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保護猫を知るまで⑥〜初代猫「ワタナベ」の介護〜

ひときわ小さく母猫のおっぱいを吸うことができず弱っていたところを保護したワタナベ(以下ワタ)。
その後大きな病気もなく過ごしかわいいおばあちゃん猫になった22歳の頃、突然の痙攣発作を起こし、病院へ。その後、痙攣発作は落ち着き腎臓病と付き合っていくことに。

毎日の投薬と定期的な病院での診察と皮下点滴というリズムが整ってきた頃、ゆるやかにワタの食が細くなっていきました。
療養食を準備して与えてみたりしましたが、ワタは食の好みがはっきりしていて、ウェットよりカリカリが好きだったこともあり、好みのものがみつかってもすぐに食べなくなってしまうことを繰り返していたので、いろいろな種類を準備していました。

体は細くなっていたけれど、ゆっくりと自分で歩きトイレもできていました。
しかし腎臓病は少しずつ進行し、定期的な通院時の皮下点滴では足りなくなり、お医者様に容量など指導のもと、いよいよ自宅で自ら点滴をすることになりました。

最初のひとさしはさすがに緊張しましたが、ワタが比較的おとなしくしてくれていたおかげで回数を重ねるごとに慣れてきました。
決まった時間に家族がワタをテーブルの上で動かないように抑え、私が針を刺し点滴を落とす。最初は点滴を持って対応していましたが、そのうち壁にフックをつけて点滴をぶら下げるようにしました。

体力が落ちてきていて、眠る時間がだんだん長くなってきて、トイレに間に合わないことも出てきました。
そこで昼間留守にするときはオムツにして、帰宅したらオムツをとるようにしていました。

ワタは人間が帰宅すると必ずお迎えに来ていましたが、この頃からお迎えがなく寝入っていることも増えて来て、帰宅するとすぐにワタが寝ているところを探して息をしているのを確認して安堵する、という習慣ができました。

腎臓病の進行とともに皮下点滴の頻度は増えていき、ワタは少しずつ体力が落ちて歩くのが億劫になってきているようでしたが、穏やかに日々を過ごし、痙攣発作が出てから2年が過ぎようとしていました。

続きは次回。

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