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月報Okishima Life 2021.11 対話で伝える大切さ

秋になりました。

辺りの景色はだんだんと赤く色づいて秋らしい模様になってきました。

この時期になると、無性にお花見広場まで登りたくなります。今年も時間を見つけて登ってきました。程よい日差しと風がやっぱり気持ちいい。

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登山口手前からの港一望がけっこう好き。おすすめ。

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やっぱり、ハンモックを張ってしまう。

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下に降りてきても秋を感じられる場所はたくさん。

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うちの目の前の桟橋もいいね。

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この頃の雲は優しい表情してます。

シンプルに秋はいいですね。穏やかなひと時もより穏やかに感じます。

そんな11月ですが、沖島での普段の活動と並行に、沢山の経験をさせて頂きました。

一人前の漁師になったら自分が伝えていきたいことを再認識できた消費者教育プログラム。

各コースごとに分かれ市内の生産者を周り、生産者のこだわりや想いを取材・体験し知ることで、買い物とのつながりを考えようというプログラム。市内の小学生親子対象。

声を掛けて頂き、実行委員として関わらせて頂けることになったこちらのプログラム。同時に生産者の立場として"沖島や琵琶湖の漁業に関して”のお話をさせて頂く時間も頂けました。話をさせて頂いた後、沖島で集めてきたレイクグラスなどを使用し箸置きをみんなで作り、汀の精さんの湖魚盛りだくさんのお弁当を頂きました。

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つかもとプレゼンタイム。

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皆が作ってくれた箸置き。琵琶湖や沖島をイメージしてくれたのかな?

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汀の精さんの新鮮な湖魚や島で採れた野菜を盛り込まれたお弁当。

"漁師が日頃感じている実感や想いを乗せた湖魚をお届けすること"

将来一人前の漁師になれた際、やりたいことの1つです。

漁師によって第一線で向き合っている景色や環境は全く違います。その一人として、唯一無二の湖魚をお届けできればと思っています。

それを再認識できたとても貴重なプログラムでした。

対話で「伝える」ことの大事さも再認識できた。

沖島小学校オリエンテーリング

沖島小学校の皆さんが島内のお店を回り、インタビュー等で島の人たちと触れ合う時間。第1回目。

朝早くから通船を利用し通学されたり、運動会や文化祭で披露してくださる力強い沖島太鼓など、普段から見ていてすごいなーと尊敬していました。ただ、同じ沖島にいてもなかなか交流する機会は少ない…。

そんな事を日々思っていたので、今回小学校の授業の一環で行われたオリエンテーリングはすごく嬉しかった。

小学生の皆さんが民泊に訪れられ、上手に自己紹介や質問をしてくださり、また、しっかりと話を聞いてくださり、すごく貴重で楽しい時間を過ごすことが出来ました。これで沖島も安泰だなと思っちゃいました。

島外から来られている児童たちと僕は、同じような境遇。沖島のことや仕事について少しでも伝わっているといいな。

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生徒の皆さんがくれた訪問のお礼。大事な宝物ですね!

NO-MAご近所、動画なRADIO放送局

近江八幡旧市街地に特設されたラジオブース風スタジオにて、近江八幡に暮らしたり、関わったりしている人とのディスカッション等をお届け。

自分の活動や沖島のことを写真を織り交ぜつつ話しました。ホームタウンだからかとても居心地がよく話しやすかった。今回の収録は、地域の人に届けられる発信というのがとても魅力的だなと思った。地域の人に自分の活動や沖島のことを伝えられることで、身近な存在になって頂きたい。以前からも思っていたことなので、意識しつつ収録に臨ませていただきました。

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こんな感じのイケてるブース。

こちらから見て頂けますので、ぜひよろしければ!

