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「ライフワーク」と「ライスワーク」のはざまで・・・
私は、「雇われ」で「副業」占い師をやっています。
「雇われ」と名乗る理由は、私が自ら集客するのではなく、
占いエージェントに所属し、大手占いコンテンツ内で
活動しているからです。
「副業」と言っているのは、昼間は派遣社員をやっているから。
勤務時間はできるだけ短くし、就業時間後の夕方や週末に、
隙間時間という隙間時間を駆使して、占いコンテンツ経由で来てくださる
ご相談者様のご依頼を受ける占い師として活動をしています。
その他に、早朝に執筆活動、週末は月2日ほど占い講座の講師もしています。
さて、そのように、色々とやりたいことがある私ですが、
自分の中では、それらの仕事はキレイにポジショニングされています。
・ライフワーク:執筆、占い講師、占いキャリアコンサルティング
(スージー⭐︎テイラー名義の活動)
・ライスワーク:派遣の英文事務
(もちろん本名で勤務)
・セミ・ライフワーク:占いコンテンツ経由での雇われ占い師
(雇われ占い師のハンドルネームで活動)
「ライフワーク」というのは、私が一生かけて、おばあちゃんになった時もやり続けたいと思っている活動です。純粋に喜びを感じる活動なので、お金に直結しない、あるいはお金になるまでに時間がかかる仕事です。
「ライスワーク」というのは、お米のための仕事、つまり、食べていくための仕事ですよね。食費や光熱費、居住費、その他毎月やってくる請求書の支払いがありますから、安定した毎月の収入をもたらしてくれるものであることが理想です。私の場合は、派遣社員として勤務している仕事です。
ここで、もう一つ、「セミ・ライフワーク」というものを私は持っています。これは「雇われ占い師」の活動を指します。私は当初、この雇われ占い師を長く続けるつもりはありませんでした。「占いを主軸にしたライフワークだけで、一刻も早く食べていけるようになりたい」と思いつつ、その種が花開くまでには時間がかかることも痛いほど分かっていました。そのため、副収入を手っ取り早く得る手段として、雇われ占い師を始めたのです。
ところが、やってみたらこの「雇われ占い師」というものが、なかなかいい…いや、かなりいい!ということが分かってきたのです。
だって、ライフワークで何かをやろうとすると、結局その活動でお金を得るためには集客力が必要です。どんなに情熱を注いでも、誰にも知られなければ、依頼すら来ません。そうすると、腕が上がるどころか埃をかぶってしまう。やがて、本来やりたかった活動を維持するための経費すら払えなくなり、最悪のパターンだと、「夢を諦める」ということにもなりかねません。
どんな世界でも、集客は一番のネックですよね。私も色々やってはみたものの、鳴かず飛ばず。占い師にご相談者さんが依頼してくれないなら、「占い師なのに占いができない」状況です。これでは本末転倒もいいところですよね。
でも、占い事務所に所属し、皆が知っている占いコンテンツ内で活動できれば、1ヶ月依頼ゼロ、なんてことは、まずあり得ません。大手の集客力はすごい、と思い知ります。集客せずに占い師としての経験値や腕が上がっていくのは、とても魅力的です。
さて、雇われ占い師をして1年ほど経った頃、ふと気づいた事実があります。
「いつかは雇われを辞めて、ライフワークだけで食べていきたい!と思ってたけど…今の状態って結構幸せじゃない?」と。
つまり、この「雇われ占い師」とは、どこかで辞める必要はない仕事だ、と思い至ったのです。
なぜなら、隙間時間だけを使って在宅で活動しているという性質上、辞める理由が見つからない。
しかも、毎月確実に数万円の副収入が得られる。
そして何より、なぜか幸福度が高くなっていっている。
確かに、雇われ占い師「だけ」で食べていきたい、とは今も思っていないし、ライフワークを一生続けていきたいという想いは変わらない。
この、雇われ占い師って、私にとってなんなんだ?!と考えた時、一つの
エネルギーの流れが見えてきました。
ライフワークは「魂が求める仕事そのもの」。だから一生かけて、自分のベクトルはそちらに外向きに伸びているのです。(まあ、もちろん、長い人生のなかでベクトルがちょっと変わることもありますが)
ライスワークは、ライフワークを目指す自分の「体を満たす(食糧)仕事」。自分の中に入ってくるエネルギーの流れです。
そして、雇われ占い師は、ライフワークを目指す自分の「魂を満たす仕事」。これも自分の中にベクトルが向かっていますが、ライスワークが物理的なものを満たすものである一方で、こちらは精神性を満たすものです。
「するとこれは、ライフワークとは言えないけれど、ライスワークでもない!じゃあ、セミ・ライフワークかな!」と、勝手に名前をつけて喜んでいる私(笑)。
ライフワークとライスワークが完全イコールになるのは、誰もが憧れる状態でしょう。ミュージシャンが音楽だけで食べていく。役者が演技だけで食べていく。でも、それができるのはほんの一握りだけである、という現実もありますよね。アルバイトでなんとか食いつないでいるけれど、「いつまでこんな状態が続くんだろう…」と辛くなってしまって、やがては夢を手放す。
じゃあ、ライフワークに、ライスワークとセミ・ライフワークの両方から、物心両方の燃料を注ぎ続けることができたなら?
きっと息長くライフワークを追いかけ続けることができるのではないか、と私は思うのです。
誰しも、ライフワークとするものは違うと思います。でも、セミ・ライフワークを見つけるって、意外と難しい。でも、その一つの選択肢になり得るのが「雇われ副業占い師」だと、私は思っています。
今は占いに詳しくない人でも、占いを学ぶことで、自分をじっくり深掘りできます。自分を知ることができるようになると、相手を知ることもできるようになる。そして実際に占い師になって色んな人のご相談を受けていると、不思議と自分が元気になり、幸福度が上がるのです。これも占い師になって分かった驚きの新事実でした。
そうやって、確実な副収入を得ながら、ライスワークの収入で足りない分を補いつつ、ライフワークを目指し続ける活力を得る。こんな生き方があってもいいのかな、と思っています。
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