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子どもが文字を読めるようになる、切なさ
あぁ、ついに、
本を一人で読むようになったなぁ。
卍易風水師、
時々はちみつ代理店、
双子男子の母、澄恵です。
双子育児は手一杯で
私は、ほとんど読み聞かせをしたことがありません。
1行読みながら寝て、双子に起こされる
「読んで」と子どもに言われて、
1行読んだら眠くなり、
双子に起こされて、
また1行読みながら、寝てしまう。
1つの文を読む途中で寝るなんて、て感じですが、
まとまった時間眠れないので、まぁ、そんな感じ。
もう少し若くして産んでいたら、なんとかなったのかもですが
40歳直前の双子出産なので、こんなものでしょう。
絵本を読むことさえしないのに、
頑張って読もうとしたら、途中で寝てしまう。
これは私に限らず、夫も同じで
やっぱり一文の途中で寝てしまうのです。
読み聞かせより、毎日生きて終えること
とにかく、毎日、双子と生きて1日を終えられたら
素晴らしいと思っていた私は
「読み聞かせ」というのは、日々の作業の中で、
一番後回しにしていたことだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1678637953414-DyDhQNKEKE.jpg?width=800)
弁護士として働く友達は、それはそれは忙しいのに、
毎日必ず、読み聞かせだけはやると言っていた。
あるいは、夫の先輩は、家に本が千冊以上あり
読んであげていた、と言っていた。
すごいなぁ。
私にはできないなぁと。
子どもが、音と絵だけで本を楽しむ時間
字が読めるまでの間、
子どもは、大人が読んでくれるその音だけで
物語を楽しむ。
耳から入ってくる音。
目で楽しむ絵。
ただ純粋に絵本の世界を味わうことができる
貴重な時間。
![](https://assets.st-note.com/img/1678637900106-wC6JVJfKdY.jpg?width=800)
字が読めるようになれば
ついつい、目は字を追うようになり
文字から理解しようとするので
あまり絵を見なくなる。
無理だったとは思うけど
読んでと言われると
「あぁめんどくさい」
「しんどい」
「眠い」
と思っていたし、
実際ギリギリで生きていたので、
無理だったとは思う。
ふと切なくなった
でも、小学一年生の三学期になり
いよいよ自分で読めるようになってくると
ふと切なくなった。
もう、絵だけの世界ではなく
文字から楽しむ世界へと移ろうとしている。
それが、非常に、寂しく感じられた。
まもなく、私がいなくても自分だけでどんどん本を読む
楽しい本の世界へ行くだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1678638010932-1FTtykAJBJ.jpg?width=800)
私も本は大好きだから、よくわかる。
自分の人生だけでは味わえない、別の人生。
魔法の使える世界。
動物とお話しできる世界。
三国志や清の時代の中国。
いろいろな世界を味わえる本。
その世界へ旅する子どもたちを、喜ばしいなと思う。
おとぎ話のような世界をあと少しだけ
でも、もう少しだけ、本を読んであげたいな
と思った。
まだ、耳と絵だけで味わえる時間が、
髪の毛一本ぶんくらい、残っている気がする。
この夢のような
おとぎ話のような世界を
一緒に愛おしみながら、過ごしたい。
ま、これ書きつつ、
今日も読んであげられなかった私。
でも、今日も家族全員元気なんだから、
立派、立派。
我々みんな、生きているだけでその価値無限大です。
いつも読んでくださって、ありがとうございます!
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