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パナマ人に学ぶ人生をいい感じに生きるコツ

20歳のときに、留学生パナマ人の案内役をしたことがあるわたし。

身長180cm超えの黒人さん。かなり大柄で体重も100㌔は超えていたと思います。

案内役になった経緯は、大学で募集していた留学生の案内役に応募したことからでした。

選考が通った連絡とともに送られてきた写真を見たときは正直ビビりました。

当日ビクビクしながら、顔合わせ会場に向かうと、物腰の柔らかい優しい笑顔とともに握手を求められました。

大きい体とは正反対に、控えめな印象でした。

今日のnoteは、そんなパナマ人のカリルから学んだ人生をいい感じに生きるコツについて書いてみたいと思います。

やりたいことには手を挙げる

カリルは、控えめ性格ながらもいろんなイベントに顔を出していました。

口数が多いわけではなかったけれど、友人もとても多かった。

カリルとパーティーやイベントに参加してもカリルはカリルでした。

かといって浮いているとかでも全然なくて。

誰にでも話しかけられるような外向的な性格ではなかったわたしは、当時とても刺激を受けたんです。

パーティーでは、いぇーいってテンション上げたり、踊らないといけないと思っていたし、それができないなら行かない方がいいと思っていました。

でも、カリルはみんなが楽しそうにしているのを見ながら、自分なりに楽しんでいたのです。

どんな時も自分だったカリルに、自分の性格がどうこうとかではなくて、自分がやりたいかやりたくないのか。好きか好きじゃないか。

シンプルな基準で選べばいいんだと教わりました。

流れに身を任せる

カリルとは、約3か月間いろんなところにご飯を食べに行ったり、いろんな話をしました。

パナマに帰る前日に、わたしは自分の家で家族のおもてなしパーティーに誘いました。

カリルは手巻き寿司をおいしいおいしいと8合炊いたお米をキレイにたいらげ、お菓子を食べて、つたない英語での会話やゲームを楽しみました。

夜も遅くなってきたので、留学生の寮まで送ることに。

そこで衝撃的な発言が。

今からパスポート探さなきゃいけないんだよ

えぇ!?!?今なんと!?!?

「あれ?パナマに帰るの明日よね?」

「そうだよーアハハハ」

次の日、パスポートがあったかメールすると、なかったから延期することにしたよー!と返信がきたとき、このすべての流れに身を委ねているような自由さをうらやましく思いました。

数日後にパスポート見つかったから、明日帰るよ〜最後にキャンパスで会おうと連絡がきて、2回目の最後のお別れをしました。


パナマ人のカリルとの出会いは、わたしの人生に大きな大きな影響を与えました。

自由でおおらかで「こうしなきゃああしなきゃ」が一切ないどこまでも自然体で等身大のカリルから人生をいい感じに生きるコツを学んだのでした。

あなたの周りには、人生をいい感じに生きている人はいますか?


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