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おじいちゃん、おばあちゃんに聞いてみた『運』ってあるんですか?

どんな人に「幸運」は集まってくるのか? 「運」って本当にあるの?
そんな漠然とした思いを人生の先輩方はどう捉えているんだろう…

見えないもの、科学では証明できないものを
街のお年寄りに聞いてみました。


激動の時代を生き抜いてきたお年寄りの方々の意見は興味深い。
TOKYO FMの番組内で特集がありましたのでご紹介します。


テーマ:「おじいちゃん、おばあちゃん、『運』ってあるんですか?」


◆ご先祖さまに毎日手を合わせる

「あると思います。私はもうね、90歳でございます。なんかね、どうしようかな?って思ったときは、いつも運の良いほうへ進むんですよね。若い人たちに言ったら信用されないかもしれないけど、ご先祖様を一生懸命お守りしています。朝晩キチッと、お花、お水、お経をあげてますと、なんだか1日が充実します。主人のほうと自分のご先祖様にです。運が良いというよりも、イヤなことがあっても逃れられるような感じがありますね」
(90歳/女性/主婦)

◆運が良い人生だったのかな

「あると思います。これが良かったとか小さいことではなくて、子どもを産んで、夫婦が仲良くて、友達とも仲良くして、それが運が良かった。長い線で見れば、これは運が良い人生だったのかなって思うのが一番。前向きな気持ちを持たせてくれたことは運が良かったと思いたい。そういうふうに考えるしかないですね」
(74歳/女性)

◆運があるかも!って思えば良い

「あると思います。同じことをしてても、この人がしたら良いほうへ行くし、逆にあの人がしたら悪いほうへ行く……とか、まわりを見ててもあるので。それは、持って生まれたその人の運だと思います! 悪いときも、運を持っていないと思えば流せる。生きやすくなる。どこかで運があるかも!って思えば良いじゃない」
(70代/女性/主婦)


まさにシンプル。

仰々しい答えを望んでいた人にとっては目から鱗のようなネタもない肩透かしをくったような素朴な解答…。

ですが、すべての言葉に経験値から溢れ出る余裕とやさしい温かさを感じるのはボクだけでしょうか・・

そもそも戦争や貧困など多くの困難や辛い出来事を超えてきたこと自体「運が良い」と感じられるのかもしれません。

贅沢をせずに、ムダなものは処分して、身の回りに感謝する。
当たり前に「きちんとした生活」を継続してきたことこそが「幸運」と呼んでいるのかもしれません。

そういう意味ではお年寄りの言葉は深く考えさせられます。

今の若い人にとってはお年寄りと付き合ったり、話に耳を傾けることはすごく面倒くさいと思うはず。

でも、すごい財産になります。


時に間違っていることも言うし
時代遅れのことも言うし
意味不明なことも言う

不条理で頑固なところもあるときもあるけど
世の中のいいも悪いも乗り越えた人が醸し出す往年の魅力
にわかではない生き様が引き寄せた運の力。


激動の時代を生き抜いてきただけでも強運と言える圧倒的パワーと優しさはきっと耳を傾けた人の傍で温かく微笑んでくれるはずです。


運のいい人から、運は伝わるもの。

お年寄りから可愛がられれば、「連運」をもらうことができると思います。


ありがとうございます!お気持ちは寄付させていただきます。