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【⚽️日本サッカーを愛そう】【ジュビロ磐田】結局 遠藤保仁がいちばん難しい。

これはずっと書こうと思っていたにもかかわらず、
ある日突然 引退表明をしてしまったために完全に投稿するタイミングを逸したnote。笑


引退の仕方があまりにもヤットさんらしくて「もうそれが全て!」と多くの言葉の不要さを感じていましたが・・・

ヤットさんが磐田に来てくれて、僕がずっと思っていたことを改めて書いてみたいと思います。



その立ち振る舞い。発言。行動。いつも飄々としていて、全く力んでない。

とても簡単に見えるけど、
結局ヤットさんが一番難しい。そんな話。



■ヤットさんが緊張しない理由

かつてこんなnoteを書きました。

全く緊張しないというヤットさん。それって一体どういう思考回路によるものなのかと。



僕の考察によるとそれは、
ヤットさんが常に真理のみを明確に見ていることに依存しているんじゃないかと。
少し具体的に言うと、雨が降った時「雨が降っている」としか思わない。そんな感じ。

一方で僕らのほとんどは「えーまじかよ」と思う。「めんどくせぇ・・」とネガティブな感情が芽生える。「お気に入りの靴が汚れる」とショックを受ける。「晴れるって言ったのに!」としまいには怒りだす。

この余計な感情こそが、本来の自分自身を見失わせる。緊張や力みってのはその延長線上にあるわけです。


そして、
ヤットさんには恐らくそれが他人と比べて圧倒的に少ない。そんな彼を見て我々は、”飄々としている”と言う。

「飄々」とは、熱く、情熱的とは対角にあるので多くの人が勘違いします。
何か特別なことをしていないように見えるし、いや実際に特別なことなどしていないのかもしれない。

でも改めて、
それが一番難しかったりする。



■強運と、凡事徹底

たくさんの人生経験を積むとつくづく思うのが、物事をうまく運ぶのに特別な行動はあまり必要ないという事。

素晴らしい結果を得るためには、何か特別な力(いわゆる強運的な何か)が天から降ってくる必要があると錯覚する人がいるけど、実はそんなことはない。

それよりも、
心身がきっちりと整理されていることの方がよっぽど重要で、その土台の上にポジティブであったり、建設的な感情を持っていれば自然と身の回りは好転していく。

心身がきっちりと整理されている状態。それを創造する行為は実は一つしかないと思っていて、

それが、やるべきことをきっちりやるということ。

そう。凡事を、徹底して行う事。


良い結果を手に入れるための徳を積む行為というのは実はこのことを指していて、
ビジネス的に成功してきた多くの経験者はこれを教訓として「凡事徹底」こそが重要、と説くのです。


ファンサに当たりたければ、他人を妬み嫉み羨むのではなくまずは自分自身の身の回りを好転させることに集中しよう。

そのためには凡事を徹底してそのうえで建設的になろう。
と述べてみたのがこちらのnote。

何も特別なことは必要ない。けれど、

このnoteを読んでみて実際に自らのマインドを変えてみようと実践した人がどのくらいいただろうか。

そして真面目に実践してみた人は気付いたのではなかろうか。書かれていることに特別なことは何もないけれど、実はこれが一番難しい


そして、
このマインドを常駐させている男こそ、遠藤保仁なのである。



■横さんの証言

ヤットさんが凡事徹底の鬼であることは播戸さんとの対談で横さんが力強く証言していますので、もうその動画を見ていただければ全てが伝わると思います。


メンバー外だろうがスタメンだろうが、
準備の仕方は全く変わらないと。

これ、
メンバー外のときにきっちりやるのが大事ってのはわかるんですけど、ヤットさんの凄いというか極めているなと思うのが、スタメンの時もまたいつもとやることは変わらないという点。

大きな場面で結果出す人ってここなんですよね。凡事徹底の本当の凄さってここなんですよ。


不遇の時に必要以上にネガティブに、否定的にならないってことは裏を返せば、
好調の時に変に驕ったり力んだりしないってこと。

これが凡事徹底の神髄。
これが、凡事徹底できる人は凄いと力説したくなる所以。要はいつだっていつも通り。


そして何も知らない周囲の人は言うんです。
「彼は強運だ。」と。

本当はそれが一番難しいのに。



■「戻りたい日は無い」

もう一つ。
僕がヤットさんを見ていてさすがだなぁと思ったのがこの中にもありました。

多くの人が見たと思います。DAZNで配信していたヤットさんの引退特別番組。

この中でヤットさんは
「(どんなに悔しい経験だったとしても)その日に戻りたいとは思わない」と即答しています。

つまり、あの日があったから納得できる今の自分があるんだ、と。

これって、
”ファンサの当て方”と題して書いたnoteの中に出てくるマイケルジョーダンの思考と全く同じなんですよね。
全ての事象は何かのスタートラインになっている。この考え方が出来る事なんですよ。結果を残す人の凄さって。


40を超えれば体力的に第一線で出来なくなります。これはしょうがない事です。そう考えれば引退は必然。
でも思考は衰えない。凡事徹底する姿勢に年齢は関係ない。

ヤットさんはこれからも何かを成し遂げ続けるんだろうな。それも飄々と。
そんな風に感じさせる特集でした。



■結局 遠藤保仁がいちばん難しい

肉体的に特出しているわけでもない。特殊能力が備わっているわけでもない。

なのに、なぜか遠藤保仁は凄い。

多くの人はこの捉えどころのない才能を一言で「天才」というけれど恐らくそれって、

誰でもできる当たり前のことを
マイペースに、
力まず、
おごらず、
ネガティブにならず、
逆に調子にも乗らず、
出来る範囲で最大限に出せるように
当たり前に実行していること。

それの賜物ではないかと思うのです。


これには特殊な能力は全く必要ないし、誰にでも出来る事だけれど、

結局これが一番難しい


故に遠藤保仁は天才なのだと、そう思うのです。








本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。


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