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瀬織津姫さまは何を思う~六甲比命大善神社

以前、「菊理媛さまをたずねて」の記事で訪れた六甲山神社。その時から、同じく神戸の六甲山に鎮座する六甲比命大善神社(ろっこうひめだいぜん)が気になっていた。

御祭神は菊理媛さまじゃないけど、磐座がご神体の神社には目がないワタクシ。

再び、六甲山を訪れることにした。



気分は有馬観光

六甲山は車で向かうこともできるけど、目的地付近にロープウェイの駅があったため、今回は電車を利用することに。
自宅から阪急電鉄神戸線で、まず三宮駅へ。そこから、神戸市営地下鉄西神・山手線→神鉄有馬線(三田行)→神鉄有馬線(有馬温泉行)

乗り換えまくって経由地の有馬温泉に到着。
(乗り換えが面倒だったので、帰りは有馬温泉発の高速バスを利用した。)


温泉地って、こういう”川のせせらぎ&赤い橋”のイメージあるなー。

飲食店は混んでいそうな雰囲気だったので、お昼はコンビニのおにぎり。
おいなりさんもおいしかった♪(セブイレさん、安くてうまくて最高!)


2020年に導入された新型ゴンドラ。めっちゃキレイ♪

有馬温泉からロープウェイに乗り込むと、外国からのお客さんが多かった。
ここでもインバウンドの余波が!?

ロープウェイからの眺めは圧巻で、写真には撮れなかったけど、180℃見渡す限り一面が木々に覆われ、その大自然の迫力に心の邪念も吹っ飛ぶような不思議なパワーを感じた。


六甲山頂駅、到着!


岩場を上ったり下ったり

駅から15分ほど歩いて、脇道に入っていく。


脇道へといざなう案内板。



八大龍王祠と、花山法皇・熊野権現・仏眼上人連名の石碑


仰臥岩(ぎょうがいわ)


パワーがすごい!

不思議だったのが、脇道に入った時からずっとハエが付いてきて、石碑の前で拝んでるときも耳元でブーンと。その羽音が結構低音で、まるでお経のように聴こえてきてちょっと怖かった~。

雲ヶ岩(紫雲賀岩)。

さらに先へ進むと、昔、法道仙人がこの地で修行中、紫の雲に乗った毘沙門天がこの岩の上に現れたと言い伝えのある雲ヶ岩が。

雲ヶ岩を抜け、足場の悪い急な坂を下っていくと、拝殿らしき建物が見えてきた。


こちらの拝殿の手前には管理人の方が。
御朱印やお守りなどが売られていた。

六甲比命大善神社神戸市灘区六甲山町北六甲
御祭神:瀬織津姫(別名、弁財天・六甲姫)
”ヒメさん”と呼ばれ親しまれている神さま。

こちらの神社にはご神体が二カ所あり、拝殿横の岩との隙間を通り抜けたところにある磐座がその一つ目。


一つ目の磐座。こちらが本殿。

岩と岩の間に守られるようにして祀られている。
なんとも言えない不思議なエネルギーを感じて、しばらくその場に立ち尽くした。

そして、もう一カ所が世界最大級・最古級ともいわれる”ウサギをかたどった”巨大磐座。


磐座がウサギの形をしている。


こちらが現物。


この辺がウサギの頭部分。


胴体部分。

形は…見えなくもないけど、なんといってもその大きさ!
百歩譲って、「これウサギっぽいよね」と思った当時の人々がとてもロマンチックで素敵。

さらに、坂を下ったところにあるのが「心経岩」。

とにかくデカい!!
高さ5.5m 幅6.5m 重さ500t ってどんくらい!?


(先ほど、雲ヶ岩の時にも登場した)法道仙人が、その昔に経文を彫り刻んだ。
現在あるのは大正5年頃に再建されたもの。


このような小さな文字が、岩一面に彫られていた。

こちらの心経岩と、先ほどの仰臥岩・雲ヶ岩・六甲比命大善神(磐座)を含めて、
吉祥院多聞寺(神戸市北区)の奥の院」とされている。


謎多き瀬織津姫さま

御祭神の瀬織津姫さまは、<水の神・祓いの神>はたまた、ウサギや龍の化身ともいわれていて謎多き神さま。


神社で購入させていただいた冊子。

こちらの「瀬織津姫さまのご神託」は、六甲比命大善神社の管理人の大江幸久さんが書かれた、瀬織津姫さまとのチャネリングで得たお話の一部をまとめたもの。皇室に関する話や、あの有名な”天の岩戸事件”についても触れている。

なぜ、天の岩戸なのか?

実は、神社を訪れた際に大江さんから、天照大御神に関する隠された秘密をさらっと聞かされてしまいw
かなりのショックを受けたのでした。

そのことについては、また別の機会に触れさせていただくとして。


あとがき。

御朱印のレパートリーは、<通常>と<大>の2種類。


今回いただいた御朱印は<大>バージョン。

ウサギや花びらが舞っていて可愛いらしくもあるけど、
下方には月と太陽の印、中央には勾玉が合体した陰陽太極図。
いろいろなメッセージ性も感じる。

六甲山の知る人ぞ知る神社。
場所が山深いところにあり、何ともいえない神秘的な雰囲気を帯びていて、一度訪れただけではその空気感を咀嚼するのは難しい。

単純にいえば、魅せられてしまった… というか。

”もっと知りたい。”

そう感じざるを得ない神社だった。


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