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正社員エンジニア vs フリーランスエンジニア / 採用者目線で考えてみた【後半】 ~金銭面の比較・採用者目線のコメント~

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記事の概要・読むべき人

こんちには、ITエンジニアのすずです✨

私は過去にフリーランスエンジニアとして活動していましたが、今は理由があって自社開発企業で正社員として働いています。現職では、フリーランス・正社員エンジニアの書類選考や採用面談を担当しています。そんな私の視点でフリーランスエンジニアと正社員エンジニアを比較してみたいと思います。

以下のような人に読んでほしいです。

  • 今正社員エンジニアでフリーランスになるか迷っている人
    → どれくらいの単価だったら正社員とくらべて損しないのか?
    → フリーランスになった際の金銭面での損得に関して

  • 今フリーランスエンジニアで今後のキャリアに悩んでいる人
    → 正社員に再度転向するのってアリ?
    → 採用する側はどういう点を見ているのか

本記事は「正社員エンジニア vs フリーランスエンジニア」の後編です(前編はこちら)です。単独でもお楽しみいただけますが前後編読んでいただけるとより楽しめるかと思います。


スキルがめちゃくちゃ高くなくてもフリーランスにはなれる

この主張はフリーランスを是とするインフルエンサーがよく持ち出す出張ですが、間違いではないと思います。

正社員エンジニアとして普通に働くことができるスキルがあれば、フリーランスとして活動は全然できます。フリーランスだからといってめちゃくちゃ高いスキルは求めません。


採用者目線で感じるフリーランスエンジニアのスキル感と時間単価

日々いろんな方のレジュメを見たり、面談を行っていますが、「フリーランスに多いのは偏差値60前後のエンジニア」だと感じています。

スキル・経験値が平均よりちょい高い層がフリーランスエンジニアのボリュームゾーンじゃないかと思います。

何が言いたいかというと、ジュニアすぎるエンジニア(偏差値50前後以下)はほぼいないが、その代わりつよつよエンジニア(偏差値70前後以上)も母数としては少ない、ということです。(※あくまで私の主観で言っています。なにか統計に基づいて言っているわけではないので、その点はご理解ください。)

正直、能力やスキルのあるエンジニアであれば、正社員でも年収800万~1,000万円とかもらうことができるので、フリーランスであり続ける必要性は低いのかな、と思っています。

既述の通りフリーランスの時間単価のボリュームゾーンは5,000円です。正社員で年収1,000万円もらえる人がわざわざ時給5,000円で働きたいと思うでしょうか?

稀に時間単価が6,000円とか、7,000円とかの高単価エンジニアをエージェントから紹介いただきますが、仮にスキルに見合っていたとしてはお見送りすることがほとんどです。なぜかというと、フリーランスに求めるのは「こちらの指示通り手を動かして開発をしていただくこと」なので、実装力が一定以上あれば十分なケースがほとんどだからです。

フリーランス=傭兵です

言葉を選ばず言うと、フリーランスはお金を出して動いてくれる傭兵です。

フリーランスを採用する側の視点で言えば、フリーランスは労働力(正確に言うと雇用ではないので労働ではないですが)です。色んな事情で手が足りないから、手を動かす人が欲しいだけです。

きちんとリソース管理ができている現場であれば、フリーランスに期待するのは指示通り実装する能力です。最低限コーディングできれば、それ以上のスキルはいらないのです。

「傭兵として使われるだけの人生で良いですか?」というのは、今後フリーランスに転向する方に問いたいです。フリーランス=独立と捉えられがちですが、結局は準委任契約のフリーランスは顧客ありきのクライアントワークです。

正社員で年収600万円くらいになるまではフリーランスに転向しないほうが良い

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