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【休職の振り返り⑥】やってよかったこと(前編)

休職期間中の前半でさらにメンタルを悪化させてしまった私は、改めて「今の私」と向き合うことを決心。

今、第一にすべきことは「休むこと」。
それだけに注力して、極力無理は控えた。
家事だって、勉強だって、運動だって、「今の私」がやりたくないと思ったらやらない。
完璧を追い求めず、少し手を抜いたっていい。
それよりも、とにかく自分の体と心の声に耳を傾けることにした。
そうすると徐々に心身が楽になっていくのを感じ、少しずつではあるが、自分の中に「生きる気力」みたいなものが戻りはじめていると気づいた。

感情の起伏があるとすれば、まだまだマイナス方面に振れ、心の底から楽しいや面白いを感じることはできないし、顔面の表情筋が稼働している感じはないけれど。
それでも、確実に体調は回復の兆しがあった。
そこで私は、無理のない範囲で自分のためになりそうなことを少しずつはじめることにした。

今回は休職中にやってよかったことをまとめてみました。


1.マインドフルネス瞑想

私がマインドフルネス瞑想をやってみようと思ったのは、何気なくダウンロードしてみたメンタルヘスアプリに瞑想メニューがあったから。
今までもふとした機会に「瞑想」というのは聞いたことがあったけど、そもそも「マインドフルネス」というものがどんなものかわからなかった私。
なので、まずマインドフルネスとは何かを調べることからはじめてみました。

マインドフルネス(英: mindfulness)とは、現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程である。瞑想、およびその他の訓練を通じて発達させることができるとされる。

wikipedia「マインドフルネス」より

マインドフルネスの手段のひとつとして「瞑想」があるとのこと。
そしてこのマインドフルネス瞑想が、緊張やうつ状態の緩和、不安の減少、ストレスに対する耐性、集中力アップなどの精神面にとてもいい影響があるという。
物は試しということで、さっそく私はアプリの瞑想ガイドに従ってはじめてみることに。

基本の瞑想は(音声ガイドに合わせて)10〜40分程度、自分の呼吸に意識を集中することなのですが、これが中々に難しい。
特に精神状態が乱れていると、呼吸を行いつつも頭の片隅で何かを考えてしまうことが多く、呼吸に集中できないことがよくあります。
でもマインドフルネス瞑想はその雑念を抱くこと自体も「悪いこと」と思わず、自然なこととして受け入れた上で呼吸に意識を戻すようにすることが大切なんだとか。

そういうことを念頭に置いた上で、ただ自分自身の呼吸と向き合う時間を意識的に取るようにしました。
時間は大体、朝と寝る前(でも夜は大体寝落ちしています…笑)の2回。
最初は自分でも効果についての実感が湧かなかったものの、はじめてから1ヶ月以上経った現在は、確かに精神面が落ち着いているような感覚があり、今では習慣化するまでになりました。

YouTubeなどでもさまざまなシーンに合わせた瞑想ガイドの動画がありますので、気になった方はぜひ調べてみてくださいね(リンクは私がよくやっている朝の瞑想のひとつです)。

2.深呼吸

1のマインドフルネス瞑想にもつながるのですが、話は休職するちょっと前に受けた健康診断にさかのぼります。

私は今年の健康診断で人生で初めて肺活量検査を受けました。
クリニックのスタッフさんの誘導の元、吸って吐いてを繰り返す検査だったのですが、そこで私は何度も躓き、2回測るだけの検査が上手くいかず、何度もやり直すことに。
それを休職中に思い出した私は「呼吸が下手……呼吸が浅いのかも」と思うようになりました。
そして、心身にストレスを受けたり緊張状態が続いたりすると呼吸は浅くなり、集中力の低下や自律神経への悪影響、心身の疲労を引き起こすのだと、ネットかどこかで見たうろ覚えの情報を思い出しました。

ひとは生まれた瞬間から呼吸をしていますが、自分の呼吸に深く意識を向けたことがなかったので、自分を大切にするという意味でもマインドフルネス瞑想と合わせて深呼吸を日々意識するようになりました。

日常の呼吸を意識的なものへ。
そして緊張したりストレスを感じたりすると、深呼吸を以前よりさらに心がけるようになりました。
おかげで過度なストレスや緊張状態が長く続くようなことはあまりなくなって、日々少しずつゆとりができているような気がします。

3.ジャーナリング

ジャーナリングはnoteでフォローさせていただいている方が日々、行っているという記事を公開されていて、そちらを通じて知りました。

「ジャーナリング」とは、一定の時間内で自分の頭に浮かんだことをありのままノートに書き出すことです。具体的な出来事や自分の気持ちを考えながら書く日記とは違い、とにかく浮かんだことを書き出していくのが特徴。内容がポジティブ、ネガティブであるかを問わず、抽象的な文章や表現であってもOKです。
自分の頭に漠然としているものを「文字」として明確化することで、普段の生活では気づきにくい漠然とした気持ちや考え方などが明確化され、自分の新しい一面を知ることができます。このように、文字を通して自分自身と向き合うきっかけになることから、ジャーナリングは「書く瞑想」とも呼ばれていますよ。メンタルヘルスやマインドフルネスの方法として注目されています。

書く瞑想「ジャーナリング」とは?やり方や内容、効果を高める方法までご紹介

元々書くことは好きなのですが、すっかりデバイスでの執筆がメインになっていたので、まずはノートを調達することからはじめました。

最初のジャーナリングノートと
大切な方からいただいた書きやすいペン

ジャーナリングは1ヶ月ほどで効果が出始めるとのことで、最初は「こんな感じでいいのかな?」と模索しながらやっていました。
でも毎日、感情が揺れたことやその時々で思うことをテーマにしたり、平穏な日でも何かしらテーマを設け、自分自身の心情と対話する時間を設け続けました。
大体は朝の10分程度でわーっと書くのですが、夜に1日の振り返りをしたり、過度なストレスや不安が募った場合はなるべくそのときに気持ちを書き出したり。
そんな風にジャーナリングを続けた今、瞑想や深呼吸と同じく、毎日の日課となり、日々の思考やメンタルが整理できているなと実感しています。
特にストレスを受けたり緊張状態にあると自覚できている際には、深呼吸や瞑想と合わせて、ジャーナリングノートに向かうようになりました。

4.読書

5.映像作品視聴

以前はまったく読書の習慣がなかったのですが、休職という期間を持てたからこそ始められたのが読書。
そして仕事や日々のことで追われて全くテレビや映像作品を見る時間がほぼ取れず(朝ドラと大河ドラマだけは死守していました)。
この期間、何もしない時間を作るためにも読書と同じく久しぶりにテレビの稼働率を上げました。

読書と映像作品でよかったもの、癒されたものをピックアップしようと思うのですが、ここまでの記事が長いので一旦区切ろうと思います。
次回もよろしくお願いします。
(今までの自己の振り返りと違って、今回は外に向けたご紹介という感じの記事だったので書き方を変えてみました。何卒ご容赦を。。。)

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