見出し画像

彼と二週間旅行チャレンジ

12月26日、ベルギー人の彼が成田空港に到着、私の泊まるホテルに来た。ここから二週間の旅行が始まった。風邪気味の彼だったが、数ヶ月前から計画してきた大きな旅行なので、半分意地できてくれた。髙田馬場のスシローで日本の味を楽しみ初日は終了。

2日目は、東京都内の老人ホームを訪れた。彼の仕事上、業界の施設や学会に行くことで、旅行の費用の一部を出張費として申請することができるからだ。高級老人ホームは入居者に至れり尽くせりで、施設見学を始めビジターの私達に丁寧に対応してくださり、彼が投げかける質問も鋭く、相方の仕事の顔を見られた気がした。
その足で熱海に向かったが、ハプニング発生。新幹線の座席上の棚に私がカバンを置き忘れて下車してしまい、荷物は新大阪に運ばれてしまった!とりあえず2泊の熱海を楽しもうということになり、ホテルへ。オーシャンビューの部屋、インフィニティー風呂がある温泉、食事全てが素晴らしく、風邪っぽい彼は辛そうだったがそれでも温泉に何度も行こうとするほど全てが綺麗だった。

人生初の熱海

12月29日、熱海を出て私は荷物を取りに新幹線で新大阪に、彼は湘南のホテルに向かう。大阪滞在期間20分という短さで私も新幹線でホテルに向かった。二週間しかない中で半日以上を無駄にしてしまい申し訳ない気持ちだったが、ホテルに着くと彼は完全にお休みモードだった。彼曰く、体がキツい状態だからベッドでゴロゴロできてちょうどよかったとの事。海外旅行中に風邪なんて泣きたくなるだろうに、文句ひとつ言わずに私のアクティブスケジュールについてきてくれるなんて感謝!次の日、鎌倉大仏、近隣のお寺、そして79歳の陽気なモロッコ人お爺さんがやっているケバブ屋に行った。モロッコ系ベルギー移民の彼は、8年前に友達と初めて日本に旅行をした際にこのケバブ屋に偶然入り、同胞の店主と話せて嬉しかったので、また来たいと思っていたそう。ケバブはもちろんのこと、フランス語とアラビア語で嬉しそうに会話する二人を見てほっこりした。

夜は江ノ島を散策!イルミネーションや年末のキラキラした雰囲気がとても良かった。彼は鼻をかみつつ、薬を飲みつつだったが、それでも江ノ島の人工的かつ日本的な街並みを物珍しそうにしていた。

ポワポワした雰囲気の江ノ島

大晦日に箱根湯本の温泉に弾丸旅行をしたのち、1月1日、次の目的地の横浜へ!横浜は私が好きな街で、特にみなとみらいの夜景を見て欲しかった。赤レンガ倉庫、イルミネーション、チャイナタウンと散歩をし、飲茶屋さんに入りワンタンスープと麻婆豆腐の夕食。
翌日も昼のみなとみらいを十分に歩き回り、午後には東北新幹線で那須塩原に。

横浜には謎の魅力がある!

那須塩原は2泊3日の完全お篭り温泉旅行。部屋にプライベート風呂がついた贅沢なプランだ。彼の風邪は良くならず、体調は依然低空飛行だったので、休む良い機会となった。ベッドが二つ分かれていることも、就寝中もぞもぞ動いてお互いに目が覚める、なんてことがないので良かった。休暇、旅行=アクティブなものと考えていた私は、この那須塩原はステイケーションだと気持ちを切り替えた。彼とNetflixの恋愛バラエティーを見たり、ゴロゴロしたり、マッサージしあったりして過ごした。実際、無理やり外に出て観光するよりも満足感は高かったのだから面白い。

和を存分に感じられる客室

十分に休養をとり、1月5日に東京に戻った。山手線内のホテルをベースに、都内の神社やお寺、モスク、博物館を訪ねる文化的な時間となった。走行するうちに、彼の帰国日がきた。おそらく彼からの風邪で、私も風邪気味になり、二人して鼻を啜りつつカフェでゆっくりとお茶をするなどのんびりと過ごした。この夏にできれば二人でアジアなりヨーロッパなり旅行したい、計画を立てていこう、と話しをされた。
夜には成田空港に彼を見送りに一緒に行った。涙、涙とはならなかったが、この二週間に感謝して笑顔で見送ることができた。
明日から仕事が始まり、日常生活が戻ってくる。だが、この年末年始はとても楽しく、ワクワクしていた。出会いも妙だし、不思議な関係だが、彼とは将来一緒になる気がする。直感を信じて進んでいきたい。
彼君よ、楽しい旅行を本当にありがとう!

バレエ、フィットネスインストラクター|ライフコーチ|欧米での学びを本にします|RYT200|Bowspring yoga修了|マットピラティス講師資格取得|スクールカウンセラー よろしければサポートお願いします! 本制作、イントラ活動に使わせていただきます!