【真実】「最近の若いやつは」のロジック
大人になると気付くことがある。それをどうしても伝えたい。
「最近の若いやつは・・・」
昔はこの言葉を聞くと本当に”今”がいけてないのかと思ったりもしたが、それはどうやら違うようだ。
このセリフはいつの時代も必ず生まれる。良く言えば中年世代の哀愁。若者もいつかは中年になる。だからこの論調は永遠に消えない。
最近そのロジックついて、3点ほど気付いてしまったので整理してみた。
一つ目 うらやましいから。
うらやましいからだ。
大人になると自由が増えて、同時に責任が増える。
そして、
本当は自由なんて増えてないことに気付く。ちょっとショック。
だから、「自由がない」と嘆いて、本当の自由を満喫している若者がまぶしくて、うらやましくて仕方ない。
だからどうしても愚痴ってしまう。ただそれだけのこと。
二つ目 想い出は美しいから。
想い出を美しくしたいからだ。
最近の若いやつらは・・の後に必ず続く言葉がある。
「自分が若いころなんて・・・。」
現状を責めて過去を美化する。よくある話。
今は今で若者も苦労してる。そんなことは知っている。知っているんだよ。つまり、言いたいのは現状に対する不満ではなくて、自分が苦労してそれを乗り越えてきたという自負。
要は自慢だ。
三つ目 変化についていく概念がないから。
概念がないからだ。
ダーウィンは言った。本当に強い生命体は、力でも知恵でもなく、”変化に強いことだ” と。
知ってる。知ってるけど、頭とテンションがついていかない。大人になればなるほど、現状維持が楽になる。
好奇心が薄れ、守りに入る。これに対する理想と現実のGAPに苛立ち、「最近の若いやつは・・・」に落ち着く。
つまり、
どれもこれも、言う側にそれほどの深みはない。
だから「最近の若いやつらは素晴らしい」と、大人が口を揃えていう時代は永遠にない。
このことに目くじら立てて反発するほどの意味なんて無いのではないかと思う。
まともに受けあうだけ無駄なことだ。こんなものは生理現象だと思って受け流すのがちょうどいい。そもそももっともらしい意見だとしても、対した意味は無いのだから。
つまりつまり、
大人たちの言う言葉に対し、反面教師的に受け入れて、せいぜい大人になって言わないように努めることが重要だと思う。
それが出来れば、良い大人になれるだろう。
「最近の若いやつは・・・」と、グチグチ言う人がいれば、それを個人的に分析して、同じようにならないように学んでもいい。
ただ私は断言する。
きっと、
きっと言うから(笑)。
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