【迫真エッセイ】転職と苦悩の話③
「若手」と呼ばれていたころの僕はピュアで無邪気だった。効率化などという概念とは程遠くとにかく目の前に与えられた業務をがむしゃらにこなしていた。
おかげで激務だった。しかし一方で、入社時の志望動機(裏)であった「忙しくていいからお金がもらえる」を叶えていた。ただ、たくさんもらえていたかは疑問だ。言えることは、使う暇がなくどんどん貯まっていくという実態だ。
それで良かった。僕はいつの間にか「お金」より、「知識」の蓄えに夢中になっていったから。
■知識欲求学生時代の僕は勉強し