Youtubeの創業当時の一行コンセプトに学んだこと
すずっちにとって、今週は「コンセプト」という言葉と向きあう週だったのだけど、わかりやすさ、面白さ、説得力を持つ良いコンセプト作りにも数稽古が必要だと感じた。その中で、Youtubeの創業当時の一行コンセプトに学んだことがあったので、その話をまとめてみる。多分今日は日記的。
良いコンセプトの条件は?
コンセプトという単語の意味は「概念」かもしれないけども、このnote内でのコンセプトという言葉の意味については
自分が実現したい内容の包括的なイメージ
という事とする。
良いコンセプトの条件を考えた時に、自分の中で真っ先に浮かんでくるのが
一瞬で中身が伝わる、わかりやすさ
で、これが大事だと思っている。聞いてわからなかったら伝わらないし。そして、これは「言うは易く行うは難し」でもある。
今日は「成功はすべてコンセプトから始まる」という書籍を読み返していたのだけど、そこに書かれていた良いビジネスコンセプトの条件には、
オリジナリティより継続性、持続可能なこと
というキーワードがあって、妙に納得した。
また、難しいオリジナリティよりも、継続性、生き残る事が一番大事で、その持続可能性を高めるために、
1事業として成り立つ顧客がいるか?
2ビジネスモデルでどうおカネを生み出すか?
3誰に、何を、なぜそれができるのかが明確か?
という部分がイメージできるかどうかが大事、という事も書かれていて共感したし、考え方が整理され、言語化されていてさすが元マッキンゼーの人と思った。
さらに、もう1ついいなと思ったのが
強みを生かすのではなくて、どうすれば勝てるかで発想することが大事
という部分。自分の強みを生かすってマクロでは正しいかもだけど、これっていわゆるプロダクトアウト的な発想で、
市場や顧客よりも自分の都合を先に考えている
ってことなので、「どうすれば勝てるか?」これを考えて、考えすぎなことはないし、常に考えるべき事だと思った。今うまくまわっている事業についても。
ここまで、Youtubeの話の前の前フリが長くなったけど、本題に戻します。
創業当時のYoutubeのコンセプトがシンプル!
Youtubeといえば「Broadcast Yourself」ってキャッチコピーが最初有名で、覚えている人もいるのでは?
また、最近は
好きなことで、生きていく
というキャッチコピーがCMなどでもよく見られます。
でもこれらはキャッチコピーであって、コンセプトではない。
キャッチコピーはマーケティングを展開する際に必要なものだけど、今日のメインのコンセプトとは別の話になります。なので割愛。
創業当時のyoutubeのコンセプトは、
ビデオのフリッカー
だったそう。
わからない方はリンク先を見るとわかると思います。
フリッカーは、オンラインで写真が共有されるサイトなんだけど、当時はオンラインで動画が共有されるサイトでめぼしいものがなくて、創業当時のYoutubeサービスづくりに関わる人たちは、
ビデオのフリッカー作ろうぜ!
ってコンセプトを共有して、サービス作りを進められたという話。
そして、その次に、顧客価値にストーリーをもたせて・・って展開もされたようだけど、その部分への考察は割愛し、コンセプトの話へ。
2020年の今だったら逆に
え?フリッカーって何?
って人もいるかもしれませんが、当時のサービスづくりに関わる人たちは、コンセプトを共有できていたから、ブレずにサービス開発を続けられたって話で、素敵だなと思う。
やはり「わかりやすいコンセプト」はとても大事だと思ったし、わかりやすさが無いと、当然、共有しにくいし、伝わりにくいだろうなとも容易に想像がつく。そして「わかりやすいネーミング」も本当に大事だなと感じた。
ただ、プロのコピーライターの方でも、ものすごい数のネームを作ってひねり出して、その上でクライアントに提案し、自分が思っているものではなく「クライアントと協業で」どのコピーを使うか決めていく。
って現実を知っていると、1つ1つ順に焦らず、前向きに向き合わないとなって思いました。うん、今日は日記みたいです。
まとめ
創業当時のYoutubeの一行コンセプトが「動画のフリッカー」というシンプルな内容だったという話と、そのコンセプトを皆が共有して、サービスを作られたという話をまとめました。
「わかりやすさって武器だよね」って本当に思ったし、逆に「わかりにくさって罪だよね」っていう事にもつながると思う。
また、コンセプトは普段見えないからこそ、世の中にあるサービスのコンセプトを自分なりに考えてみて、コンセプト作り筋を育てる練習するのも面白いんじゃないかなと思いました。
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