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【考察】人類はなぜSNSが好きなのか

FacebookにInstagram、twitterにこのnoteも。

SNSに囲まれて生活することが当たり前になりました。情報はいつだってSNSが最も早いし、情報の持つ温度だって、これが一番高い。


速さと便利さが強みのSNSですが、人類がこのツールというか手段を好む背景には、もう一つ重要な理由があるのではないかと感じています。


■なぜスマホに依存するのか

気が付くとスマホをいじってSNSを見ています。新しい情報を欲している自分と、もう一人、誰かの考えを待っている自分がいます。


SNSは基本的に、誰かの投稿にリアクションするものです。いいねとかリツイートとか、そういった行動を起こさなくても、閲覧して、なるほどね。と心で思うこともリアクションです。

私自身、SNSに触れることで最近強く思うのが、

「自分で考えるのって、めんどくせーなー」

です。


在宅で仕事をしています。作業ではありません。新しいことを始めるため、何かたたき台となるようなものを作ってきて、と依頼された感じの仕事です。

考えます。早々に産まれるものではありません。

考えます。早々に産まれたらそもそもその人も依頼なんかしません。

考えます。飽きてきます。

休憩を欲します。

スマホを見ます。

誰かの投稿に対して、脳みそがサッと受け身の態勢を取ります


超 楽です。


SNSって、自分で考えなくて済むので超 楽なのです。


■情報操作はなぜ起こるか

この、情報の大浴場に対する受け身状態。これが思考回路を堕落させます。

自分で考えなくなるのです。だってSNSってそもそもそういう(自分で考えなくてよい)ものだからです。


この状態で、何かの記事で、あるいは誰かのつぶやきで、自分の琴線にフッと触れると、あっさりと受け入れてしまいます。

ひどい場合は、フェイクニュースを拡散したり、誹謗中傷に便乗してしまいます。


■考えることはめんどくさい

自分でいろいろ考えるのって、超めんどくさいんですよ。

SNSはそもそも誰かの発信があって成り立っているはずなんですけど、基本的に受け身なんですよ。笑うのも、悲しむのも、怒るのも、気付くのも、誰かの発信に共感しているだけなんですよ。だから楽なんですよ。


これについて、これだという解決策は私にはありません(泣)。

やるぞと決めたらスマホを遠くにおいて、一時的にデジタルデトックスを強行するぐらいです。


大事なのは、SNSは便利ですが、それは例えば”人間をダメにするクッション”に身を預けているような状態であると自覚することです。


SNSを便利に活用しながら、自分で考えることをやめてしまっている自分になっていないか、振り返ってみることが大切かもしれません。



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