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2020年の出会い~ライティングを通して~

2020年の終わりまであとわずか。「コロナ」と切っても切り離せない年でしたが、みなさんはどんな一年だったでしょうか?

私自身を振り返ると、自粛モードだったわりには、「書くこと」を通して「善き」出会いに恵まれたように思います。

1 取材先の人たちとの出会い

 私は、文章を書くこと、人の話を聞くことが好きです。2年ほど前から「好き」が高じて、地元の公共施設の広報誌やローカルwebメディアで、地域で活動する人への取材記事や、イベントレポートを書かせてもらっています。
 今年は自粛期間を経て、7月から活動を再開しました。直接取材難しい時はひとまず延期、取材先が県外の時はメールを活用するなど、相手と話ながら無理のない範囲で…。月1回ペースで取材し、記事を書きました。

 取材をさせてもらったのは、東日本大震災の農地復旧ボランティアから生まれた農業法人の新たにスイートポテト店を開店するまでのストーリーや、「地域の活性化に貢献したい、作る人と食べる人の窓口になりたい」と地元で作られた野菜や味噌、ジャムなどを移動販売する男性などです。共通してたのは、コロナ禍で葛藤し試行錯誤しながらも、強い芯を持ち続ける姿。取材では、話を聞いている私までもが、前向きな力をもらいました。

 溢れんばかりの想いを伺い、言葉にすることが難しく自分の力不足を感じたことも多々ありました。けれども、掲載後に「これまでの自分たちの活動を振り返るきっかけになった」「想いを言葉にしてくれてありがとうございます」など感想をいただけたこと、メディアのSNSに「いい取り組みですね」などの読者の書き込みがあったことが救いです。

写真②

(取材させていただいた移動販売のお店。取材日には私も買い物しました。新鮮な野菜でした!)

2 オンラインコミュニティ「sentence」との出会い

 今年の8月に「書く」を学び合うコミュニティ「sentence」に入会しました。オンライン上で原稿へのフィードバックをもらう機会や、読書会などが開催されています。ライターや編集者といった「書く」を生業にしている人だけではなく、私のように趣味で書いている人も参加OKと知り、勇気を出して申し込みました。

 入会して良かったのが、取材原稿へのフィードバックをもらえたことです。東北地方に特化した文章を書いていたので、他の地域の人からどのように読めるのか知りたいと思っていました。実際に体験し、原稿をしっかりと読んで良いところ、モヤっとしたところを伝えてもらえて学びにつながりました。

 自分が書いた「地の文」をさらすことは勇気がいりました。けれども他の人の視点が入ることで、客観的にも伝わる文章に近づくことを感じました。

 2021年も書き続けていきたいと思います。来年は、地域の取材記事だけではなくエッセイも書いてみたいし、写真の撮り方もうまくなりたい…と今からとてもワクワクしています。