対話だからこそ相手を見て的確に伝えられる。

これ大事だなと改めて感じた3連チャンでした。

これからもできる限り対話を通して伝えていければと思います。

12/1から解禁!エリ漁の手伝いをさせて頂いた。

矢印型の小型定置網漁業。魚の習性を利用し、ツボと呼ばれる部分に誘導し漁獲する漁法。

沖島のエリは3軒1グループで操業。数か月前からコツコツと準備をし、12月1日の解禁日を迎える。勉強させて頂きたく、ときたま準備を手伝いに行ってました。

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解禁数日前、網をはめる様子。

網はめの日は荒れで一日ずれたが無事に完了。船外機や普段の漁船など数隻で夜明けと同時に出航。水鳥たちがバタバタバタッと群れになって船を避け飛んでいく。エリが見え、バックには雪をかぶった壮大な比良山系、まっピンクに染まった景色に浮かんでるエリ一直線に全隻が向かう。その時の空気感が普段の出漁時とはまた違ってすごく心地よかったのは鮮明に覚えています。

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壮大な比良山系!

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小型の船を使用し、エリをかいくぐりながら作業をします。

この解禁直前の一連の作業を主に手伝いましたが、共に考え作業し、喜びや大変さを共感出来るチームでの漁もいいなと感じました。

その一方、大きな網を船に積み込んだり、琵琶湖の中に設置するエリ。かなり重労働でした。今後、若手の担い手不足が顕著に表れてくるだろうとも感じました。

12月はいよいよ漁に乗せて頂きます!

魚介類供養法要(蟲供養)

個人的には漁師を志す上で一番大事な行事だと思っています。日常の如く、沢山の命を頂き、生活が成り立っている。改めて考え感謝をさせて頂けるこの日は、すごく大切な日です。

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今年は西福寺さんにて。

少しずつ冬型の気候に変わってきた。

気候の影響で出漁できない日が増えてきました。出漁できない日は網の手直しをしたりする。研修以外の時間でも誰かが網の手直しをされていたら、それを手伝いに行ったりもする。人によって網の構成が違ったり、直し方が違ったりするので、すごく勉強になります。いろんな漁の話も聞けるのでありがたいです、、!

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出漁できてもこんなに波が穏やかな日は稀。カモメが来だした。

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みんなで足縄くくりをするところ。

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手伝った後に頂いた、砂糖を絡めたかき餅が抜群に美味しかった、、、。

今月も様々な湖魚を堪能しました。

冬に近づくにつれて脂がのって美味しい湖魚も増えてきました。沖引き網漁に入ってくる種類もガラッと入れ替わったりして、日々違った魚を味わえて贅沢な限りです、。

今月のラインナップは、鯉、カマツカ、カジカ、ハス、ホンモロコ!

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今月も大型の鯉を調理させていただきました。

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最高に綺麗な身。

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鯉の刺身。

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鯉のなめろう。

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鯉の餡掛け唐揚げ。

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鯉の子煮つけ(薄味)。

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鯉の子煮つけ(薄味)のお茶漬け。

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2種目はカマツカ。

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シンプルに塩焼きでガブリつきます!

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3種目はカジカ。

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大胆に味噌汁に入れてみた。汁に対しての比率が少なすぎたか。味は感じなかったが、身は美味しかった。

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4種目はハス。冬のイメージがハスになってる程、定番で美味しい。

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塩焼き。表面こんがり中ふんわり。これが美味しいんです。

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最後はホンモロコ。

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網焼きはほんとに贅沢極まりない。

ホントに美味しくて、飽きるような癖がない。毎日食べられて、感謝です。ごちそうさまでした。

民泊の活気も少しずつ戻ってきました。

お客さんとの時間が取りずらい日々が長く続いていましたが、ようやく少しは安心して一緒にご飯を食べたり出来るような状況になってきたように感じます。

完全に安心しきれる民泊になるのはまだ先になりそうですが、この調子で沢山の人を迎え入れられるまで戻れたら良いなと思います。

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今回はここまで

毎年恒例の沖島学区文化祭は例年同様作品展示やステージ発表をされたり、今回は映画観賞を開催されたり。ですが、今年は予定が合わずあまり見に行けず、、。片付け作業には間に合って、無事に開催&終了した様子を伺えてよかったです。。

来月は、ついにエリ漁解禁。

他にも、いろいろと出会いがありそうな予感。2021年ラストなので、いい締めくくりに出来ればと思います!

ではまた!

Ps.いただいたイチゴの苗を植えました。

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