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【木箱メーカーが解説】精密機器収納ケースの製造工程をご紹介


【精密機器収納ケースの製造】


静岡県磐田市の木箱製造メーカーです。


試作から量産に対応した生産体制

小型から大型まで作成の注文ができる

組み方のご提案金具や留め具の取付けに対応

などのメリットにより寸法や用途に最適な特注品のオーダーを承ります。

【精密機器収納ケースの製造工程】


材料をカットする

大きい合板から木枠、天板、底板の材料を切り出します。パネルソー、バンドソーで幅をカットし、横切盤で長さをカットします。
今回使用している材料はシナ合板のt9・t5.5です。

木枠を組み立てる

木枠を組み立てます。材料を治具に沿って接着剤で張り合わせた後、ピンネイルで留めます。

圧締する

圧締治具にセットし、ハタガネで締めます。作業の様子は動画でもご紹介しています。

天板と底板の取りつけ

木枠の組み立てと同じように、木枠に天板を接着剤で貼りつけ、タッカーで留めます。底板も同様に繰り返します。これで箱のすべての面が組み上がりました。

プレスする

プレス機のエアー圧で圧着します。

木口の処理

サンディングを行うまえに、バンドソーで木口のはみでた部分をカットします。

パテ補修作業

塗装に影響が生じないよう、部分的にパテで補修してなめらかな表面に整えます。

サンディング


サンダーで側面をサンディングし、平面を出します。

挽き割り


この製品は蓋付きの仕様ですので、テーブルソーで箱の中心を挽き割り、蓋と収納部をつくります。ほかにも、ボックス型や縦長の木箱など、様々な形状の木箱を製造しています。詳しくは以下の記事よりご覧ください。

塗装前の仕上げ


塗装前の最終仕上げとして木口を整えます。

アセンブリ


塗装あがりの製品に金具と持ち手を取り付けます。治具で固定し、穴位置に注意しながら作業します。

完成品

今回ご紹介した薄型木製ケースの完成品です。薄い合板の材質で軽量なため、持ち運びに最適です。

【木製ケースの製造ならご相談ください。】


いかがでしたでしょうか?既製品の現物をもとに図面の設計を行ったり、アセンブリ対応により一貫生産することが可能です。業務用木箱・什器・ボックス専門メーカーとして釘なし、継手などの組み方をご提案できますので、興味のある方はお気軽にご相談ください。

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