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嫉妬が湧くのは、本当は自分がやりたいから

「大きくなったら何になる?」って、小さなころ必ずされた質問。
私はぼんやりと何かのお店がやりたいって思っていました。
というか、やりたいというかやるだろうなーみたいな感じでした。
(子供の頃は謎の無敵感があって、自分の思った通りになると信頼していた)

でも、大人になった今、お店はしていません。

その時その時の、調理師学校行く!あの店に就職する!というものを積み重ねてきたつもりだったけれど、結婚したとたんに空気の抜けた風船のように私の気持ちはしぼんで、しぼみ続けて、今はもうぺったんこになってしまった。

私は、自分の人生を後回しにしていたことに気づいたのです。

旦那さんの仕事の折り合いがつける仕事をする。

家事が無理なく出来るような勤務形態にする。

子供が生まれたら、子供たちのためになるようなことを選択する。

一見とても家族思いの選択をしているように見えるけれど、私は自分の気持ちを無視していた。いいことをしているんだから。これでいいんだからと思い込んでいたような気がします。

夫婦なら、お互いのしたい仕事を応援しあい、家事を分担する選択を取ればよかった。

子供がいても、自分のことを我慢しないで、やるためにはどうするのか、それを家族で話し合えばよかった。

我慢したら、やりたいことも、好きなこともわからなくなって、何をしたらいいのかわからない、そんな風になってしまう。

私は結婚してから、とてもくよくよするようになって、ネガティブな考え方ばかりするようになりました。
結婚前は、親に進路を相談とか、こうなったらどうしようみたいな悩みを持たずに生きてきたのに、です。真逆の性格になってしまって、自分でもびっくりしています。(これは旦那さんの仕事が特殊だとか、いままで住んでいたところとは全然違うところに住むことになったからとか、色々なことが関係しているなとは思います。)

でも、今はやりたいことがあります。


きっかけは、高校の同級生がお店を始めたから。
私は調理師学校をでたので、同級生とか、前の店の同期とか、お店をしている人がいっぱいいました。
でも、その高校の同級生は、飲食に関係ない仕事からお店を始めました。
その時、すごく羨ましいって思ったんです。

先輩や後輩がお店を始めたよーってFacebookで知ったり、連絡して貰ったりしても、普通におめでとうって思っていた。
それはプロだから。嫉妬は沸かない。それは当たり前だよなと。でも私は今は無理だなぁとか、今は子どもがなぁとか言い訳していました。本当は羨ましいと思っていたはずなのに、その感情に気づかないフリをしていました。
でも、高校の同級生は、結婚していて、子どももいて、飲食とは関係ない仕事していて、それでもしている。
結婚しているとか、子どもがいるとか、そんなの関係ないって言われているようで、その子がカッコ良すぎて、眩しすぎて、直視出来なかった。

そうなんだ。
私、本当は結婚しても、子どもが生まれても、仕事をしていたかったんだって、初めて気づきました。
無意識に、旦那さんに合わせて、いい奥さんになろうとしてしまったんでした。


人は嫉妬が湧くとき、そのままを受け取ってしまいます。
あの人は綺麗でいいなあ。
おしゃれなお家でいいなあ。
友達がたくさんいていいなあ。
いっぱい旅行に行けていいなあ。

そう思ったってことは、自分も綺麗になりたいし、おしゃれなお家に住みたいし、友達がたくさん欲しいし、いっぱい旅行に行きたいんだってこと。

まだ嫉妬で終わってたらいい方で、それが、嫉妬するのは嫌だから怒りに変わってしまうと、ややこしくなってしまう。

あの人は綺麗だけど性格悪い。
おしゃれなお家だけどシュミ悪い。
いろんな人にいい顔してる。
旅行ばっかりで、自慢する。

本当の自分の気持ちは、嫉妬や怒りとかの強い感情の下に隠れている。

最初は眩しくて見れなかったその子も、今は私の希望だなって思っています。
出来るってことを体現してくれている、少し先の私の未来を示してくれていると思うと、すごくありがたいって思えるのです。そう思うと、嫉妬よりも応援したい気持ちが出てきます。その子を応援することは、自分を応援することと同じだって思うからです。



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