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新米リーダーがストレスやプレッシャーを乗り越える方法

お元気ですか。StartingPointの鈴木敦子です。
この春から、チームのリーダーになったり、部下を持つことになった方がいらっしゃると思います。リーダーを任されることは、誇らしい反面、プレッシャーも感じますよね。

今回は、リーダーが感じやすいストレスやプレッシャーを乗り越える方法をご紹介します。

ストレスは成長のチャンス!?

リーダーって、やっぱり大変です。
自分の仕事だけをやれば良かったときと比べ、仕事を任せたり、部下を教育したりといった役割が増えます。ときには、もっと上の上司と現場の板挟みにあうこともあるでしょう。

リーダーになることへのモチベーションが高かった人ほど、理想とするリーダー像と自分のギャップに悩むかもしれません。それなのに、気軽に相談できる相手がいなくて、ストレスフルになるばかり……

ちょっとツラいことばかりが思い浮かんでしまいますね。
でも、成長には必ずストレス(外的刺激)や課題を乗り越える場面が訪れます。逆に言うと、ストレスが生じているときは、成長のチャンスなのです。

ストレスやプレッシャーを感じる理由

ここで、ストレスやプレッシャーを感じる理由を理解しておきましょう。

役割や環境の「移行」「変化」のときを、トランジションといいます。とくに、自分の力が大いに発揮できる居心地の良い環境(コンフォートゾーン)からトランジションするときに、強くストレスを感じやすくなります。

昇進による役割の拡大や仕事内容が変わる部署の異動とは、慣れ親しんだ仕事や部署(コンフォートゾーン)から抜けだして、新たなゾーンへ移動しているということ。ですから、ストレスを感じるのは当たり前なんです。

自分の置かれている状況、持っている資源を分析しよう

では、キャリア開発や転機のテーマで著名な、​​ナンシー・K・シュロスバーグの『転機への対処法』を参考に、トランジションで感じるプレッシャーやストレスを自分の成長機会に変える方法をご紹介します。

シュロスバーグは、人生には4つの局面「自分の役割」「人間関係」「日常生活」「考え方」があると定義しています。そして、これらに影響を及ぼしている資源は何か?を見定めることが大切であると論じています。

資源とは、自分が持っているスキルや経験、環境(人脈や組織力)などをイメージするとわかりやすいかと思います。資源は、「状況:Situation」「自分:Self」「周囲の支援:Support」「戦略:Strategies」の中から見つけ出します。

以上の前提をもとに、次の3項目を考えてみてください。


①変化を見定める

・どのような転機がおとずれているか
・自分の役割、日常生活、考え方、人間関係は、どのように変化しているか
・今、自分はどのような段階にいるのか

②活用できる資源を見つける

・状況/自分/周囲の支援/戦略の中に、どんな資源があるか?

③未来をイメージする

・転機を乗り切るために何ができるか。
・どの資源を活用するか?
・変化の先に、どんなゴールがあるか?

とくに、変化の先にあるゴールを具体化することがポイントです。

理想をいえば、ストレスフルな状態になってからではなく、日ごろから自分自身の未来を明確にイメージして、「今」を整理し、具体的な行動へ移すことが望ましいです。

自分の感情の仕組みがわかると、ストレスやプレッシャーの正体も見えてきますよね。

過度に怖がったり、受身になる必要はありません。

能動的に動いていきましょう。

本記事の育成視点での記事は、こちら↓↓↓


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