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【人生】私は一度は必ず失敗するとてもダサい男

なぜなのか。

与えられたフィールドで華麗に舞い、周囲の人々を魅了して取り込む。

破竹。とはこのことで、竹の節が次から次へとパンパン小気味いい音を響かせるように、彼もまた次から次へと成功する。


一方の私。


よくやっている。とは自分でも思うが、それは必ず一度失敗した後の話。

なぜなのか。


運転免許の失敗

一時停止線でしっかりと止まれず、一発で不合格になった。見通しのいい丁字路で、地元の車について行ってちょっと車の頭が出てしまったのがいけなかった。

教官にブレーキを踏まれ、指をさされた先を見たら、そこには赤の逆三角形の標識があった。


2回目の試験は難なく受かったが、やはり私は、一度は必ず失敗する。


会社で受けた英語の試験もそうだった。昇格するためには既定点を超える必要があったが、私の試験結果は、あと1問、たったあと1問だけ正解が足りなかった。

正直この1問差の間にどのくらいの語学力の差があるというのだ。と、それっぽい正論で愚痴をタレてみたがダメなものはダメで。

結局2度目のチャンスで何とか乗り越えて事なきを得たが、やはり私は、一度は必ず失敗する。



初めて行く場所

思えば私は、初めて行く場所に弱い。

だいたいこんな感じだろ。ってことでとりあえず15分ぐらい前に着くように行くのだが、結局よくわからなくなって時間ギリギリか、下手したら遅刻してしまう。

2回目の訪問ともなれば記憶が鮮明でスイスイと辿り着いてしまうもんだからなおさらたちが悪い。なぜ私は初めて行く道だけはいつもいつも間違えたり、要領を得ないのか。

休みの日に一度ロケハンしなければ。と思ってしまうほど、初めて行く場所に弱い。


実に残念な性分だ。そして、ダサい。


それでいいのか

これに関して、まだ私の中でそのロジックが解明されていない。難題だ。あと一手足りなくて苦汁をなめるような経験は出来ればしたくない。

初めての勝負も、初めて行く場所も何事もなかったかのようにスイスイこなしていければどんなに楽だろうか。

ただ、

最近思うようになってきた。「それで良いじゃないか。」


私は、半分以上が私がしてきた失敗で成り立っている。悲しいけど、たぶんそうだ。

失敗するとへこむけど、その分いろいろ考える。2回目の道が鮮明なのも1回目で焦りながらも、それなりに周囲を凝視したからに違いない。


必ず一度失敗しないと前に進めない自分ははっきり言って好きではないが、それによって打たれ強くなっていたり人より深い学びを得ているのなら、それを活かすように考えた方がいい。

きっとそうだ。


必ず一度失敗する私はダサい。けど、

それはそれで良いのかもしれない。



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