襟を正して、ルーズに暮らす
最近のマイブームはKindle Unlimitedで雑誌を読みまくること。
ある雑誌に「襟を正して、ルーズに暮らす」というフレーズがあり、ついタイトルにしてしまいました。
このフレーズがまさに私が目指している暮らし方だったからです。
私は、友達からはわりと育児も仕事もしながら家が綺麗でキチンとしていると言われることが多いですが、母親からは、キチンとしているようで抜けているとよく言われます。
母親のルーティンは完璧で、部屋のあるべき状態のレベルが高い。
いつどんな時でも友達を呼べる綺麗な家でした。
それでも、やっぱり人は完璧には慣れないもので、共働きだった母親はかなり無理をしていて、子どもの私や妹に八つ当たりすることもしょっちゅう。
一方の私は、見えるところ、目立つところは綺麗にしているように見えて、クローゼットなどの見えないところは荒れていたり、気持ち的に余裕がない状態が続くと部屋も荒れ始めます。
食品の賞味期限の管理もズボラなところがあり、一回夫に整理してもらったこともあるくらい。
夫はもう私のズボラぶりを認識しているでしょう。
でも、ズボラという言葉もなんだか好きにはなれない。
そこで「襟を正して、ルーズに暮らす」という言葉がしっくりくる。
キチンとしたいところは、襟を正す。そこまで自分の中で優先順位の高くないものは、完璧を求めずルーズに暮らす。
そんなバランスが心のバランスを保ってくれるように思います。
キチンとしたいところは、やはり食事。
食事作りが負担に思うくらい多忙なら働き方を改めるしかないと思うほど、私の中で食事が1番大切です。
水回りの掃除や掃除機がけもキチンとしたいことに分類されます。
ルーズなのは、部屋の片付け。
子どものおもちゃはもちろん、郵便物、クローゼット、戸棚の整理はつい後回しに。
溜め込んで溜め込んで溜め込んで、火がついたように整理し始めるの繰り返しで、その都度がなかなかできない。
でも、全て完璧になんてできないから、苦手なことを毎日頑張るのは諦めました。
できる時にすればいっかとルーズに暮らすところがあってもいいんじゃないかと思うのです。
人ってそんなに強くはなれないから、無理をして完璧にこなせても、自分の心が悲鳴をあげたり、人に当たってしまったり、どこかに皺寄せがくるのだと思います。
それなら、いっそ手放してしまえば楽になる。
襟を正して、ルーズに暮らす中で家族みんなが笑って幸せに暮らせたらそれでいい、そんなふうに思うのでした。
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