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【ビジネス考察】リモートワークの違和感

コロナの影響で世の中が一変したけど、その中でも大きく変化したのがリモートワークの推進だろう。いわゆる在宅勤務。

いやー在宅勤務は楽だよ。殺伐とした通勤時間がない。満員電車で神経をすり減らし、悪魔に憑りつかれた様な顔をして出社する。異常だよマジで。

日本人がこれの異常さに気付いたのはデカい。後世に残すものとして最大の価値と言ってもいい。

でもちょっと待って。


在宅は在宅で、新たな問題が出たようだ。在宅勤務は見えにくい。つまりサボるやつが見えにくいということだ。


違和感

これに対してあの手この手が講じられている。

ある会社では毎週何曜日を出社の日と決めていたりするし、ある会社ではリモートで会議する場合には必ず顔を出せと要求する。

サボるやつを何とかして取り締まらなくては!人事も情シスも総出で対策を講じる。でもちょっと待って。私はこれについてちょっと違和感を感じている。


私の考えはこうだ。

「サボりたい奴はサボればいい。むしろ、サボればいい。」

私はサボるやつがいることを問題だとはあまり思わない。何ならチャンスだと思っている。

このリモートワークというやつはサボるやつを炙り出す、一世一代の大チャンスだ。


これこそ生産性

少々残酷だが、リモートワークになったせいでこんなことが起きた。

嵐の日も雪の日も、毎日きっちり定時に出社して遅刻なく会議に参加して、一言もしゃべらない人が居たとする。きっちりしていて素晴らしいが生産性はゼロだ。

こういう人を評価せざるを得なかったのがこれまでだとすると、この不都合な真実をひっくり返したのがリモートワークの推奨だと思う。

経営者からすると、どんなにきっちりしていても、生産性の無いやつはダメだと判断したい。これが、堂々とできるようになったわけだ。


プロ野球に例えたらわかりやすい。

毎日言われた練習をきっちり行っているが、チャンスで全く打てない選手と、練習のことはさておき、チャンスで結果を残す選手とでは、どちらがファンの心を掴み、どちらが年俸が高いだろうか。

答えは簡単。

そして、私たちファンは結果を残す選手をプロフェッショナルだと言って賞賛する。ある意味練習態度なんてどうだっていい。


つまり、違和感

我々も給料をもらっている以上は、プロだ。

サボりたい奴はサボればいい。結果が出なければ会社に駆逐されるのは自分だ。生産性は無いが予定調和的に会社に行って給料をもらっている実態が無くなるのならば、こんなにフェアなことはない。

どんどんサボってもらって、その分の給料をこちらに回してくれればいい。

だから、働く場所を選ぶことに妙なルールを付ける必要なんてないし、サボりたい奴はサボればいい。


中にはどうやって自分のアウトプットを評価してもらおうかと悩んでいる人もいるかもしれないけど、それでいいんじゃないかと思う。

アウトプットを示そうと悩むこと自体、生産性を意識している証拠だ。こういう人は必ず勝つ。

リモートワークは見えにくくなったんじゃなくて、むしろ見えやすくなった。そう考えている。


結果を意識して勝負してきたみんな。チャンスだ。

サボりたい奴は、サボらせておけばいい。


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