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【⚽️日本サッカーを愛そう】【2023緊急!】サガン鳥栖に色々と異変が起きている件。

他サポのくせにいつも勝手なこと言ってすみません!と思いつつ、気付いたら毎年恒例になっていたサガン鳥栖さんの定点観測note

毎年読んでくださる鳥栖サポさんありがとうございます!!心から感謝いたします。


やっぱり面白いんですよね。トップの試合やユースの強さはもちろん、クラブとしても。
先日、2022年度の経営数値を分析してみたんですけど、いまだ債務超過ではあるものの確実に良化してきています!スポンサー収入が増え、もともと多かった入場料収入と併せて単年で1.7億の黒字となりました。

ついにここまで来ましたね。
スポンサー収入とチーム年俸の比率も1:1とかなり健全。昨年はこれが倍だったので、ここ1年で驚くほど良化したと言えます!!


思えば昨年の今頃。サガン鳥栖が色々と強い件と題しまして下のnoteを書きました。
その内容は、ユースや大卒選手、象徴的選手の活躍に関するまとめだったわけですけども・・・

あれから1年。
現在のサガン鳥栖はいろいろと異変が起きてる気がするのです!!

この異変というのは、チームが”もう一歩先”へ進むために必要な変化なのか、それとも別の何かなのか。


外野から見ている私なりの視点になってしまいますが、以下4つの出来事にてまとめてみたいと思います!
少しお付き合いいただければ。



■異変① 2年目に入った菊地泰智

Jリーグオフィシャルより

まず一つ目。

昨年、流経大から即戦力ルーキーとして加入した菊地選手。
期待通りシーズン通して大車輪の活躍をしたわけですけども、頭によぎりましたよね。さて来年はどのチームが引っこ抜くんだろうか、と。

大卒選手をC契約で稼働してもらい、年俸が上がる翌シーズンには他チームへ売却する。それがこれまでの鳥栖の戦略だったように思います。

出ていった選手や出したクラブを批判する人がいるわけですが、個人的にはしょうがないかな、と思っていました。
経営数値を見てみればそうせざるを得ない現状が理解できましたから。

しかしですね。
2023年シーズン。菊地選手は残りました。恐らくオファーはあったと思うんです。でもですね、クラブ側が保有を主張するだけの耐力が付いたってことですよ。これは。


移籍情報だけを見ればひとりの選手の動向でしかないわけですけども、サガン鳥栖の未来を計るという点では、とても大きな出来事であったと個人的には思います。

来シーズンも既に大卒選手獲得を発表している鳥栖。果たして彼らが将来の鳥栖を創っていく選手になるのか。注目です。



■異変② 福井太智の代表選出

DAZNより

遂に来ましたね。この時が。

僕は昨年のnoteで”いろいろと強い鳥栖”が次のステージに向かうためには「タイトル」と「代表選手」がポイントになると述べたわけですけども、
その最有力候補がやってくれましたね。

厳密には現所属は違うわけですけど、「福井太智は鳥栖が育てた!」と言っても異論は無いタイミングでワールドカップを戦ったわけです。
ユース出身ということを考えると鎌田大地とはまた違った価値と言えるのではないでしょうか。

これはですね、アカデミーの結実を証明する出来事としてはものすごい財産。
ピッチに立ったイスラエル戦は少々ほろ苦かったわけですけどもそれは伸び代ということで、まずは(U-20とはいえ)ワールドカップ本戦に生え抜き選手が出たという事実が、今後につながる異変だったのではないかと、そう思うのです!



