間違うことはムダなのか?
「タイパ」最近よくこの言葉を耳にするようになりました。
「タイムパフォーマンス」のことで
時間対効果、かかった時間に対する満足度をあらわす言葉の意味です。
この言葉の意味を「間違うことがムダ」かのような解釈をする人がめちゃくちゃ多いと感じます。
現代は累々の失敗の上に成り立っています。
もし、、過去の先人たちが間違うことを恐れ
何も行動に起こさなかったら間違いなく現代は今と異なる景色でした。
「人生は失敗の積み重ねである」
誰が言ったかは忘れましたが
世界は誰かが間違ってくれたことでここまでの進歩を遂げました。
…と同時に
それは誰かの成功体験にもなっていたわけです。
数えきれない失敗のおかげで飛躍的に世界は前に進んだのです。
人類の進化速度がこれまで以上に早く進むと感じるのも
蓄積された失敗の量が増えたからでしょう。
人類を前に進めるためのキッカケを
未来を考える極めて有益な行為を
そんな失敗を「ムダ」の一言で切り捨ててしまう
なんと愚かなことか…。
失敗しないことが優れているという風潮があるのか、
失敗を無意識に避けるようなプログラムが
世間の中心に来ているような気がします。
赤ちゃんはなぜ成長が早いのか
それは大人よりも多く失敗しているからとも言えます。
「間違うことはムダ」と言うのは
赤ちゃんの成長を否定することと同じくらいの愚行だと思いますけどね。
あの天才科学者たちもめちゃくちゃやらかしてた!
偉大な失敗を学ぶ名著です!是非!
ありがとうございます!お気持ちは寄付させていただきます。