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【ジュビロ磐田⚽️】【雑感】「良い監督」自論。

自論シリーズも今回で3回目になりますがそろそろ飽きられそうなのでこれで最後にします笑。


若干マンネリ化するといいますか、世の中3部作が多いのもなんとなくわかってまいりました😅

ただ今回のはですね、最後にふさわしくずっと思っていたことを気合入れて整理してみましたので最後までお付き合いいただければ!

例によって自論なのですが、
横内監督を解任する理由など無いということがそこそこロジカルに腹落ち出来るのではないかと思っております。

#横内磐田でJ1へ  その一助になれば!!



良い監督とは何か。
まずはこちらの整理から。

■強豪校の不都合な真実

消えた天才。
なんてフレーズがありますけど学生時代に活躍した選手がプロになってからそれほどインパクトを残せていない事例って実はたくさんあります。

これはサッカーに限った話ではないですが、いわゆる強豪校って指導者の存在感が強すぎるんですよ。

そして”理解力”と”再現性”ある選手が重宝されるわけで、これ自体はとても優れた才能なのですが一方で大事な要素が抜け落ちてしまっていると指摘されています。

それが、自分で考える力です。


指導者の「型」の中で活躍できていた選手は、環境が変わったとたんにこのギャップによって苦しんでしまいます。

もちろんその選手も考えることを放棄したわけではないと思いますが、自力で這い上がってきた選手の試行錯誤とは質的にどうしても劣ってしまう現実があるのだと思います。


それは僕らにも大いに経験がありますね。
コレです。


画一的なものが正しいとされていたはずなのに、ある日突然 個性や自律を求められる。

強豪校は強いです。
でも本当に大事なのは、それが指導者による「型」なのか、
それとも選手個人から湧き出てくる「自律」の集合体なのか。

ただ強かった、上手かった、では測れない「良い監督」の世界がそこにはあるのだと思います。



■「選手が考える」というバズワード

最近ではこのことについて多くの組織や指導者も考えるようになってきて、「選手が自分で考える」というキーワードを公然と発する指導者も増えてきたように思います。


しかしですね、
個人的にすでにバズワード化してる気がしてなりません。
正論であることは間違いないんですけど、この便利な言葉だけが独り歩きしているように感じるわけです。


つまり、
本当に優れた指導者は「選手が自分で考える」ことを促しつつも、その先には確固たる理想像とアプローチ方法があって、その中で選手を泳がせたり、脱線しかけたら誘導したりしているんです。

その確固たる方針もないままに「選手が自分で考える」と掲げたところでそれは単なる放置プレイに過ぎないし、選手に丸投げしてるのと同じなんですよね。


藤田元監督も初期段階から「選手たち同士で考える」ということを何度も言っていましたが、
新人監督で、ユースの選手相手にこれを成し遂げるってはっきり言ってむちゃくちゃ難しかったと思うんです。

結果として、(そんなつもりはなかったにせよ)放置に近くなってしまった。
選手たちは自ら考える以前に路頭に迷ってしまったと、そんな風に見えました。



■森保一という解答例

型にはめてもダメ。考えるようにと放置してもダメ。
じゃぁどうすればいいの? 

って感じですが、その解答例のひとつがポイチさんのやり方だと思っています。
キーワードは「話を聞くこと」です。

播戸さんのyoutubeの中で、横内さんが森保さんの一番凄いところとして聞く力を挙げています。

僕はこれを見た時にですね、
あぁボスは横内さん以外に居ないなと、そう確信しましたよ。



少し脱線しますが、
ビジネスマンの皆さんにはおなじみの言葉。将来管理職になりたい学生さんにはぜひ覚えておいて欲しいものがあります。
それはオープンクエスチョンという対話手法です。


質問の仕方には2種類あります。

英語で言うと、Do you ~?で始まるやつと、How?やWhy?で始まるやつ。
前者はYesかNoかで答えるしかありませんが、後者は答えを述べた後にbecause・・・と続きます。

オープンクエスチョンとは、ここでいう後者。
優れた上司は圧倒的にオープンクエスチョンを使います
そして、because・・・と述べ始めた相手の答えをしっかりと聞く力を持っています。

言葉で書くと簡単ですが、これがなかなか難しい。特に確固たる理想像を持っている人ほどなかなか出来ない。
「お前ふざけんなよ」と思ってもグッと堪えて選手の考えを聞き出し、丁寧にチームに還元する。
こうして選手自らの考える力向上と、チーム強化の両立を図っています。

これこそが、森保監督の真骨頂。
広島3連覇時代から語り継がれている彼の確固たる指導方針です。
今や代表選手は世界のビッグクラブでも堂々と立ち振る舞っています。それはこの指導方針の賜物であると個人的には思っています。


横内さんはそれをずっと近くで観てきた。そしてそれがとても重要であると認識し、実践されている

もうお判りでしょう。こんな貴重な人材を手放すクラブなど、無いんですよ。



■最高のモチベーター

聞く能力に長けた人はモテます。

特に女性にモテたい人は、自分の中に確固たる信念を持ちつつも聞く力を鍛えてください。
理由は、話の聞ける人は信頼できるからです。

僕はこれを結婚して子供と対峙している時に実感したので遅かったのですが、独身の時に横内監督をよく研究して真似していればきっとモテモテの、

はっ。いかんいかん。・・・とにかく!海の家(@uminoie_blue)さんから借用したこの写真を見て下さい。

話を聞ける人=良い監督とは、そういう事です(笑)。


横内さんは代表仕込みの最高のモチベーターです。

補強禁止の今シーズンにおいて(36節終了時点で)上位に位置できているのはこの力に依るところが大きいのは間違いありません。

しかし、
モチベーションだけでは勝てないのもまた事実。戦力と戦術はまた別の話であって、本来はそれも含めて「監督の手腕」です。

恐らく来シーズンはここにしっかりと着手して、全く新しいチームの形が出来るのではないかと想像します。


その時に
土台となる部分に横内さんのこのスタイルがあることはとても大きい。「聞く力」は、チーム強化における最低限にして最高の能力なのです!!


見守る、というよりは楽しんでいきたいですね。

横内さんと俊哉さんの作る新しいジュビロ磐田は、もう始まっています🔥🔥
交代論などあり得ません。






本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!


タイトル画および文中にて最高にエモーショナルな写真を提供くださった海の家さん。毎度ありがとうございます!!🙇

「聞く力」の凄さが見て取れる4コマ🥹



それから播戸さんのyoutubeリンクも。
素晴らしい話を聞き出してくださいましてありがとうございました。

おばんざーい!!


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