幸せに生きるために③
本日は、日本経済新聞朝刊経済教室のやさしい経済学のコラムより、第3回目です。幸福追求には「落とし穴」があるという話です。
結論から言いますと、「幸せになろうと試みる」「自分の幸福感を常に測定する」といった行動は、幸福感を低下させる要因となる、との実験結果が出ている。「意図的に幸せになろう」とすると、「ストレスになる」「幸福感に焦点を当てると、幸福感が下がる」という「落とし穴」が示唆されたようです。
別の実験では、幸福感の重要性を知り、幸福感を得たい意識が高まると、幸福感が得にくくなったとのことです。
幸福感を得たい意識が高まり過度に期待すると、自身が想定していたよりも幸福感が得られていない心境となり、逆に失望感が勝ってしまうようですね。
また別の実験では、幸福感の重要性を知り、幸福感を得たい意識が高まると、孤独感がより大きくなりやすいことも示されたようです。自分の幸福を重視することで、他人とのつながりを感じにくくなり、孤独感が高まるようです。
「人は人」「自分は自分」という言葉が昔からありますが、他人と自分を切り離し、自分さえ幸福であればいい、といった思考に陥ってしまうのかもしれません。
あまり「幸福感」を意識的に追求することなく、平穏でリラックスした気分で毎日を過ごしていくことで、結局「幸福感」を得られるのかもしれません。
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