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部屋干し&生乾き臭とサヨナラ!洗濯ブラザーズが教えてくれた梅雨でも洗濯が楽しくなる方法。


「なんか、くさい…」

朝、階段から降りてきた夫が一言。
朝の第一声が「おはよう」ではなくなるのがこの梅雨の時期。

階段から降りると、一直線にサンルームがある我が家。朝から生乾きのにおいに包まれる日々の始まりだ。



洗濯物が干してある部屋に行くと、たしかに「なんかくさい」のだ。

どれがくさいって特定できればいいのだけど、それがわからない。
警察犬のように、一枚ずつくんくんと衣類に鼻を当てて、においの元を特定しようと思うのだが、どれもくさくはない。
でもその空間にいると確かににおう。一体なんなのだ。

1枚の衣類だと感知できないにおいが、集合することによってこんなにも耐え難いにおいを発するのか。

くさいくさいと夫と首を傾げながら、エアコンのドライ機能に頼ったり、酸素系漂白剤につけてみたりと、いろいろと試行錯誤をする中で見つけたのがこの本。

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洗濯ブラザーズ。

なんか陽気な感じがしてイイ。

そして、裏の帯に目がいく。

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部屋干し臭がなくなるって、ほんと??

夫はワイシャツをほとんど着ないので、アイロンもクリーニング屋さんもあまりお世話にはなってない。

柔軟剤は香りがきつすぎるのでそもそも使ってない。

でも部屋干し臭だけは、どうしたらいいかわからないし、耐えられない!

これは買うしかない!!と思って、翌日には書店に行き、一気読みしました。

読んでみて久しぶりに、目から鱗って言葉を使いたくなった。

毎日やってる家事なのに、知らないことってまだまだあるな…って、ふと空を見上げたくなる、そんな一冊でした。


わたしが衝撃を受けたポイントを3つ抜粋してお伝えします。


1.晴れの日は洗濯日和ではない


晴れの日が待ち遠しいのは、洗濯物がよく乾くから。
子供の汚れ物と格闘するお母さんたちの共通の思いじゃなかろうか。

ところがびっくり。
洗ブラ(洗濯ブラザーズの略)のおすすめは部屋干し。
晴れでも雨でも部屋干し。その方が衣類へのダメージが少ない。
衣類が紫外線を浴びると、濃い色のものは色落ちの原因に。
花粉やPM2.5も部屋干しなら、心配ないわけだ。


2.臭いの元はモラクセラ菌


えっ、部屋干ししたらくさいじゃん…!
わたしもそう思ってました。
でもそれは、ちゃんと洗濯で汚れが落とせてないからなのだそう。

モラクセラ菌という雑菌が、増えたり残っていることによって臭くなる。

モラクセラ菌の栄養は水分。つまり湿気との闘い。
効率的な乾かし方のポイントは、湿度と温度と風。
サーキュレーター、除湿機を使ってその環境を作り上げるのだそう。
乾燥の目標タイムは5時間!

3.全自動では汚れは落ちない


洗濯槽に洗濯物を入れて、洗剤を注入口に入れて、スタートボタンをピッ。
全自動の縦型洗濯機なら、こんな風に洗いますよね。わたしもそう。
でも、コレじゃダメなんだって…!

洗ブラおすすめのやり方は

1、先にたっぷりの水を張る
2、そこに洗剤を入れて軽く泡立てる
3、最後に洗濯物を入れる

衣類に水が降りかかるのは、大きなダメージなんだそう。
先に水と洗剤を混ぜておくことで、生地へのダメージが軽減されるとのこと。

暮らしにまつわること、例えば料理や片付けや掃除の仕方などは、本やテレビなどで紹介し尽くされてる気もするけど、洗濯の仕方の本って、わたしは今まであまり出会ったことなかった。

衣食住に関していえば、「食」と「住」は重要視されてる気がするけど、「衣」ってファッションっていう面だけにフォーカスされて、その取り扱いやメンテナンスまではなかなか意識が向いてなかったように思う。

でも、直接肌に触れる、毎日自分を包んでくれる衣服は、自分を表現する手段であると同時に、寒さや暑さから自分を守ってくれるものでもある。

そんな「衣」にもっと気を使いたいなと思った。

洗濯ブラザーズの3人は、洗濯のプロというだけあって、その技術も知識も深い。劇団四季やシルクドソレイユなどの、有名アーティストの衣装クリーニングもしているらしい。

そんな彼らがあとがきでこんな風に語っている。

日本では食やコスメに関しては、オーガニックや自然派に対する意識が高いけれど、洗濯に関しては情報もアイテムも少なすぎると考えています。その現状に風穴をあけたいという意気込みもありました。
そして、何よりも、地味な洗濯、それをハッピーなものに変えたいのです。365日、生きてる限り、誰もが洗濯を繰り返し行います。それは暮らしのなかに必ずあるもので、家族を支えるもののひとつだと思います。
洗濯が楽しくなれば、ささやかかもしれませんが、一日の幸福度が違ったものになるのではないでしょうか。

毎日行うものだからこそ、適当になってしまう。おざなりになってしまう。

だけど、そういった繰り返しの中にこそ、自分の暮らしをハッピーにするきっかけが見つかるのかもしれない。

とりあえずは、明日からの洗濯が楽しみで仕方がない日曜日の夜です。



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