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【子育てルポ】瞑想する子供の話

小学生の子供が登校前に毎朝 壁に向かって祈りを捧げています。

誰に向かって捧げているのか正確にはわからないのですが、壁の向こうは隣の山田さんの家なので山田さんの誰かかもしれません。

冗談はさておき、実は入学してすぐ緊張からか教室で大量の鼻血を出し、それで注目を浴びたのが相当嫌だったらしく、鼻血が出ませんようにとお願いしているようです(妻曰く)。

実際には成長して鼻血も出にくくなったと思うのですが、このルーチンは毎日続けています。


■神頼み

日本人である私は漏れなく無宗教で、盆もクリスマスも同じテンションで出来てしまいます。そんな典型的な日本人からすると”神頼み”というとどうしても精神的に弱いイメージがあります。

ただ子供を見ていて思ったのが、これ意外と悪くないかも。ということでした。


朝のリビングは慌ただしいです。小学生が二人もいるので大変です。しかし家を出る前の数分間、フッと時間を切ってその時間に入ります。家族も気を遣って特に声を掛けたりしません。

大人になって私も理解できるようになったのですが、家を出る前にこうした時間を設けて、一度心を落ち着かせるというのは、悩みがあろうが無かろうが、とても良いことだと思います。

今はまだお願い事先行だと思いますが、新しい一日のスタートに際して自分を改めて整理し、やるべきことの輪郭を明確にする時間に、そのうちなるのではないかと思います。


■瞑想

最近多くのビジネス書でもその価値について述べられています。
ジョブスが禅を愛した話もありますし、サッカー代表キャプテン・長谷部選手の「心を整える」という著書も有名です。


瞑想とは「無」になることを指すそうですが、実はこれがなかなか難しい。私は入浴中によくこれをしてみるのですが次々とあれやこれや頭の中に出てくるのです。

深層心理的に、無になってどうするの?というのがあるからかもしれません(笑)。良いと言いながら自分の中で価値を腹落ちさせられてないのだと思います。

つまり、慣れていないのです。


■ルーチン化

人間の行動はほとんどが習慣によってルーチン化されていると言います。それは例えば利き手がケガなどで使えなくなったときに痛感します。
右手をケガしたときは歯磨きなど当たり前の動作が上手くできなくて笑ってしまいました。

この瞑想という難しいルーチンを今のうちから祈ることで、将来的に自分の中に取り込めるようになるのならそれはとても良いことだと思うのです。


今夜も心を整えようと思います。




本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!










じっくり考えて考えてみる事は大事

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