スズキトモコ

ジュエリーデザイナー。 SUというジュエリーブランドをやっています。 3匹の猫(元保護…

スズキトモコ

ジュエリーデザイナー。 SUというジュエリーブランドをやっています。 3匹の猫(元保護猫)と暮らしています。

最近の記事

ひみつのねこ展

私は「SU」というジュエリーブランドをしています。 保護猫という存在を知ってから、保護猫カフェに来訪した際やうちにいる猫たちの里親になる際に保護主さんに譲渡金とは別に活動に役立てていただく寄付を個人的に少しずつしていました。 ブランドとしても何か寄付というかたちができないものかと数年前から漠然と考え始めました。 そんなとき、猫がきっかけのご縁ではないのですが、お仕事のかたわら保護猫活動をされている井上知さんと知り合います。 「こむぎねこ」「こむぎねこといつまでも」という書

    • 保護猫を迎える⑦〜2匹目を迎える〜

      初代猫のワタナベが24歳で旅立った後、「保護猫」の存在を知り、ご縁があり、当時推定3歳のミツコシくん(以下みーくん)の里親になりました。1年ほど経った頃あらたに保護猫をお迎えすることを考えはじめます。 いつかご縁があればいいな、と考えつつ、気になった猫ちゃんがいた場合は保護猫カフェに訪れたり、里親募集サイトを定期的にのぞく日々を過ごしていました。 そんなある日、里親募集サイトで気になる子を発見します。 ひっくりかえって寝ている写真。なんだかぶすっと媚びないお顔。 クスっと

      • 保護猫を迎える⑥〜引越しと心境の変化〜

        初代猫のワタナベを2年間の介護の後24歳で見送り1年ほど経ったころ、「保護猫」の存在を知り、保護猫のシェルターでご縁があり、推定3歳のミツコシくん(以下みーくん)の里親になりました。 みーくんとの生活がはじまって1年ほどが経った頃、我が家は引越しをしました。 引越し準備中の積み重なった段ボールにキャットタワーのように楽しくのぼるみーくん。人間たちは慌ただしくしながらもみーくんの環境がかわるので心配もしていました。 そして引越し当日。 荷物は引越し業者さんのトラックで運んで

        • 保護猫を迎える⑤〜環境に慣れてきたミツコシくん〜

          初代猫のワタナベを2年間の介護の後24歳で見送り1年ほど経ったころ、「保護猫」の存在を知り、初めてシェルターに行きました。 そこでご縁があり、推定3歳のミツコシくん(男の子)の里親になりました。 ミツコシくんとの生活がはじまりしばらくすると、すっかり環境に慣れてくれたようでした。 人間のほうは、名前を覚えてもらうためによく「ミツコシくん」と話しかけていましたが、いつの間にか「みーくん」と呼ぶようになっていました。 一緒に過ごす時間が増えてきてわかったことは、性格は穏やかで

        ひみつのねこ展

          保護猫を迎える④〜あたらしい家族〜

          初代猫のワタナベ(以下ワタ)を2年間の介護の後24歳で見送り1年ほど経ったころ、「保護猫」の存在を知り初めてシェルターに行きました。 そこでご縁があり、推定3歳の猫さん(男の子)の里親になることに決めました。 保護猫のシェルターで里親になることが決まり、移動のため猫ちゃんにキャリーに入ってもらいました。 とてもおとなしく、割とすんなりとキャリーイン。 車での移動中も鳴くことなく静かでした。 私たち人間は名前をどうしようと話し合っていました。 ライオンのような見た目だったの

          保護猫を迎える④〜あたらしい家族〜

          保護猫を迎える③〜この子の里親になりたい〜

          初代猫のワタナベ(以下ワタ)を2年間の介護の後24歳で見送った1年後、友人のご実家にいる猫ちゃんをお母様が入院の間あずかることになりましたが急遽キャンセルに。 猫への想いが募り保護猫のシェルターに行ってみることしました。 シェルターで猫たちと対面しながら回っていると、家族が気になった猫ちゃんについてスタッフさんに質問しました。 半長毛で淡い茶色の推定3歳の男の子。 スタッフさんがケージの扉を開けると、恐る恐る外の様子を伺いながらゆっくりケージから出てきました。 怖がらせな

