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ある常連さんがパッタリ来なくなった訳

あろはろは!
メンズストリップダンサーの朱雀ガラティアです☆

ようやくnoteの仕様にも慣れてきて、
書く楽しさを実感し始めた今日この頃でござりんす。

元々、文章書くのは得意なほうで、
大学の卒業論文でも"フェティシズムとセクシュアリティ"っていうテーマで40,000字を1日で書き上げてA +をもらった経験があるのですが(文学部の哲学科でした)、
ここ数年はTwitterをメインにやっていたので、長文書く機会ってそうなかったんだよね〜。

あ、364日分卒論サボってたっていうツッコミは無しよ!!


楽しんで毎日記事を書いてるもんだから、
昔、イベント来てくれてたお客さんとかがこのnoteを読んで、うっかりまた来てくれるようにならないかなぁーなんて淡い期待もあるんだよね。

ショーでは毎回フィードバックと改良を重ねながら試行錯誤を繰り返しているので着実に成長してるはずだし(と、思いたいw)、
"あの頃の自分とは一味違うよ!"って気持ちで所謂"沼上がり"(来なくなっちゃうこと)をしたお客様を呼び戻したい朱雀です。

「運動会みにきてね!」
「学習発表会、いい役もらえたから今年は来てね!」
子どもからそんなことを言われた日にゃあ、親としてはなんとしてでも行かなきゃと思うのが性でしょう?
…わたしゃあなたの子供じゃないけど。(笑)

とはいえ、ストリップ等の特化したコンテンツは、お客様の興味を惹くことに関しては一過性の傾向があるのは確か

ハマる人はとことんハマるけど、熱が冷めたら人生の1ページが紙ごと根こそぎちぎり取られたかのようにパッタリ関わらなくなるなんてことザラです。



お客様が沼上がりする理由はさまざま。

・飽きた
・別の趣味を見つけた
・地方に引っ越すことになった
・運営システムに不満ができた
・他のお客様とトラブルになった
・恋人ができて止められた
・急にキャストが憎くなった


お客様心は秋の空。
当然こちらに原因がある場合もありますが、どうしようもできない場合もあるのです。
(もしこちら側に何かあったら、抜ける前にきちんと言ってね?できることなら改善するから……切)


ですが、これら以外に、確かにもう来ないよな、と納得せざるを得ない理由もあるんです。


と、その前に。
この業界でことわざのように言い伝えられている法則があります。




ホモオヤジは裏切らない。



一般的な傾向として、女性のお客様に比べると男性同性愛者のお客様は沼上がりしづらいというのがあります。

生で若い男の身体をまじまじと見られる娯楽が他になかなかないというのが最も大きいかと思われますが、
確かに、自分が昔いたところでも、創成期から通い続けているという常連さんは何名かいらっしゃいました。

もはや現役キャストの誰よりもその団体に詳しい状態。

当時の話を聞いて勉強になったことも多々ございました。


30代から通い始めて、今ではすっかり貫禄あるおじさまになったお客様。

若い頃キャストで出ていて、今では観客として応援し続けているという40代〜50代の男性。


こういった方々も多いので、客層は中年、壮年、老年…がほとんど。

庭先で植木の手入れをしてそうなおじいちゃんが、ショーの間だけは目を輝かせて楽しんでいる姿を見ると、微笑ましくてこちらも嬉しくなります。


なのですが、概ね裏切らないハズの"ホモオヤジ"も、ある時を境にパタッと来なくなることがあります。

「必ず毎回来てたのに、そういえば最近来ないなー」となったときに考えられるパターンの1つ。






亡くなられたんです。



そこでは、70代ぐらいのお客様も珍しくありません。
いくつになってもホモの性という煩悩は消えることはないんだなぁと毎回感心していたのですが、
当然彼らも人間。いつかは彼岸へ旅立ちます。


昔、愛用のメモ帳とペンを常に携帯していて、ショーが終わるとキャスト全員に「サイン書いて(´∀`*)」ってねだってくるおじいちゃんがいました。

でも当時自分のサインなんて持ってないし、
適当に名前だけ書いたものを渡すと、それでも喜んでくれました。

しかも、毎回来て毎回ねだるの(笑)

同じキャストから同じサインもらい続けて果たして嬉しいのかどうか疑問にも思いましたが、
本人楽しそうにしてたのでまぁいいか、と応じてました。


んで、そんなおじいちゃんがいつしか来なくなり、それにも気付かずショーに励んでいたある日のこと。
(すべての常連さんを今日は来てた、今日は来なかったと把握することはできません)


毎回来てサインねだってた◯◯さんが亡くなった」との知らせを受けました。

確か、プライベートでも関わりのあった常連さん仲間からの情報でした。


それを聞いた瞬間、「そういえば最近、サイン書いてなかったな。」と、急に寂しい気持ちが湧いてきました。

長期闘病とかもなくコロッと逝ったそうなので、
直前まではうちのショーも観に来ていたんでしょう。

生涯現役!とばかりにまさに死ぬまでホモ活動に勤しんでおられたのなら、それはそれで人生あっぱれだよなぁ、と思ったものです。


こんな一件があってから、急に顔を見なくなったホモオヤジのお客さんに関しては、
よっぽど嫌気がさしたか仏さんになったか、どちらかの線を疑うようになったのであります( ̄^ ̄)


人間、いつ死ぬかわかりません。
老いてはもちろん、
若くたって不慮の事故や病気で命が絶たれることもあるのです。

それはお客様もキャストも同じ。

後悔する前に。生きているうちに!
興味がある、観たいと思っている、そういう現場には行っておいたほうがいいですよね!

それだけではありません。
このコンテンツ・イベント自体、いつなくなるかわかったもんじゃありません。
終わってから嘆いても遅いのです。

だから興味があるうちに、メンズストリップ、みにきてね。

法律で男性は人前で1枚も服脱いじゃいけませんってなってから悔やんだって、知らないからね!

ということで、まだ見ぬ皆様方のご来場、お待ちしております♡



それにしても、あのサインおじいちゃんのメモ帳、どうなったのかなぁ。
一緒に棺桶に入れられたのかな。

何ページにもわたって同じサインが書かれたサイン帳、じっくり見てみたかったな。(笑)


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