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生きることは、ただ伝えて、ただ受け取ること


久しぶりに自分の為に絵本を買いました。


きっかけはポプラ社さんのnoteを読んだことです。

昨年のことですが、あまりテレビを見ない私はメディアで取り上げられていたことを知りませんでした。
なんだか、この絵本はとても読みたいぞと思ったけれど、いつも行く本屋さんにはありませんでした。


今年にはいり、いつもはいかない本屋さんに行くと、ででんと置いてありました。
見本を手にとり、読み終わると、すぐにレジへ向かいました。
「これは、自分の為の絵本だ。」と思いました。


ピンッ きみが なげる。
ポンッ あのこが かえす。
きみが めいっぱいの えがおを みせたら
あのこは どんな かおを みせるかな?

絵本のおびにはこのようにかかれています。


私たちは日々、たくさんのメッセージをやりとりしています。

家族とも、友達とも。
会社の人や、お店の人。
そして、SNSという会ったことのない人とも。


私もnoteを書いています。
私のnoteを読んだ人が、少しほっとした気持ちになったらいいな、とか。
おこがましくも、そんな気持ちをもっています。


でも、それは私のただの「ピンッ」したこと。
相手がどういうふうに「ポンッ」するのかはわからないこと。
つまり、どういう受け取り方をするのかは相手しだいなんだってことです。


ほんとうは私の気持ちが伝わって欲しい。
ほっとして欲しいし、少し笑ってくれたら嬉しい。
でももしかしたら、「共感できない」「嫌な気分になった」「無視」っていう反応かもしれない。
そして、それを受け取ることはむつかしい。
でも、それをどうしてわかってくれないんだ!って叫ぶのは違うこと。



私も、相手のポンッしたことを、受け取るかどうか決められる。
自分の心に大事にいれるか、教訓にするか、それとも忘れた方がいいことか。



この絵本を手にしたのは、この間の記事がたくさんの人に見てもらった日のことでした。
私の考えたことに、たくさんの人がスキというかたちのポンッを返してくれました。
最初は、嬉しいなーありがたいなーと思っていただけなのですが、どんどん増えていくスキに、とまどいを覚えました。
自分のものが多くの人の目に映り、嬉しい反面すこしこわい。



でも、絵本を読んで、「そうだ、私はピンッしただけなんだ。」
受け取った人がどういう気持ちなのかは、相手しだいなんだ。
そして、きっとスキのなかには、その方たちが受け取ったなにかがあるんだなあと思いました。


共感したよのスキ
知らなかったよのスキ
へーのスキ
ほっこりしたよのスキ
見ましたよのスキ


そして、いくつかのコメントをいただき、本当に嬉しいきもちになりました。
伝わっている!!
嬉しい!!


そのピンッとされたコメントにまた私がポンッと返す。
ああ、これがコミュニケーションなんだって思いました。


ときにはひとりぼっちになりたくなるかもしれないね
どんなにじかんが かかってもいい
きみの こころが きめるんだもの。


私は人と本音でコミュニケーションするのが、怖いと思っていた時期があります。
もう、傷つくなら、ひとりでもいい。
誰もわかってくれない。
だから、話さない。
そんな風に思っていた時期もあります。


そして、今は、もっと人と関わってみたいとも思っています。
どうしたいかは、自分で決めていいし、決めていけるんだなって思います。


この絵本が、ひつような人に届きますように。



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