■異変③ 石井快征の完全移籍

横浜FC公式より

アカデミーに関連する異変といえば、石井選手の横浜FCへの完全移籍も驚きでした。

「おいおい。松岡にしろ樋口にしろ完全移籍なんて散々見てきたぞ!!」
と言われてしまいそうですが、これらはいわゆる強奪系。

石井選手の様に、
レンタル修行しているユース出身選手が完全で帰ってこないケースって無かったと思うんですよね。海外行ってる二田選手を除いて。


これにはとても大きなメッセージがあると思うのですが、それは鳥栖のチームビルディングに対する考え方が変わってきたという事。

これまでは、選手購入の金額を抑止するために内製中心だったわけです。
内製とは、
ユースから若い選手を上げる(そして一部はレンタルに出す)こと。
あるいは、大卒選手をたくさん獲得してC契約(年俸480万ぐらい)で稼働してもらうこと。

それがですね。修行に出した選手を返してもらう必要が無いぐらい戦力に厚みが出たってことだと思うんです。その証拠に鳥栖は若い前線の選手として樺山選手、横山選手を他所から完全移籍で獲得しています。

レンタル⇒完全が互いにwin-winの内容なら良いんですけどね、
これまでファミリー偏重だった鳥栖の中にも厳しい競争が生まれたということではないかと、個人的には見えているんですよね。



■異変④ 河原創と田代雅也

最後の異変はこれでしょう。
まずは河原創選手の完全移籍。

サカダイさんより

河原選手と言えば2022年に熊本をプレーオフまで導いた象徴的選手。その選手が個人昇格先として鳥栖を選んだわけです。

思えばこれまで、(同じカテゴリーなのに)いつも足元を見られて中心選手を強奪されてきた鳥栖。
それがですね、遂に逆の立場になったんですよ!!NOと言えない鳥栖が、NOと言えるようになったどころか相手にNOと言わせないところまで来たんです。しかも同じ九州から。どうしちゃったんですか!!

これは経営的進化と、チームの魅力の進化を象徴する出来事ではないでしょうか。


と思ったらですね・・・

サカダイさんより

昨年のnoteでいかにも今の鳥栖らしい選手として取り上げた田代選手が移籍。これまた同じ九州内に。

移籍先がアビスパってことで少なくない批判を生んでしまうと思うんですけど・・・それよりも”あの”田代選手が出場機会を失って他所に活躍の場を求めるほど鳥栖には余裕が出てきたんだな、と。

個人的には前向きな出来事の様にも見えたりします。


鳥栖サポさんはこれまでの様に「ウチの選手奪いやがって!」とはもう言えないかもしれませんね。河原選手を奪われた熊本サポが同じことを思っているから。
それよりも今後もし主力選手が他へ移籍したら「移籍金と浮いた年俸で誰を獲得してやろうかしら。ぐふふ。」と思うぐらいが正解かもしれません(笑)。

つまり、そこのステージまで来たというわけです!

※「よし!トーレス級の選手獲ってやれ!」と言い出したらそれは(経営的に)まだ早いので止めてください。。。



■まとめ

経営における”苦しい台所事情”というのは文字通りしんどいわけですけども、一つの目標に向かってチームを一致団結させるという点では非常に功を奏します。

四の五の言ってる余裕が無いからですね。

言ってみればそれが、これまでの鳥栖の強さの要因でした。
しかし一方で、閉塞感もあったわけです。

今回僕が感じた異変というのは、
表面だけで観れば納得できることとできないことがあると思うんですけど、大局で見れば閉塞感を打ち破るための然るべき動きなんじゃないかな、とそのように感じています。

つまりいずれもポジティブであると。


アカデミーもトップチームも昨年ほどの勢いが無いかもしれません。しかしですね、相変わらずもの凄い進化と変化を遂げているチームであることは間違いなく、鳥栖サポさんがそんなチームをリアルタイムで追えることは幸せなんじゃないでしょうか!!


まだまだ色々とありそうな鳥栖。私自身ももうしばらくウォッチさせていただきたいと思います!

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!!






今年はルヴァンで1勝1敗でしたね。
いずれもホーム敗戦ってことでお互いモヤモヤしたわけですけども(笑)、来年こそはリーグ戦で当たって樺山くんも横山くんもガッチガチに抑えたいと思いますのでその際はよろしくお願いいたします😎


またお会いしましょう。

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