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【真実】良いアン・バイ

2021年2月。元首相の森さんの発言が”女性蔑視”と取り上げられ、聖火ランナーを辞退するとか、白いジャケット着て登院とか。

ちょっと待ってくれ。何だこの違和感(笑)。

 

 

■そもそも男女で括った時点で・・・

これ問題かぁ? ではなくて、これ男女優劣の問題かぁ?というのがその違和感の正体で、

この問題の根元にあると思うのは、「アンコンシャス・バイアス」

直訳すると「無意識の偏見」

 

近ごろ様々なところで見聞きしますが、今回の件、まさにこれではないかと。

 

女のくせに料理が出来ない

男のくせにメソメソするな

外国人のくせに背が低い

関西人のくせに面白くない

これら全部、無意識の偏見。世の中に溢れている。つまりあなたも私も言いかねない。もはや男女間の優劣の問題じゃない。

 

あ、これもその類ですよ。

権力のある老人は、世のためにならない

 

 

■成功体験が多い人ほど、要注意

アンコンシャス・バイアスって一言で言うと”決めつけ”ってことだと思います。

自分が経験的に正しいと思ったことを他人に強要してしまう。人間の本能による現象だと思うし、正しい場合も多いのですが、だからと言って押し付けていいものではありません。

ここの線引きと言うか、見極めが出来ない人が、いわゆる「老害」。

 

権力のある老人は、世のためにならない

という意見は、アンコンシャス・バイアスそのものだと思う一方で、

成功体験の多い人(≒権力のある老人)ほど押し付けがち、というのも統計的に正しいのだと思います。

 

 

■アンコンシャス・バイアスは誰にでもある

その昔、幼い娘が言っていました。まだ小学生になる前です。

「〇〇くん、男の子なのにピンクが好きなんだよ。」

 

そういう教育はした覚えがないし、保育園で教えているとも思えない。恐らく、目に映るものを子供なりに分別していった結果、そういうバイアスがかかって、おかしいと判断したのでしょう。

つまりこの感覚って、この世の中に生きていれば知らずのうちに自分の中にもあって、気を付けないといつの間にか自分が発信源になっている可能性があるってこと。です。

まさにアンコンシャス!!

 

しかも厄介なことに経験を積めば積むほど・・・分別のある大人になればなるほど・・・バイアスはその濃度を強めます。

 

 

■バイアスが生む、良いギャップ

これはどうでしょうか?

プロレスラーなのに甘いものが好き

ギャルなのに家庭的

 

これは、偏見がもたらすギャップによって一般的に「良い!!」と判断される好例です。

※ただ、人によっては上記ですら好ましくないと思う人もいますけど。「ギャルが家庭的でないっていう前提じゃん!!」って。

 

人は知らず知らずのうちに自分の中に正解を持つようになります。そうでなければやっていけないからです。これ自体は正しいと思います。

でも、これをみんなが同じだと思うことは間違いです。それを押し付けるなんてもっての他です。親であっても。

 

ただ、このバイアスをうまく使えば、それはその人の魅力になります。

非難されるか賞賛されるかは紙一重ですね。

 

まさに、良いアン・バイで行きたいものです。

 

 

 

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

 

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