菊理媛命をたずねて
菊理媛命(くくりひめのみこと)といえば、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)夫婦が仲たがいした際に仲を取り持ったとされることから、<縁結びの神様>として知られている。
縁結びの神様だからというわけではなく(いや、ご縁もほしいけど!)、ある人の話がきっかけで菊理媛さまに興味を抱くようになり、祀られている神社を探すと兵庫県の<六甲山神社>が目に止まり、そちらに向かうことにした。
歴史のあるお茶屋さん。
移動は車で。普段から走り慣れている新名神高速道路を使い、神社がある六甲山山頂付近へと向かった。
境内に駐車場はあるものの、幅の狭い急勾配な道の先にあって停めづらいため、近くの「一軒茶屋」というお店に停めさせてもらった。
登山客にも人気のお茶屋さん。
駐車場はそれほど広くなく停められる台数も限られるので、行楽シーズンは避けた方が良さそう。
神社参拝の帰りに、こちらで甘酒を一杯いただいた。
菊理媛はいずこへ。
茶屋から歩くこと約10分。六甲山神社の鳥居が見えてきた。
”白山信仰”の神社で、白山の宮とも呼ばれている。
二の鳥居をくぐると、参道の左手に山之地大神と蛤稲荷のお社が。
どうして"しじみ"でも"アサリ"でもなく"蛤"なんだー!?
どういった神様なのかは不明。
菊理媛さまの別名が「白山比咩(しらやまひめ)」なので、こちらも菊理媛さまに関連のある観音さまだと思い、一応ご挨拶を。
手を合わせた瞬間、エネルギーがトクトク伝わってきた。
宮司さんは、こちらの観音さまを”十一面観音”とおっしゃってたかな。
雨乞いのために、六甲山南麓の越木岩神社の氏子さんたちにより設置された石の祠。昔から六甲山周辺は雨が少なかったとのこと。
ところで、お気づきだろうか?
菊理媛さまはいずこへ。
なんとまあ!普段は社務所の中にいらっしゃるんだって!(宮司さん談。)
ここまで来てお目にかかれないとは... 仕方なく社務所の外から、エアー参拝。
年に一回、神社でお祭りがあり、その時にお目見えするとか。
(確か2024年は9月9日だったはず。)
拝殿の正面の階段を下ったところに”お不動さま”がいらっしゃると宮司さんはおっしゃってたけど、ちょうど同行者がお腹痛い…と言い出すので、それは大変!ってことでこの日は早めに切り上げることに。
あとがき。
もちろん、御朱印もいただいた。(書置きのみ)
今回、菊理媛さまにご挨拶はできなかったけど、気さくな宮司さんにいろいろお話を聞くことができて、とても勉強になった。
山の中にあり、あまり名の知られていない神社で訪れる人も多くはなく、ゆっくりと参拝できる。
容易にはたどり着けない場所だけど、その分たどり着けた時の喜びはひとしお。
何より景色がいいし、空気もおいしい!
心身ともに浄化されるような神社だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?