          保護猫を迎える③〜この子の里親になりたい〜

          保護猫を迎える②〜初めてのシェルターへ〜

          初代猫のワタナベ(以下ワタ)を2年間の介護の後24歳で見送った1年後、友人のご実家にいる猫ちゃんをお母様が入院の間あずかることになりましたが急遽キャンセルに。 猫への想いが募り保護猫のシェルターに行ってみることしました。 シェルターに来店予約をし、持ち物をいろいろ準備しました。 施設によって条件は異なりますが、私が行った施設では、まず猫たちと対面。里親になりたい猫ちゃんがいた場合には申し出て、スタッフの方と面談します。その際に、住まいが集合住宅の場合にはペット飼育可の記載

          保護猫を迎える②〜初めてのシェルターへ〜

          保護猫を迎える①〜保護猫を迎えたいと思った理由〜

          初代猫のワタナベ(以下ワタ)を2年間の介護の後24歳で見送った1年後、友人のご実家にいる猫ちゃんをお母様が入院の間あずかることになりましたが急遽キャンセルに。 猫への想いが募り保護猫のシェルターに行ってみることしました。 「保護猫」という存在を知って感じたこと。 私の実家では歴代3匹の犬と暮らしていました。同時に多頭飼いしていたわけではなく、天寿を全うしたら新たに迎え、1匹ずつという感じでした。 MIX犬2匹と柴犬1匹。 幼かったので詳しい事情はよくわかりませんが、ご近所さ

          保護猫を迎える①〜保護猫を迎えたいと思った理由〜

          保護猫を知るまで⑨〜久しぶりの猫との生活?〜

          初代猫のワタナベ(以下ワタ)を2年間の介護の後24歳で見送り、無事にお見送りができたという安堵とともに、寂しさを覚えていたある日、友人のお母様が一緒に住んでいる猫ちゃんをお母様が入院の間あずかるという話になりました。 猫ちゃんの性格はさまざま。環境もかわるのでなるべく居心地よくいてもらいたい、そして友人のお母様の大切な家族。安全におあずかりをしなければという緊張感もありつつ、久しぶりの猫。とても楽しみでした。 さて当日、到着を自宅で待ちます。 普段仕事で帰宅が遅い家族も今

          保護猫を知るまで⑨〜久しぶりの猫との生活?〜

          保護猫を知るまで⑧〜初代猫「ワタナベ」の不在〜

          ひときわ小さく母猫のおっぱいを吸うことができず弱っていたところを保護したワタナベ(以下ワタ)。 健やかに年月を重ねた22歳の頃、腎臓病を患い2年の介護の後、家族に見守られながら旅立ちました。 ワタが旅立った後、大きな寂しさがありながらも家族で見送りができたこと、介護が終わったことにホッとした気持ちもありました。 なんといっても24歳という大往生、感謝の気持ちでいっぱいでした。 私たち家族の生活にはずっとワタがいたので、いなくなってしまった後には大きな存在感をより強く感じて

          保護猫を知るまで⑧〜初代猫「ワタナベ」の不在〜

          保護猫を知るまで⑦〜初代猫「ワタナベ」の旅立ち〜

          ひときわ小さく母猫のおっぱいを吸うことができず弱っていたところを保護したワタナベ(以下ワタ)。 その後大きな病気もなく過ごしかわいいおばあちゃん猫になった22歳の頃、突然の痙攣発作を起こし、病院へ。その後、痙攣発作は落ち着き腎臓病と付き合っていくことに。 ワタが初めて痙攣発作を起こし通院が始まってから2年が経ちました。 定期的に通院して腎臓の数値を確認しながら皮下点滴の量と頻度を決めていき、毎日を穏やかに自宅で過ごすという生活でした。 24歳になっていたので、人間でいうと1

