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父からの手紙 from 地球のどこか-44

7/9 ツェルマット①
7/9(火)6:00 起床 天気:晴れ
今日はかなりハードな一日と
なりそうなので早めに起床。

7:35 ホテルを出発し
8:15 ティーシュに到着。

ツェルマットは車の乗り入れが
禁止されている街で
手前のティーシュまでしか車で行けない。

ティーシュに到着すると
前方に通行禁止のゲートが現れ
自動的に有料パーキングに入って行く。

有料パーキングに入らない場合は
ゲート前のロータリーで
Uターンすることになる。

パーキングの2階が
電車の駅になっていて
そのままティーシュからツェルマットまで
電車で行くことが出来る。

8:34 ティーシュの駅で往復キップを
半額カードで購入し8:40の電車に乗る。

ツェルマット行き電車
ツェルマットの街

9:00 ツェルマットに到着。
駅前のインフォメーション・センターで
ツェルマットの地図と
日本語のガイドブックをもらい
クローズしているハイキングコースの
有無を確認。

(シャモニーでは確認を怠りえらい目にあった)
一部雪道があるが全コース問題ないとのこと。

9:25 キオスクで板チョコを購入。
これが安くて意外とおいしい。

9:28 ゴルナグラード行きの
登山電車のキップを購入し

登山電車の切符

9:40発の電車に乗る
10:15 ゴルナグラードに到着。
10:23 お母さんがギフトショップで
セール中の水筒を見つけ購入。

ゴルナグラードから見るマッターホルン、
モンテ・ローザ、グレンツ氷河、
その他多くの氷河群は
筆舌に尽くしがたい見事さ、
すごいの一言、いや二言。

グレンツ氷河

間違いなく冥土へのお土産になる。
ここで11:35まで景色を眺め
写真を撮りいよいよトレッキング開始だ。

今日のトレッキングは
ゴルナグラードから麓のツェルマットまで
標高差1500m、距離にして14kmを
歩いて下ろうという途方もない計画だ。

トレッキングガイドには4時間の行程とある。
マッターホルンと氷河群の
絶景を眺めながらのトレッキングだ。

途中で疲れてギブアップする場合は
登山電車の途中駅まで歩けば
電車で下山することができる。

ゴルナグラードから
雄大な景色を眺めながらゆっくり下山し
約1時間後にローテンボーデンに到着。

ここでお昼にする。
メニューはサラミ、チーズ、
トマトのサンドイッチ、バナナ、リンゴ、
ヨーグルト、ゆで卵。

マッターホルンを見ながら昼食

ローテンボーデンから
リッフェルベルグまで更に1時間。

リッフェルベルグでは残念ながら
湖に映る逆さマッターホルンを
見ることができなかった。

リッフェルベルグ

逆さマッターホルンは
湖面が鏡のようになっていないと難しい。

リッフェルベルグから30分ほど行くと
道が二手に分かれ
標識はどちらの道もツェルマットに
行くようになっている。

一方の道は緩やかな迂回コースで
もう一方の道は急な坂道を下っていくコースだ。

急な坂道を選択して
この道を下り始めると
とんでもない目も眩むような
断崖絶壁をジグザグに下るコースだ。

急坂コース

下を見ると90度近くの壁に沿った道が見える。
しかも周りには誰もいない。

慎重に急な坂を下って行くと
日本人と思われる65歳前後の夫婦と
出会いしばし立ち話。

この断崖のコースは
名だたる絶景ルートなのだそうだが
疲れたので一休み中とのこと。

カナダに住んで40年以上になり
3年前に退職してあちこちを
回り歩いているそうだ。

落ち着いて周りを見渡すと、滝が流れ落ち
目の前にはマッターホルンがあり
確かに見事な絶景だ。

無事に断崖を下り
ひたすらツェルマットを目指すが
更に人影は少なくなり
おまけに見通しのきかない森林コースに入っていく。

さすがに人影のない森の中の道は不安になるが
時々山小屋風のホテルや民家が現れるので
ツェルマットの標識を信じてひたすら進む。

ついにツェルマットの街に到着。
お母さんは最後まで頑張りました。
お見事。

ツェルマットの街でスイスの牛乳でできた
アイスクリームを食べる。

ツェルマットの街

17:48 更に喉の渇きを癒すために
駅前のCoopでコーラを買って歩きながら飲む。

18:00発のティーシュ行き電車に乗り
駐車場に到着。

ナビは「衛星をロスト」しっ放しだが
19:30 ホテルに無事到着。
今日は忘れがたい一日となりました。

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