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幸せはゴールではなくプロセスにある
人は未来の幸せのために頑張りますよね。
生きるからには幸せになりたい。
でも、実際に幸せのゴールは存在しません。
マグアンドリュー博士は、人間はそもそも幸せを感じにくくさせるような、幸せになりそうだとそれをとめるような心理的なプログラムがあるのではないかという説を唱えています。
幸せなときでも不幸や不安を感じやすくできているのです。
心理学の観点から幸せになれない3つの効果があることを学びました。
楽観バイアス
人は「今」よりも未来の方がよくなるだろうと考える傾向があります。
そのために未来よりも「今」が不幸だと感じるのです。
たしかに「今」に満足していては未来に進めなくなるので必要な考え方なのかもしれません。
ポリアンナ効果
ポリアンナ効果は、心理学者のチャールズ・オスグッドが唱えた考え方です。
過去の辛かった経験が薄められて、「あの頃は楽しかったな」「あの頃はよかったな」と思うようになるというものです。
今に満足していないと、過去の楽しかったことだけを思い出してあの頃に戻りたいなどと言う人がいるのはこの効果の影響なのですね。
でも、あの頃はあの頃で悩んだり苦しかった経験もありますよね。
悩みの事実は変わらないはずに、過去のことになるとちっぽけに思えたりするものです。
快楽の踏み車効果
快楽の踏み車効果は、いいことがあっても、慣れてしまうと当たり前になり、またいいことが起こることを期待してしまうというものです。
私は特にこの効果が自分に当てはまっていました。
小さな成功や幸せは当たり前に日常化してしまい、達成したことすらも忘れることすらもあります。
今この瞬間しかないのだから、今を精一杯楽しむことが幸せだということに気付きます。
人間の性質を理解すると、幸せのゴールは一生手に入らないことが分かりますよね。
未来は今の積み重ねでしかないのだから、今に集中、没頭し、最大限感じるプロセスが何よりも幸せなのですね。
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