メンズストリッパーは見た!チップにまつわる仰天エピソード①
あろはろは!
メンズストリップダンサーの朱雀ガラティアです☆
前回、チップはストリッパーにとって貴重な収入源であると話しましたが、
それだけキャストたちにとっては思い入れが深く、
またお客様にもそれぞれの楽しみ方があるわけです。
チップタイムは、遠いステージ上で踊っていたキャストが客席まで降りてきて、直接言葉を交わしたり触れたりすることのできる刹那の機会。
本当に一瞬ですが、ここをどう過ごすかでイベント自体への満足度も変わります。
それだけに、ショーよりチップタイムがメインなんじゃないかっていうくらいに楽しまれているお客様も大勢いらっしゃいます。
それ自体はとてもいいことだと思います(^^)
ただ、毎日のようにチップタイムをやっていると、なんともまぁ面白い経験も積まれていくもので、
それもなぜか、女性向けの公演よりも男性(ゲイ)向け公演のときに圧倒的に「なんでやねん」なエピソードが追加されていく不思議がありまして。
今回は特に自分にとって印象深かった男性向け公演での3つの「事件」についてお話しようと思います。
はい!遅漏さん、
これは、私が横浜での男性向け公演にて体験した出来事です。(ほん怖風)
いつものように、チップタイムとなり、チップを振ってくれたお客様のところへ向かいます。
「朱雀くぅん、今日もよかったよ〜」←アナゴさんボイスで再生してください
と褒めてくださるお客様に
「ありがとー!」と笑顔を返し、何事もなくチップタイムが終了しました。
香盤も全て終了し、楽屋に戻ると先輩のダンサーがなぜか暗い顔でこちらを見ています。
「どうかしましたか?」
そう尋ねた私の耳に、とんでもない言葉が入ってきました。
「お前……チップ抜かれてたぞ。」
聞けば、アナゴボイスのお客さん(以下アナゴ)、
パンツの上からチップを入れ、
なんとパンツの下から引き抜いていたというのです。
ナニソレ!?!?!?!?
その様子は、まるで何かのカードをスキャンするかのように手際よく一瞬の早業だった、とのことでした…
(あ、下にちゃんともう一枚履いてます。)
……ぜんっぜん気付かなかった。
こいつぁやり慣れとる!!(c" ತ,_ತ)
そんなとこで匠の技出してくんなや!!(激怒)
先輩は、アナゴのその悪行を目撃したけれど、注意しようにも自身もチップタイム中だったのでこちらまで来れなかったそうです。
しかしなんでそんなことをするのか?
答えは簡単です。
安くいい思いしたいから。
この方法を使えば、チップ1枚分で2回、3回といい思いができるのです。
キャストには「チップがもらえた」という記憶だけを植え付けて、
実際にはそのたった1枚で色んなキャストと交流を楽しめちゃう……
めっちゃコスくね!?!?
チップ1枚にそこまでする!?!?
いやいや、人間の煩悩をナメちゃあいけません。
この「安くいい思いをしたい」というアナゴをはじめとするホモオヤジたちのリビドーが、次々と事件を引き起こしていくことになろうとは…
デビュー1年目の朱雀は知る由もなかった…。
エピソード①完
※ホモオヤジってのは差別用語ではなく、自分なりの愛着を込めた呼び方です。笑
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