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地域おこし協力隊の活動。”斬新なアイディア”に囚われすぎず、チャレンジしていくことの大切さ

久しぶりのシリーズ更新です。
このシリーズは地域おこし協力隊である私が日々活動で感じたことを書き記すシリーズですが、ほぼほぼ自分に言い聞かせるものでもあります(笑)

今回は協力隊の活動に呪いのようについてくる”斬新なアイディア”との戦いについて持論を。

3種類の”斬新なアイディア”を考える

”斬新なアイディア”は3種類あると思っています。
①自分の活動がマンネリ化しないための”アイディア”
②地域の人から見られた飽きられないための”アイディア”
③この2つが混同してしまい混乱に陥り何をやっているかわからない”アイディア”

まあ、あくまでも持論ですが・・・

「斬新なアイディア」と「事業のライフサイクル曲線」

私は活動しながら常々に自分をアップデートしたいと考えています。出来ているかは別(笑)いわゆる自分自身の成長です。
この成長は事業のライフサイクル曲線と同じと考えています。
事業が導入され成熟していくのにアイディア(下図:A,B)が必要なように
衰退期から再成長するには新しいアイディア(下図:C)が必要です。

衰退期からどう立ち直れるか?

地域おこし協力隊の活動は対外的な期待も背負うことが多くあります。
本来は自分の事業を3年後に見据え、自分の為にやっているので①自分の活動がマンネリ化しないための”アイディア”が必要なところですが、どうしても②地域の人から飽きられないための”アイディア”の目線がチラつきます・・・そして最後にはどっちつかずの③混同してしまい混乱に陥る”アイディア”になり何のための、誰のための”アイディア”なのかわからなくなることがあります(何度も言います、持論です)

協力隊が襲われる”アイディア”の壁

地方の問題は全国的に同じようなことがあげられます。
どうしても協力隊の活動も全国の先人達のアイディアに追いつけ追い越せになる傾向になり、イノベーションが生まれにくい状況になっているのかなと思います。というのも、協力隊で既に”定住”に向けた成功事例がいくつかデータ化されていているからです。

しかし、5年、10年、15年とこのシステムが続けば誰もが同じ内容で起業していくことは難しくなります。
それもそのはず、ブルーオーシャンだった市場が同じ協力隊によりレッドオーシャンと化していくからです。

レッドオーシャンの市場の中で必要になってくるのは、衰退期からどう這い上がるかのアイディアだと私は感じています。

つまり、最初は①自分自身のための斬新なアイディアで良くても、いずれは②地域住民を対象にした斬新なアイディアな戦いがやってくるのです。

斬新なアイディアは挑戦無しでは生まれない

ではアイディア先行型で進められるか?というと、そうではないと思うんです。そもそもそれが出来たら(協力隊になった人は)協力隊にならないはずです(笑)

で、協力隊の時に何が出来るかというとスモールスタートで地域住民の声を割とストレートに聞くことが出来るし”アイディア”を収集・反映しやすいと思うんです。これは結構、協力隊の特権だと思っています。

こんなのじゃダメだよ、とか、もっとこうした方が良いよとか、一見ムカつきそうな意見ですが、これを言えるのは私達が協力隊だからだと思うんです。人脈も知識も経験も劣る私達には、これはこれで貴重な意見。

だから、こんなアイディアじゃ面白くないよなーと思う前に、まずはやってみるべきだと思うんです。主体的にやってこそ初めて見える景色があります!
私も今年、イベント主催をして成功も失敗もしていろいろな学びを得ました。
今はこれを忘れないように、無駄にしないようにここに書き留めている意味もあります(笑)

私の今の悩みは③になってしまうこと

こんなに偉そうに言っているのには理由があります。
私も今、あるプロジェクトを進めていますが、どうも面白味に欠けて二の足を踏んでいます。
これに関してはスモールスタートもなかなか難しいものなので、いろいろな方に意見を聞いています。
でも、それよりも何よりもまず「自分のやりたいこと」とマッチしているかどうか?自分のやりたいことを②になるように、ブルーオーシャンになるようにしていくしかないのかなと薄ら感じています。

偉そうなことを言っておりますが、私自身が悩んでいるというオチでした(笑)

みなさんの参考になれば幸いです・・・。

のーす

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