,ゼミ2期目) 



すずかんゼミって?



ーー すすかんゼミってどんな場所ですか??

田島 正式には、慶應義塾大学SFCにある鈴木寛研究会です。通称「すずかんゼミ」として親しまれていて、ソーシャルプロデューサーを目指す人が集まっています。難しく聞こえるかもしれませんがそんなことはなくて、時代の転換期にあたる、先行きが見えない今だからこそ「自分たちの幸せってなんなんだろう?」「どういう人を幸せにできたら僕たちは幸せなんだろう?」っていう大切な問いと向き合いながら各々がプロジェクトを回しています。

約60名のゼミ生がいて、活動フィールドは教育・政治・ドローンなど本当に多様です!!一見バラバラに見えますが、多様がとっても大事だと思っています。分野が違う人と一緒にやることで、コラボレーションや共創が生まれるのがこのすずかんゼミという場所です。

ゼミの学びのあり方として「誰かに作られた学びを得る」ということはありません。それぞれが、何かのプロジェクトを行っていく中で、学びを得ていきます。壁にぶつかってどうやって乗り越えていくのか?っていう所から学んでいくんですね。


ーー (インタビューアーの石井は2期目ですが、)田島さんは今期でゼミの所属が7期目になるんですね。7期を経験して、どんなコミュニティだと実感してますか?

田島 毎学期、重視することはその時のゼミ生の必要に応じて変わっているなと思います。今学期のコンセプトとしては、自分の目指す活動や理想像、やりたいことをいかに前に進めていくのか?っていう所で、先生やゼミ生の力を借りていくと言うことを重要視しています。

これまでの学期では、何が好きだっけ?何にワクワクするんだっけ?と自分と向き合っていくことを重視していたこともありました。全く違う世界を見てる人がたくさんいるから、自分自身で見えてなかったことや言語化できてなかったことを学ぶことができました。

コンセプトは学期ごとに変わります。でも、その中で変わらないものもあります。ここには、仲間や同志がいるということです。
仲間や同志たちと共に、「どんな社会を創りたいか?」「どうありたいか?」っていうのを考えられる場所であるということはすずかんゼミがずっと変わっていないことです。


はじめてのオンライン授業を経て


ーー 変わりゆくものと変わらないもの。前期は、「授業の方法」は大きく変わりました。初めてのオンライン授業を行ってみて、いかがでしたか?

田島 すずかんゼミで振り返りするときは「GOOD,BAD,NEXT」というフレームワークを使うことが多いです。それに倣って回答させてください。

GOOD (よかったこと)
コロナが広がって自粛になり、大学全部オンラインになりました。その時に話している中で、オンラインについての学びのあり方で日本一クオリティ高い授業を作ろう!ということを決意して授業設計部と共に設計してきたんです。実際に、かなりクオリティ高いものができたと思っています。オンラインの特長をうまく使って、リアルでしかできないと思われていた事をオンラインに持っていったのが2020年の春学期だった。

BAD(改善したい事)
とはいえ、すずかんゼミは「仲間、同志がそばにいる」っていうのが大きい要素の1つです。温度感がちゃんと伝わる場で起きるコミュニケーションで、葛藤や悩みを伝えあう事を大事にしています。オンライン上では、一対一や少人数での温度感の共有が難しかったと思います。
ツール的な問題点もあるし、それぞれが「どうやって関わっていくか」と考える時間をしっかりとれませんでした。

NEXT(今後挑戦したい事)
マインドセットから変えていくことが必要だと思います。ハイブリット授業においても、どうやって温度感を伝えていくのかが大事じゃないかなと。
また、オンラインとオフライン同時進行でやっていくことが「最高の学び」に繋がると思いました。
両方ともやりたいから今学期は「ハイブリット」という形式をとりました。オンラインを捨てる!とかではなく、オンラインだからこそできることもいっぱいあったので、それを秋学期にも活かしていきたいです!

↑ 2020年春学期の授業設計部長へのインタビュー!完全オンライン授業の作り方はコチラから


ーー 入ゼミから、オンラインでしか関わったことないのに、安心して相談できる環境があってすごいと感じていました。

田島 そこは、うまく仕組みを作ってくれていたと思います。学期が始まる前に、有志により新規生向けにオンラインでのゼミの説明会やツールの使い方を共有する会がありました。また、学期中も少人数でのコミュニケーションのために色々なイベントが開催されていました。仕掛けがうまく機能したと言えるのではないでしょうか!


長期的なコミュニティであるために


ーー すごく考えられていたんですね。ゼミ長2期目&ゼミ生7期目の田島さんが今後チャレンジしていきたいことを教えてください!

田島 すずかんゼミは環境によく適応していき、柔軟性が高いコミュニティだと実感しています。それぞれの学びがどうやったらよくなっていくのか考えることは挑戦的で面白いです。

僕も、卒業が近くなってきています。この「ゼミ」というコミュニティを在籍期間だけで終わらせるのでは勿体無い。関わり方や触れ合い方は変わっても同じ想いを持った人たちが叱咤激励をしあいながら前に進んだり、辛くなった時に戻ってこれる場にしたいと考えています。

「10年後、みんなにとってのゼミがどういうものになっていくのか?」
という長い目線でもこの場所に向き合っていきたいです。


ーー 最後になりますが、視聴者の方に一言お願いします!

田島 「すずかんゼミとは何か?」ってゼミ生に聞くと人によって解答がちがうんです。でも、それって素敵なことだと思っています。
ゼミというものが、必要な形でそれぞれに向かっていく。僕のインタビューでは、僕から見てるものしか伝えられません。ぜひ、いろんなゼミ生に話しを聞いて、他の人の視点も感じ取ってほしいです!

ーー ありがとうございました!すずかんゼミでは今学期も、オンライン授業の見学を歓迎しています。興味がある方は、このページの一番下にある「見学希望フォーム」からお申し込みお願いします!

*紹介者のところには「noteから」とお書きください

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🌟SFCすずかんゼミとは
SFCすずかんゼミとは、慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパスを拠点とした卒近代におけるソーシャルプロデューサーの養成を目指すゼミです。鈴木寛教授の元に集った約60人のゼミ生が多様なプロジェクトを遂行しながらPBL(Project Based Learning)を行い、学び合っています。

2021年1月13日(水) 18:00〜19:30にすずかんゼミ説明会を開催します!春学期の新規生志望、高校生、教育関係の方、メディアの方、ゼミに関心がある方ならどなたでもご参加いただけます。

すずかんゼミの考え方から具体的な年間スケジュールまで、丸っと90分ですずかんゼミを知ることができる機会です。もちろん、鈴木寛先生もご登壇予定!お申し込みはこちらから!


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