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ヨーロッパ各国のお土産と写真

大学時代フィンランドとタイに交換留学を経て、大学院はノルウェーとデンマークで勉強していた。学部時代から院までドイツ人の人と付き合っており、旅行なども合わせてドイツ滞在は合計半年ほどだ。また縁あってブルガリアに3ヶ月住み、地元のフィットネスクラブで働いたことがある。ヨーロッパ各国、歴史や気候、産業に合わせて食文化に大きな違いがある。各国に住んで人々と深く関わる中で知ったソウルスイーツを紹介する。

ノルウェー🇳🇴ブルノストチーズ

Brun(Brown)Ost(Cheese)茶色いチーズ。キャラメルのようにコッテリと甘いゴートチーズで、各家庭の冷蔵庫に必ずストックがあるほど人気な国民食。ノルウェーでは、ワッフルやパンケーキに乗せて食べる人が多い。私は薄くスライスしてそのまま食べるのが好きで、日本の家族友人にもお酒のつまみとして好評だった。チーズが好きなので日本でもカルディなどで珍しいチーズを買って試してきたが、一生食べるとしたらブルノストがいい。日本にはあまりない「甘いチーズ」の味を楽しんでほしい。チーズ好きな人は専用のスライサーも忘れずに!

ノルウェーは断トツで美しい国。2021年に離れて以来、また戻って住みたいという気持ちは常にある。どこでも街から10分歩くと整備された公園があり、白鳥もいる。
害獣被害のあるオオカミは射殺され、人間が安心して自然を楽しめるようになっている。
(下)大学から20分歩くとフィヨルドに面しており、春から秋は水に入れる
西部スタヴァンゲルの中心街。街のどこを切り取っても美しいので、Noteのトップ写真はほとんどノルウェーかデンマークのもの。

フィンランド🇫🇮サルミアッキ

薬草のリコリスから抽出した成分を配合したお菓子「サルミアッキ」。口に入れると薬のような香りと甘さと苦みが混ざり合い、最後にはかすかな清涼感も感じられる。衝撃的な見た目で世界一まずいお菓子としてメディアで紹介されたりするが、フィンランド人は幼い時から日常的に口にする懐かしいおやつ、という位置付け。クラスメートの家では、サルミアッキの飴をカクテルなどのお酒にポトンと入れ、溶けてきたところを混ぜて飲むというおしゃれな食べ方も見た。スーパーではサルミアッキチョコ・サルミアッキアイス・ヨーグルト・はちみつ・サルミアッキドリンクなどさまざまな商品が売られていた。そしてFazelはフィンランドを代表するチョコレートブランド。空港から大学学食までどこでも売られており、Fazelブランドは信頼できる。1964年(昭和39年)の東京オリンピックを記念して作られたGeishaはロングセラーで、日本人のみならずヨーロッパ各国の人々がお土産として購入している。

(上)冬のヘルシンキ中央駅。暗い空の下それぞれの道をいく人々。(下)北極圏でサウナの後に飛び込んだ湖。心臓が一瞬止まった。
ヘルシンキ大聖堂。昼の12時なのに強烈な西日と暗い影のコントラストが綺麗。
(下)大学の図書館。無料のお茶コーナーがウエルカムな雰囲気を作ってくれている。

デンマーク🇩🇰ロイヤルダンスクチョコ

デンマーク政府は、昔から農業の発展に力を注いできましたが、安いアメリカの穀物に押されると、酪農へ舵を切り、今や酪農王国と呼ばれるまでになった。チーズ製品や乳製品、豚肉などが強く、チョコレートがとても美味しい。ロイヤルダンスクシリーズは可愛らしい缶がインテリアになる上、チョコもクッキーもさっくり軽いので美味しい😋。デンマークのデザインはシンプルで明るく、見ていて心地が良いものが多い。
留学時代、地元のスーパーで買った牛乳の持ちが日本より圧倒的に短く、買って5日くらいでドロドロになってしまったことに驚いた。日本のような殺菌加工をしていないそうだ。

私の家にもひとつ!
(上)冬は凍るフィヨルド。広々と広がる自然が身近にある。(下)北部オールボーの中心街。よく整備されている。
ボートを所有している世帯が多く、停泊所がフィヨルドに沿って多数ある。冬にアザラシを見かけた。
オールボー市街のルーフトップバーからの眺め。

ブルガリア🇧🇬バクラヴァ

トルコから伝わった伝統菓子バラクヴァは、薄くのばしたパイ生地に、ピスタチオ、ナッツ、シナモンを挟んで幾層にも重ねて焼きあげ、蜂蜜ベースのシロップをたっぷりかけたお菓子。濃いめの紅茶やコーヒーによく合う。ブルガリアは14世紀から1878年までオスマン帝国に支配されていたため、現在も人口の10%がイスラム系。移民問題で保守派が少しずつ増加しているヨーロッパの中で、オスマン帝国、ローマ帝国、ロシア共産党に支配されてきたブルガリアは多宗教共存が実現されている。トルコの食文化も根付いており、トマト料理や串肉、そして中東、アラブ圏の伝統菓子のバクラヴァも日常的に食べられている。紅茶のお供に是非。

ヨーロッパ古都のプロヴディフ。人と猫が共存するまったりとした空気感の中に、タイのようなカオス、乱雑さがある。

ドイツ🇩🇪マジパンチョコ

大国ドイツは西と東で食文化も違うが、元彼、家族、友人をはじめ多くのドイツ人が好んで使うマジパン。砂糖とアーモンドを挽いて練りあわせた洋菓子で、そのままでもお菓子の材料にもなる。リッタースポーツはドイツで食べたことがない人はいないほど親しまれているチョコブランドで、正方形なのはポケットに入れれて持ち歩いても割れないよう考案された形だそう。
学部3年から大学院卒業後3ヶ月間、何度もドイツに滞在して国内を隅々旅した。ドイツの凄いところは一つの都市に政治、経済、司法、そして文化などが集中しておらず、政治はベルリン、西ドイツのかつての暫定首都ボン、経済はフランクフルト、連邦最高裁判所があるのはカールスルーエ、旧ハンザ都市のハンブルグやミュンヘンはクリエイティブと全国の都市に権力が比較的均等に行き渡っていることだ。どの都市にも大きな美術館、〇〇学部が全国一など特色ある大学、スケートリンクやスタジアムなどがあり感動した。

西部にあるルール工業地帯の代表都市ドルトムントのクリスマスマーケット。凍えそうな空気の中、グリューワインスタンドに集まる人達。

ヨーロッパは多民族国家で人の見た目、建築様式、食文化にも違いが沢山ある。外の世界に触れることで救われることは沢山ある。私は、母にスパッツやタンクトップを着ただけで「はしたない」「危ないのに」、痴漢にあったら「誘惑する格好をした本人が誘っていた」と女性のせいにされてしまう日本が辛いと思っていた。日本で「この人に」「ダメって言われているようで辛い」とか「世間が」「認めてくれない気がする」などと苦しんでいた。だが、世界に出ると母と同じことを考える人もいるし、日本でもノースリーブもヨガパンツもファッションとして楽しんでいる人が沢山いた。一部の人の話なのに、世間はこうだと拡大して信じてしまうと辛い。まずは”当たり前”と思ってることが、そうじゃないのかな?ってそこからが大切で、疑うためにも世界を知るのに意味があると思う。

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バレエ、フィットネスインストラクター|ライフコーチ|欧米での学びを本にします|RYT200|Bowspring yoga修了|マットピラティス講師資格取得|スクールカウンセラー よろしければサポートお願いします! 本制作、イントラ活動に使わせていただきます!