          保護猫を知るまで⑦〜初代猫「ワタナベ」の旅立ち〜

          保護猫を知るまで⑥〜初代猫「ワタナベ」の介護〜

          ひときわ小さく母猫のおっぱいを吸うことができず弱っていたところを保護したワタナベ(以下ワタ)。 その後大きな病気もなく過ごしかわいいおばあちゃん猫になった22歳の頃、突然の痙攣発作を起こし、病院へ。その後、痙攣発作は落ち着き腎臓病と付き合っていくことに。 毎日の投薬と定期的な病院での診察と皮下点滴というリズムが整ってきた頃、ゆるやかにワタの食が細くなっていきました。 療養食を準備して与えてみたりしましたが、ワタは食の好みがはっきりしていて、ウェットよりカリカリが好きだったこ

          保護猫を知るまで⑥〜初代猫「ワタナベ」の介護〜

          保護猫を知るまで⑤〜初代猫「ワタナベ」と腎臓病〜

          ひときわ小さく母猫のおっぱいを吸うことができず弱っていたところを保護したワタナベ(以下ワタ)。 その後大きな病気もなく過ごしかわいいおばあちゃん猫になった22歳の頃、突然の痙攣発作を起こし、病院へ。薬の副作用と思われる歩行困難に見舞われましたがお薬をかえたことで再び歩くことができるようになりました。 発作を抑える薬が効いていたのか、腎臓病の薬をはじめたこともよかったのか、発作はほとんど起こらなくなり、徐々に発作を抑える薬は減薬していき、ついには断薬に成功して腎臓病に集中する

          保護猫を知るまで⑤〜初代猫「ワタナベ」と腎臓病〜

          保護猫を知るまで④〜初代猫「ワタナベ」と2つめの病院へ〜

          ひときわ小さく母猫のおっぱいを吸うことができず弱っていたところを保護したワタナベ(以下ワタ)。 その後大きな病気もなく過ごしかわいいおばあちゃん猫になった22歳の頃、突然の痙攣発作を起こし、病院へ行き、お薬を飲み始めた頃歩行が困難になりました。 時折起こる痙攣発作をのぞけば、気持ちはしっかりしている様子。 ただ足だけが思うように動かないという印象でした。 2回目の通院日、現在の症状をお医者さまに相談したところ、足のふらつきは薬の副作用の可能性が高いとのこと、ただ、慣れてい

          保護猫を知るまで④〜初代猫「ワタナベ」と2つめの病院へ〜

          保護猫を知るまで③〜初代猫「ワタナベ」と病院へ〜

          ひときわ小さく母猫のおっぱいを吸うことができず弱っていたところを保護したワタナベ(以下ワタ)。 その後大きな病気もなく過ごしかわいいおばあちゃん猫になった22歳の頃、突然の痙攣発作を起こしました。 夜間診療をしていただける動物病院に連絡をし、ワタを連れて行きました。 お医者さまの見立てでは加齢によるてんかん発作ではないかとのこと。 血液検査をしたところ、腎臓の数値がとても悪い。。。 ワタがあまりにも健康に育ってくれたため、人間たちは知識不足でしたが、猫は腎臓病を患うことが

          保護猫を知るまで③〜初代猫「ワタナベ」と病院へ〜

          保護猫を知るまで②〜初代猫「ワタナベ」の異変〜

          ひときわ小さく母猫のおっぱいを吸うことができず弱っていたところを保護したワタナベ(以下ワタ)。 あたたかいところで看取ろうと思っていたところとっても元気に成長し、大きな病気もなくかわいいおばあちゃん猫になりました。 22歳を超えたある日、ベッドで寝ていたワタが突然痙攣発作を起こしました。 発作中に失禁をして本猫は体が勝手に動くことにびっくりしている様子。 夜だったので人間たちも一緒にいるタイミングで、はじめてのことに動揺しました。 発作が治まった頃、ワタは少しぐったりして

          保護猫を知るまで②〜初代猫「ワタナベ」の異変〜