大工の一日(整理整頓)
大工としての心がけ
私は大工の弟を一人親方として招き、工務店も経営しています。
(明治から4代続く工務店/祖父までは宮大工)
弟は大工歴20年になるので、スキルは歴相応として、工務店/職人としてスキル向上以外にも大切にしていることが3つあります。
現場の整理整頓(工具の手入れ・整理整頓)
お施主様・元請様とのコミュニケーション
デジタルに対応できる *職人の高齢化で苦手の方が多い
当たり前のように聞こえる内容ですが、住宅業界において、職人は一人親方で動いている方が多く、上記の3つを不得意とする職人を何人も見てきました。お施主様としては、現場が汚いよりはキレイな方が安心するし、声をかけづらそうな職人よりは挨拶してくれる職人の方が安心します。大手ハウスメーカーや大手ゼネコンの職人は教育体制・管理体制がしっかりしているので現場の整理整頓もできていることが多いですが、リフォーム・リノベーションの場合、会社によって職人のスキルやコミュニケーション力、現場の整理整頓レベルには大きな差があります。
現場の整理整頓
一般的に、デスクワークする人のデスク周りが整理整頓できている場合と、できていない場合で、どちらの仕事がはかどるか?
シェフの厨房が整理整頓できている場合と、できていない場合で、どちらの方が衛生的で安心した食事ができるか?
職人も同様で、現場や工具が整理整頓できていると、現場作業の効率性や安全性、仕上がりの丁寧さが変わってきます。
お施主様の安心感や満足感をイメージしながら現場作業する職人と、日当手当のために自己中心的に作業をしている職人では明らかに仕上がりに差が出ます。そこまで考えて作業をしている職人はどれくらいいるのだろう?そのことを指摘できる現場監督はどれくらいいるのだろう?
私は工務店家系の家柄なので、親からは「見えない背板に使う材質の良さで、モノの耐久性が向上する」と言われて育ったので、見えないところこそ大切だと思っています。しっかりした職人、安心できる職人、そのことを指導できる現場監督との出会いで家づくりへの安心が増すと思います。
上記は現場巡回した時の休憩時間中の現場写真です。
元請様からはどの職人よりもダントツで現場がキレイ、作業が丁寧と褒めていただけます。お施主様のお子さんとも仲良く話したりもするので、お施主様からも喜んでいただくことがあります。
SUVACOに登録している専門家には、現場監督が率先して職人と現場の品質管理・整理整頓などを話し合う定例会を実施している工務店もあります。岡庭建設さんのインタビュー記事。
最初は気づけない施工体制
専門家選び・プランニングはうまく進んでいても、後から発生しやすいのが現場トラブル、、、施工体制がしっかりした専門家であれば対応力も良いですが、工事が始まる前にその施工体制の良し悪しには気づけないことがほとんどです。。
SUVACOは、紹介して終わりではなく、プランニング中・工事中の困った時にもセカンドオピニオンでサポートしています。
SUVACOでは、お客さまが大切にしている価値観にぴったり合う専門家を紹介し、おつなぎしております。工事完成までずっとフォローするので安心して楽しみながら家づくりができます!
ステキなハコ(住まい) ステキなコト(暮らし) SUVACOと
SUVACO株式会社 会田敦史
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